ネットの起業情報を鵜呑みにしてはいけない理由

大学生起業を考え始めると、まず多くの人がやることがある。
それは「ネットで調べること」だ。

・起業 成功例
・大学生起業 稼ぎ方
・副業 最短
・誰でも簡単に月◯万円

検索すれば、情報は山ほど出てくる。
一見すると、起業は簡単そうに見えるし、
「この通りやればうまくいく」という答えも用意されているように感じる。

しかし、ここで強く伝えたい。
ネットの起業情報を、そのまま信じて行動することは、非常に危険だ。

それは、ネットの情報が嘘だからではない。
「前提条件」と「背景」が抜け落ちていることが多すぎるからだ。


ネットの起業情報は「一部の切り取り」でできている

ネットに出回っている起業情報の多くは、
成功の一部分だけを切り取って語られている。

・月◯万円達成
・自由な生活
・時間もお金も手に入った

しかし、その裏側にあるものは、ほとんど書かれない。

・失敗した期間
・うまくいかなかった試行錯誤
・何度も諦めかけた経験

特に大学生起業においては、
この「見えない部分」こそが、最も重要だ。

切り取られた成功だけを見ていると、
「自分ができないのは努力不足だ」
「もっと情報を集めなければ」
と、間違った方向に進んでしまう。


情報発信者の「立場」を考えていない

ネットの起業情報を発信している人には、必ず立場がある。

・情報商材を売りたい人
・スクールに誘導したい人
・広告収益を得たい人
・自分を大きく見せたい人

これは悪いことではない。
問題は、その立場を理解せずに情報を受け取ってしまうことだ。

例えば、
「誰でも簡単に稼げる方法」が紹介されていたとする。

本当に誰でも簡単なら、
その方法はすぐに価値がなくなる。

それでも情報として出回っている理由は、
別のところに収益構造があるからだ。

大学生起業では、
「この情報は、誰が・何のために発信しているのか」
を必ず考える必要がある。


成功者の真似が、そのまま通用するとは限らない

ネットには、成功者の体験談が溢れている。

・この方法で成功した
・この考え方が正解だった
・これをやれば伸びる

しかし、ここに大きな落とし穴がある。

成功者の多くは、
「自分だからうまくいった理由」を言語化できていない

・スタートした時代
・持っていたスキル
・環境
・人脈
・運

これらが違えば、
同じ行動をしても、結果はまったく変わる。

大学生がそのまま真似をしても、
うまくいかないのは当然だ。


ネット情報は「最短ルート」に見えて、遠回りになる

「最短で稼ぐ」
「遠回りしない起業」

こうした言葉は、とても魅力的だ。

しかし、大学生起業において
本当の近道は存在しない。

ネット情報だけを信じて進むと、
・方法をコロコロ変える
・一つのことを続けられない
・結果が出る前に諦める

という状態になりやすい。

結果として、
時間だけが過ぎ、何も残らない。

これは、
情報を信じすぎた人が最も陥りやすい失敗だ。


「再現性がある」と書いてあるほど、疑うべき

ネットではよく、
「再現性が高い」
「誰でもできる」
という言葉が使われる。

だが、本当に再現性が高いなら、
なぜ全員が成功していないのか。

再現性があるように見える情報の多くは、
・条件が限定されている
・実行までのハードルが高い
・途中で脱落する人が多い

という前提が隠されている。

大学生起業では、
「再現性」という言葉ほど、慎重に扱うべきものはない。


ネット情報は「結果」しか教えてくれない

ネットの起業情報は、
結果やノウハウは教えてくれる。

しかし、
迷ったときの考え方
失敗したときの向き合い方
続けられなくなったときの対処

こうした部分は、ほとんど書かれていない。

大学生起業で本当に重要なのは、
この「途中の思考」だ。

ここが抜け落ちた情報を鵜呑みにすると、
少しつまずいただけで、
「自分は向いていない」と判断してしまう。


ネット情報は「不安」を増幅させやすい

皮肉なことに、
情報を集めれば集めるほど、不安は増える。

・こんなに大変なのか
・失敗したらどうしよう
・自分には無理かもしれない

ネットには、
成功も失敗も極端な情報が多い。

大学生は、
そのどちらにも影響を受けやすい。

結果、
頭の中だけが忙しくなり、
行動が止まる。


起業は「知識ゲーム」ではない

ネットを見ていると、
起業は知識の勝負のように見える。

・知っている人が勝つ
・知らない人は失敗する

しかし、現実は違う。

起業は、
行動と修正の繰り返しだ。

・やってみて
・失敗して
・考え直して
・もう一度やる

このサイクルを回した人だけが、
前に進む。

どれだけ情報を知っていても、
動かなければ何も始まらない。


本当に信頼できる情報は「現場」にある

大学生起業で役に立つ情報は、
検索結果の上位にはない。

・実際に動いてみた感覚
・失敗したときの手応え
・人と話したときの反応

これらは、
行動した人だけが手に入れられる情報だ。

ネットは、
あくまで参考資料。

答えをくれる場所ではない。


ネット情報との正しい付き合い方

では、ネットの起業情報は一切見るな、という話か。
それは違う。

大切なのは、
・鵜呑みにしない
・前提を疑う
・今の自分に合うかを考える
・すぐ試す前提で使う

この姿勢だ。

情報は、
「行動の材料」として使うもの。
「行動の代わり」にしてはいけない。


大学生起業で一番危険なのは「考えた気になること」

ネットの起業情報は、
考えた気にさせてくれる。

しかし、
考えた気になることと、
前に進むことは別だ。

大学生起業で一番もったいないのは、
情報だけを集めて、
何も残らない時間を過ごすこと。


情報よりも、経験を信じてほしい

このページを読んでいるあなたは、
すでに十分な情報を持っている。

これ以上必要なのは、
新しいノウハウではない。

一つの経験だ。

小さく動き、
小さく失敗し、
そこから学ぶ。

大学生起業は、
情報に強い人が勝つ世界ではない。

経験を積んだ人が、確実に前に進む世界だ。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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