人から情報をもらうときに意識すべき姿勢

起業を考え始めた大学生にとって、
「人から情報をもらえるかどうか」
は、その後の成長スピードを大きく左右します。

・先輩起業家
・経営者
・社会人の知人
・コミュニティで出会った人

こうした人たちから話を聞ける機会は、とても貴重です。
しかし同時に、ここで姿勢を間違えると、一気に信頼を失うのも事実です。

実は、
「情報を持っている人」より
「情報をもらえる人」
のほうが圧倒的に少ないのです。

この章では、
情報を“与えてもらえる大学生”になるために意識すべき姿勢
を、起業の現場視点で詳しく解説します。


① 「教えてもらう前提」を捨てる

まず最初に、強く意識してほしいことがあります。

人は「教えてほしい人」には、あまり教えたくなりません。

これは意地悪ではなく、自然な心理です。

・丸投げされそう
・楽をしようとしている
・自分で考える気がなさそう

こう感じた瞬間、相手は距離を取ります。

情報をもらうときに大切なのは
「教えてください」
ではなく
「ここまで考えた上で、意見を聞きたい」
という姿勢です。

自分なりの仮説や考えを持っている人に対して、人は話したくなります。


② 事前準備をしているかどうかは、必ず伝わる

情報をもらう場面で、最も差が出るのが
事前準備をしているかどうか
です。

・相手の経歴を調べているか
・どんな分野の人か理解しているか
・なぜその人に聞きたいのか言語化できているか

これができていないと、質問はどうしても浅くなります。

「起業ってどう思いますか?」
「何から始めればいいですか?」

こうした質問は、一見素直に見えますが、
相手からすると
「何を話せばいいんだろう?」
と困ってしまいます。

準備している人ほど、質問が具体的で、会話が深くなります。


③ 「答え」をもらおうとしない

大学生起業でよくある失敗が、
答えをもらおうとしすぎること
です。

・どれが正解ですか?
・何を選べば失敗しませんか?
・おすすめを教えてください

この聞き方を続けると、
あなたは「判断しない人」だと認識されます。

起業において重要なのは、
選んだ後に責任を取ること
です。

だからこそ、聞くべきなのは
「答え」ではなく
「考え方」「判断基準」「失敗談」
です。

それをもとに、自分で決める。
この姿勢が、信頼につながります。


④ 情報は「もらうもの」ではなく「交換するもの」

多くの大学生が忘れがちなのが、
情報は一方通行ではない
という視点です。

たとえ経験が浅くても、
・大学生目線の意見
・今の若者の感覚
・実際に動いてみた結果
など、提供できるものは必ずあります。

「自分は何も返せない」
と思う必要はありません。

重要なのは
「もらった情報をどう使ったかを返すこと」
です。

・実行してみた
・こういう結果が出た
・ここで詰まった

このフィードバックがあるだけで、
相手は「話してよかった」と感じます。


⑤ 情報を「すぐ行動」に変えられるか

情報をもらったあと、
最も見られているのは、その後の行動
です。

・何も変わらない
・結局やっていない
・また同じ質問をする

これを繰り返すと、
「話しても意味がない人」
という印象になります。

逆に
・小さくでも実行する
・途中経過を報告する
・失敗も正直に伝える

こうした行動があると、
自然と次の情報が集まってきます。

情報は
行動する人のところに集まる
という現実を、ぜひ覚えておいてください。


⑥ 「全部は信じない」くらいがちょうどいい

ここで大切な注意点があります。

どんな人からの情報でも、鵜呑みにしないこと。

これは失礼でも否定でもありません。

・時代が違う
・立場が違う
・価値観が違う

こうしたズレは必ず存在します。

だからこそ
「なるほど、そういう考え方もある」
と一度受け止め、
自分の状況に当てはめて考え直す
ことが必要です。

情報を疑うのではなく、
適用できるかを考える
この姿勢が、起業家には欠かせません。


⑦ 感謝は「言葉」より「態度」で示す

最後に、とても重要なポイントです。

「ありがとうございました」と言うだけでは、
感謝は伝わりません。

本当に伝わる感謝は
行動と態度
です。

・時間を無駄にしない
・話を真剣に聞く
・実行して報告する

この積み重ねが、
「また話したい人」
「応援したい人」
という評価につながります。


まとめ:情報をもらえる人は「姿勢」で決まる

起業において、情報量は武器になります。
しかしそれ以上に重要なのは、
情報をどう扱うか
です。

・準備して聞く
・考えて受け取る
・行動で返す

この姿勢を持つだけで、
あなたの周りに集まる人も、情報の質も、大きく変わります。

情報をもらうことは、
信頼を預かること
でもあります。

その信頼に応え続ける姿勢こそが、
大学生起業を長く続けるための、最大の土台になるのです。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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