「やりたいこと」より「売れること」を優先した方がうまくいく理由

起業を考え始めたとき、ほとんどの人が最初にこう考えます。

  • 自分は何がやりたいんだろう
  • 好きなことで起業したい
  • やりがいのあることを仕事にしたい

とても自然で、とても大切な感情です。ですが、はっきり言えることがあります。

起業初期に「やりたいこと」を最優先した大学生ほど、うまくいかずに止まりやすい

これは根性論でも、夢を否定する話でもありません。よくある話です。今回はこの辺りについて書いていきますので、何のビジネスをやろうか悩んでいる人は是非読んで下さい。


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「やりたいこと」は悪くない。ただ“順番”がある

まず誤解してほしくないのは、

  • やりたいことを持つのは悪い
  • 好きなことは仕事に向かない

という話ではありません。問題はただ一つ。

「順番」を間違えると、やりたいことが一生できなくなる

という点です。


なぜ「やりたいこと」優先だとうまくいかないのか?

起業する際に「やりたいこと」を最優先すると、ほぼ必ず次の壁にぶつかります。

  • 誰もお金を払ってくれない
  • 共感はされるが、売れない
  • 続けられない

これは、能力や努力の問題ではありません。市場の構造です。


理由①「やりたいこと」は、需要があるとは限らない

やりたいことは、あくまで自分の内側から生まれた欲求です。一方、売れるものは、

  • 誰かの困りごと
  • 誰かの不安
  • 誰かの面倒

という、他人の問題から生まれます。この2つは、一致するとは限りません。やりたいことをそのまま事業にすると、

  • 想いはある
  • ストーリーも語れる
  • でも、払う理由がない

という状態になりがちです。


理由②「売れない状態」は、精神的に耐えられない

起業で一番きついのは、

  • 忙しいこと
  • 大変なこと

ではありません。

「頑張っているのに、1円も生まれない状態」

です。やりたいことを優先して、

  • 発信しても反応がない
  • 作っても売れない

この状態が続くと、

  • 自信を失う
  • 判断が鈍る
  • 行動が止まる

という流れに入ります。下手したらうつ病になる事もあるかもしれません。

結果として、

やりたいこと自体を嫌いになる

という、最悪の結末を迎えるケースも少なくありません。


「売れること」を優先すると、何が起きるのか?

一方で、起業初期に「売れること」を優先した人は、まったく違う道をたどります。


変化①「お金=感謝」だと体感できる

売れる経験をすると、初めて分かることがあります。

お金は、奪うものではなく「ありがとう」の形だということ

たとえ少額でも、

  • 自分の行動で
  • 誰かの課題が軽くなり
  • 対価としてお金をもらえた

この体験は、起業家としての軸を一気に安定させます。


変化②「判断基準」が明確になる

売れることを優先すると、

  • 何が評価されるか
  • 何が不要か

が、数字で分かります。

  • 反応がある
  • お金が動く

この事実は、

  • 迷い
  • 妄想
  • 思い込み

を一気に削ぎ落とします。結果として、

感情ではなく、現実で判断できる

経営者に近づきます。


変化③「やりたいこと」に近づく選択肢が増える

ここが、最も重要なポイントです。売れることを優先すると、

  • お金が残る
  • 時間に余裕が出る
  • 信用が積み上がる

この3つが揃います。

すると、

  • 新しい挑戦ができる
  • やりたい企画に時間を使える
  • 売れない実験もできる

つまり、

「やりたいことをやれる余地」が生まれる

のです。


実は多くの成功者も「売れること」から始めている

よく誤解されますが、多くの経営者は、

  • 最初から理想の事業
  • 最初からやりたいこと

をやっていたわけではありません。多くの場合、

  1. まず売れることをやる
  2. お金と信用を作る
  3. 徐々に軸を寄せていく

という順番を踏んでいます。


起業でよくある勘違い

  • 最初から一本の軸でいかなきゃいけない
  • ブレたら負け
  • 好きじゃないことはやる意味がない

これは、起業初期には当てはまりません。起業初期は、

「生き残るフェーズ」

です。理想は、生き残ってからでも遅くありません。起業して1年以内に廃業する確率も高いのが現状です。


「売れること」を優先する=魂を売る、ではない

ここで、よく出てくる不安があります。「売れることを優先したら、やりたくないことをやることになるのでは?」結論から言うと、

短期的には、多少あります。

ですが、それは、

  • 自分を偽る
  • 嘘をつく

という話ではありません。


正しい捉え方

  • 今の自分が提供できる価値で
  • 今、困っている人を助ける

これだけです。これは、

  • 誰かの役に立つ
  • 自分の経験値が上がる

という、健全な行為です。


起業でおすすめの考え方

起業では、この順番を強くおすすめします。

  1. 売れることを一つ作る
  2. 売れる理由を理解する
  3. 徐々に「やりたい方向」に寄せる

この順番を踏めば、

  • 起業が苦しくならない
  • 自分を嫌いにならない
  • 続けられる

という状態を作れます。


まとめ|やりたいことは「守るもの」、売れることは「進む力」

やりたいことは、とても大切です。でも、起業初期においては、

やりたいことは「守るもの」売れることは「進む力」

です。進む力がなければ、守るものも守れません。売れることを優先するのは、夢を諦めることではありません。夢にたどり着くために、一番現実的なルートを選ぶことです。起業して長く、強く、続いていく人は、

  • 夢を語れる人
    ではなく
  • 現実を直視しながら、夢に近づける人

です。まずは一つ、「売れること」を作りましょう。そこから先に、あなたの「本当にやりたいこと」が、
現実的な選択肢として見えてきます。頑張っていきましょう。

そして、まずは色々な情報を集めてみて下さい。色々なビジネスの資料請求ををして見てみる事も1つ。そうすれば、あなたの進むべき道や、ビジネスのアイデアも見えてくるかもしれません。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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