「売り込む営業」をしなくていい理由

大学生起業に興味を持った瞬間、
多くの人がこう思います。

「起業したら営業しないといけないよね…」
「売り込むの、正直めちゃくちゃ苦手…」
「友達に営業とか無理なんだけど…」

結論から言います。

大学生起業では、「売り込む営業」をする必要はありません。
むしろ、売り込もうとすればするほど、
うまくいかなくなります。

これは精神論ではなく、
構造の話です。


なぜ「営業=売り込むもの」だと思ってしまうのか

この誤解は、ほぼ全員が持っています。

・営業=電話
・営業=押す
・営業=説得
・営業=断られる

テレビや漫画、ブラックな営業体験談の影響で、
「営業=嫌なもの」というイメージが刷り込まれているのです。

しかし、それは
会社員の営業
の話です。

大学生起業の営業は、
そもそも前提が違います。


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大学生起業で「売り込む営業」が合わない理由

理由① 大学生は「信用」で勝負できない

大学生起業では、

・実績が少ない
・知名度がない
・肩書きが弱い

この状態で売り込もうとすると、
どうなるか。

・警戒される
・比較される
・断られる

当然です。

信用がない状態で売り込む行為は、
自分から不利な土俵に立つこと

になります。


理由② 売り込まれたい人はいない

冷静に考えてみてください。

あなたは、
売り込まれて何かを買いたいですか?

ほとんどの人は、
こう思っています。

「自分で納得して決めたい」
「必要なときに選びたい」

大学生起業で売れない最大の理由は、
相手の決断プロセスを無視していること
です。


理由③ 売り込みは人間関係を壊しやすい

大学生起業の初期は、

・大学
・サークル
・友人
・知人

といった、
生活圏の人間関係
が主な接点になります。

ここで売り込みをすると、

・気まずくなる
・距離を取られる
・相談されなくなる

という、
取り返しのつかないダメージを受けます。

大学生起業で一番大事なのは、
人間関係を壊さないこと
です。


では、営業は何をすればいいのか?

ここで、
営業の定義を変えます。

大学生起業における営業とは、

「売ること」ではありません。
「判断を助けること」です。

これだけで、
営業の意味は180度変わります。


売り込まなくても売れる人がやっていること

① 相手の状況を整理している

売れている大学生起業家は、
こういう質問をします。

・今どんなことで悩んでいる?
・どこで止まっている?
・何が一番不安?

そして、
結論を急ぎません。

相手が
「自分の状況を理解できた」
と感じたとき、
初めて次の話ができます。


② 「買わなくていい理由」もちゃんと伝える

意外に思われるかもしれませんが、
売れている人ほどこう言います。

・今はやらなくていいと思います
・別の選択肢もあります
・今じゃないかもしれません

これを言える人は、
売ることより相手を優先している
と伝わります。

結果として、
信頼が生まれます。


③ サービスを「押さずに置いている」

売り込む人は、
サービスを「押し出します」。

売れる人は、
サービスを
そっと置きます。

・こんな選択肢があります
・必要なら、こういう形もできます
・合えば、一緒にやれます

選ぶのは、
常に相手です。


大学生起業で「売らない営業」が最強な理由

理由① 心理的ハードルが下がる

売られないと分かっている場所には、
人は安心して来ます。

・相談
・質問
・雑談

ここから、
自然に関係性が始まります。


理由② 紹介が生まれる

売り込まない人は、
こう言われます。

「無理に勧めてこなかった」
「話しやすかった」

この印象は、
紹介につながります。

大学生起業で最も強い集客は、
紹介です。


理由③ 自分のメンタルが削れない

売り込む営業は、
断られる前提です。

しかし、
売らない営業は、

・合わなかっただけ
・今じゃなかっただけ

という認識になります。

自分を否定されにくい
のが、最大のメリットです。


「売り込まない営業」を支えるのがHP

ここで、
ホームページの役割が出てきます。

HPがあると、

・自分で説明しなくていい
・相手が勝手に理解してくれる
・売り込む必要がなくなる

HPは、
静かな営業マン
です。

売らずに、
判断材料だけを渡してくれます。


売り込まなくていい営業の流れ(大学生起業版)

実際の流れを整理します。

  1. 雑談・相談が始まる
  2. 相手の状況を整理する
  3. 選択肢を並べる
  4. 「必要なら、こういう形もある」と伝える
  5. 判断は相手に委ねる

この流れで、
売れないなら縁がなかっただけ
です。

追いかける必要はありません。


「営業しなくていい」は「何もしなくていい」ではない

ここは誤解しないでください。

売り込まない=
何もしない
ではありません。

やるべきことは、
むしろ増えます。

・相手の話を聞く
・考えを整理する
・選択肢を言語化する

これらは、
高度なスキル
です。

ただし、
嫌われません。


大学生起業に向いている営業スタンス

最後に、
大学生起業に一番合う営業スタンスを言葉にします。

「一緒に考える人でいる」

これだけです。

・先生にならない
・成功者ぶらない
・売り手にならない

このスタンスを守れる人は、
自然と選ばれます。


まとめ|売り込まない方が、結果的に売れる

「売り込む営業」をしなくていい理由をまとめます。

  • 大学生起業は売り込みと相性が悪い
  • 信用がない状態で売ると不利
  • 売られる側は警戒している
  • 営業の役割は「判断を助けること」
  • 売らない人ほど信頼される
  • HPがあれば、さらに売らなくて済む

大学生起業で大切なのは、
売る力ではありません。

信頼される立ち位置を取れるかどうか
です。

売り込まなくていい。
追わなくていい。
説得しなくていい。

それでも、
ちゃんと必要な人には届きます。

その設計を作ることが、
大学生起業の正解です。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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