大学生起業を考え始めると、
こんな誘惑に必ず出会います。
- 「今はお金がないけど、分割なら払える」
- 「リボなら月々少額だから大丈夫」
- 「自己投資だから問題ない」
一見、合理的に見えるこれらの選択。
しかし、はっきり言います。
リボ払い・分割払いは、大学生起業にとって極めて相性が悪い。
場合によっては、起業そのものを壊します。
この記事では、
「なぜリボ・分割が危険なのか」を
金利の話だけで終わらせず、起業の構造として解説します。
なぜ大学生起業ほどリボ払いに引っかかりやすいのか
まず前提として、
大学生起業を考えている人はリボ払いと相性が悪い条件が揃っています。
- 収入が不安定
- 将来の見通しが立っていない
- 「今が踏ん張りどころ」と思いやすい
- 自己投資という言葉に正当化されやすい
ここに、
月々3,000円から
今始めないと遅れる
という言葉が重なると、
冷静な判断が一気に難しくなります。
リボ払いの本当の怖さは「金利」ではない
よく言われるのは、
「リボは金利が高いから危険」という話です。
もちろんそれも事実ですが、
起業視点で一番怖いのはそこではありません。
一番の問題は「固定費化」することです。
起業初期に固定費が増えると何が起きるか
起業初期は、
収入が安定しないのが前提です。
そんな中で、
- 毎月必ず引き落とされる
- 金額は小さいが終わりが見えない
この状態が続くと、
起業にとって致命的なことが起きます。
① 判断が常に「お金基準」になる
- 今月これ以上使えない
- 失敗できない
- 早く稼がないとまずい
この思考に入ると、
起業に必要な検証・改善・遠回りができなくなります。
② 焦って「稼げそうな話」に寄っていく
固定費が重くなるほど、
人は短期的な利益を追い始めます。
- 再現性の低い手法
- 一発逆転系の話
- グレーな案件
これは能力の問題ではなく、
資金構造の問題です。
分割払いも本質は同じ
「じゃあ分割払いならいいの?」
そう思うかもしれません。
答えは、条件次第で危険です。
特に危ない分割払いの特徴
- 返金不可
- 解約できない
- 長期(12回以上)
- 起業の成果と無関係に支払いが続く
これらは、
起業の柔軟性を一気に奪います。
起業初期に一番大事なのは、
「いつでも方向転換できること」です。
「自己投資だからOK」という最大の罠
リボ・分割が正当化される最大の理由。
それがこの言葉です。
自己投資だから問題ない
確かに、
自己投資自体は重要です。
ですが、ここで問い直してください。
その支払いは、行動を変えるか?
- 今日やることは変わるか
- 明日アウトプットが増えるか
- 今週中に検証できるか
YESと言えないなら、
それは自己投資ではなく、安心を買っているだけです。
リボ・分割が起業を壊す「心理的な理由」
お金の問題は、
数字以上に心理に影響します。
① 常に頭の片隅に「支払い」がある
- 集中力が落ちる
- 判断が保守的になる
- 行動が小さくなる
② 失敗=即ダメージになる
- 失敗を避ける
- 挑戦を避ける
- 無難なことしかしなくなる
これは、起業において致命的です。
起業初期に「借金前提」で動く危険性
リボや分割を使う人ほど、
無意識にこう考え始めます。
稼げるようになれば返せばいい
この思考の危険な点は、
未来の自分に責任を丸投げしていることです。
起業初期の未来は、
誰にも保証されていません。
不確実な未来に、
確定した支払いを乗せる。
これが、構造的に危険なのです。
起業初期で許される「例外的な支払い」
とはいえ、
すべての分割・後払いが絶対NGというわけではありません。
例外として許容されやすい条件
- 金額が小さい
- 短期(2〜3回)
- 途中解約が可能
- 行動が即変わる
この条件をすべて満たして、
なおかつ冷静に判断できるなら検討余地はあります。
ただし、
「基本は使わない」が前提です。
起業初期のお金は「軽くしておく」が正解
大学生起業において、
一番の武器は何か。
それは、
身軽さです。
- いつでもやめられる
- いつでも変えられる
- 何度でも試せる
リボ払い・分割払いは、
この身軽さを確実に奪います。
まとめ:リボ・分割は「起業に向かないお金の使い方」
最後にまとめます。
- リボ払いは固定費化が最大の問題
- 分割も条件次第で同じ危険を持つ
- 金利より「判断力」を奪うことが致命的
- 自己投資という言葉で正当化しやすい
- 起業初期は身軽さが最優先
大学生起業は、
お金で加速するフェーズではありません。
まず必要なのは、
「何度でもやり直せる状態」を守ること。
リボ払い・分割払いは、
その最大の敵になり得ます。
