「クレジットカードって、本当に必要?」
「大学生だし、デビットカードで十分じゃない?」
起業を考え始めた大学生から、よく出てくる疑問です。
実際、現金やデビットカードで生活できている人ほど、クレジットカードの重要性を実感しにくい傾向があります。
しかし結論から言います。
起業を考えている大学生ほど、クレジットカードは“起業前”に作っておくべきです。
これは「お金を借りるため」ではありません。
**起業の初期フェーズをスムーズに進めるための“インフラ”**だからです。
なぜ「起業前」なのか?
最大の理由はシンプルです。
起業後は、クレジットカードが作りにくくなるから。
クレジットカードの審査では、
・安定した収入
・雇用形態
・信用情報
が見られます。
大学生や会社員のうちは、
「大学生」「アルバイト」「会社員」
という肩書きが、信用として機能します。
一方で起業後は、
・収入が不安定
・実績がない
・個人事業主扱い
になるため、審査が一気に厳しくなります。
つまり、
一番作りやすいタイミングが“起業前”
なのです。
起業初期にクレジットカードが必要になる場面
「でも、そんなに使う場面ある?」
と思うかもしれません。
実際には、起業初期ほどカードが必要になります。
① サーバー・ドメイン・ツールの支払い
起業初期に発生する支払いの多くは、
オンラインの月額課金です。
・サーバー代
・ドメイン代
・デザインツール
・業務管理ツール
これらは、
クレジットカード前提のサービスがほとんど。
デビットカード不可、
銀行振込不可、
というケースも珍しくありません。
② キャッシュフローを安定させられる
起業初期は、
・売上が立つ前
・入金が遅れる
・支払いだけ先に発生
という状況がよく起こります。
クレジットカードがあれば、
・今月使う
・支払いは来月以降
という時間差を作れます。
これは借金ではなく、
資金繰りを整えるための仕組みです。
③ 経費管理が圧倒的に楽になる
クレジットカードを使うと、
・支払い履歴が自動で残る
・何に使ったか分かりやすい
・後から整理しやすい
というメリットがあります。
起業初期は、
経費管理がぐちゃぐちゃになりがちですが、
カードを使うだけで管理コストが激減します。
「借金が怖い」人ほどクレジットカードを持つべき理由
大学生起業でよくあるのが、
「借金は怖いからカードは持たない」
という考え方です。
ですが、実は逆です。
カードを持たない方が、変な借金をしやすい
という現実があります。
・急にお金が必要
・カードがない
・高金利のサービスに手を出す
こうした流れにハマる人は少なくありません。
クレジットカードは、
・限度額が決まっている
・金利が比較的低い
・履歴が残る
という点で、
一番コントロールしやすい支払い手段です。
大学生がクレジットカードを作るメリット
大学生のうちに作ることで、
次のようなメリットがあります。
・審査に通りやすい
・年会費無料が多い
・利用額が少なくても信用が積み上がる
・将来のカード・ローンに影響する
特に重要なのが、
**「信用履歴(クレジットヒストリー)」**です。
毎月少額でもきちんと使い、
きちんと支払う。
これだけで、
将来の選択肢が増えます。
起業前にカードを作るときの注意点
ここで、重要な注意点も伝えておきます。
① 使いすぎない
クレジットカードは、
「後払い」なので使いすぎやすいです。
・限度額を低めに設定
・月の使用上限を決める
これだけで、リスクは大きく下がります。
② 生活費と起業費用を混ぜない
可能であれば、
・生活費用のカード
・起業用のカード
を分けると、管理が楽になります。
最初は1枚でもOKですが、
「何に使ったか分かる状態」
を意識してください。
③ リボ払いは使わない
これはかなり重要です。
リボ払いは、
・利息が高い
・残高が減りにくい
起業初期には、
絶対に向いていません。
一括払い・必要なら分割まで。
これをルールにしましょう。
クレジットカードは「攻め」の道具ではない
勘違いしてほしくないのは、
クレジットカードは
「一発逆転のための道具」ではない
ということです。
カードは、
・時間を買う
・管理を楽にする
・信用を積み上げる
ためのもの。
使い方を間違えなければ、
起業初期の強い味方になります。
まとめ|クレジットカードは起業前の「準備」
クレジットカードを起業前に作るべき理由をまとめると、
- 起業後は審査が厳しくなる
- 起業初期はカード前提の支払いが多い
- キャッシュフローが安定する
- 経費管理が圧倒的に楽になる
- 信用履歴を早く積み上げられる
クレジットカードは、
お金を使うためのものではなく、
起業をスムーズに進めるためのインフラです。
起業を考え始めた「今」が、
一番整えやすいタイミング。
未来の自分が困らないために、
準備として持っておく
この感覚を大切にしてください。
