借金が怖い人ほど知ってほしい「正しい借り方」

「借金」という言葉に、強い恐怖を感じる大学生は少なくありません。

・一度借りたら終わりな気がする
・人生が詰むイメージがある
・失敗したら取り返しがつかない

こうした感情が先に立ち、
「借金=絶対にやってはいけないこと」
という認識を持っている人も多いでしょう。

ですが、ここで一つ大事なことがあります。
借金が怖い人ほど、“正しい借り方”を知っていないという事実です。

正しく理解しないまま怖がると、
・必要なタイミングで判断できない
・逆に無謀な借り方をしてしまう
・他人の成功談に振り回される

といったリスクが生まれます。

ここでは、
「借金を勧める」のではなく、
借金を冷静に判断できるようになるための考え方をお伝えします。


借金が怖いのは「感情」で見ているから

まず理解してほしいのは、
借金そのものが怖いのではなく、
借金を感情で見ているから怖くなるという点です。

・なんとなく怖い
・失敗=即終了な気がする
・周りに悪く言われそう

これらはすべてイメージの話です。

一方、起業家や経営者は、
借金を「感情」ではなく
「条件」と「数字」で見ています。

この視点に切り替えられるかどうかが、
借金への恐怖を減らす第一歩です。


正しい借り方① 借金は「手段」であって「目的」ではない

正しい借り方の大前提は、
借金を目的にしないことです。

・借りたいから借りる
・お金があれば何とかなる気がする
・不安を消したいから借りる

これは、すべて間違った借り方です。

正しい借り方では、

・何のために借りるのか
・借りないと何が止まるのか
・借りた結果、何が前に進むのか

これが明確に言語化できていなければなりません。

借金は「不安を消すための道具」ではなく、
前に進むための加速装置です。


正しい借り方② 「借りなくても生きられる状態」で借りる

意外に思われるかもしれませんが、
正しい借り方ができるのは、
借りなくても生きられる人です。

・生活費は別で確保できている
・返せなくても即生活破綻しない
・選択肢が複数ある

この状態で借りるお金は、
心理的にも冷静に扱えます。

逆に、

・借りないと生活できない
・返済が止まったら即終了

という状態での借金は、
ほぼ確実に判断を狂わせます。


正しい借り方③ 返済計画は「楽観」ではなく「悲観」で立てる

借金が怖い人ほど、
返済計画を立てること自体を避けがちです。

ですが、正しい借り方では、
返済計画がすべてと言っても過言ではありません。

重要なのは、

・うまくいった場合
・普通だった場合
・うまくいかなかった場合

この3パターンで返済を考えることです。

特に大切なのは、
一番うまくいかなかった場合でも返せるか

ここを無視した借金は、
単なるギャンブルになります。


正しい借り方④ 借りたお金の「出口」を先に決める

借金が怖くなる最大の理由は、
お金の行き先が曖昧なことです。

・何に使うか決まっていない
・使いながら考える
・とりあえず手元に置いておく

これは非常に危険です。

正しい借り方では、

・いくらを
・何に
・どの順番で使うか

が、借りる前に決まっています。

さらに、

「もしこの使い方でダメなら、次はこうする」

という出口戦略まで考えておくことで、
借金への恐怖は大きく下がります。


正しい借り方⑤ 金額は「最小単位」から考える

借金が怖い人ほど、
「どうせ借りるならまとめて」
と考えてしまいがちです。

ですが、正しい借り方は逆です。

・必要最低限
・一段階小さい金額
・試せる範囲

この金額で、
**一度“回してみる”**ことが重要です。

借金は、
金額が大きくなるほど
心理的な圧力も指数関数的に増えます。


正しい借り方⑥ 「失敗しても戻れる場所」を確保する

借金が怖い人にとって、
最も重要なポイントがここです。

正しい借り方とは、
失敗しても元の生活に戻れる借り方です。

・アルバイトに戻れる
・実家に戻れる
・固定費が低い

こうした逃げ道がある状態での借金は、
「覚悟」ではなく「戦略」になります。

逃げ道がない借金は、
勇気ではなく無謀です。


借金が怖い人ほど「借りない選択」を尊重していい

ここまで読んで、
「やっぱり借金しない方がいい気がする」
と感じた人もいるかもしれません。

それは、まったく間違いではありません。

正しい借り方を理解した上で、

「今は借りない」

と判断できるのは、
むしろ健全な思考です。

借金は“できるようになる”ことがゴールではありません。
「必要なときに、正しく判断できること」がゴールです。


成功談より「静かな失敗」を基準に考える

借金で成功した話は、
どうしても目立ちます。

ですが、借金で失敗した多くの人は、
表に出てきません。

・判断を誤った
・焦って選択した
・逃げ道を用意していなかった

こうした共通点を知ることの方が、
よほど価値があります。


まとめ:借金が怖い人は「向いている」

最後に、はっきりお伝えします。

借金が怖いと感じられる人は、起業に向いています。

なぜなら、

・慎重に考える
・最悪を想定できる
・無謀に走らない

という資質を持っているからです。

大切なのは、
怖がることではなく、
怖さを理解した上で判断すること

借金は、
逃げるものでも、
勢いで飛び込むものでもありません。

正しく知り、
正しく選ぶ。

それができれば、
借金は「恐怖」ではなく
「扱える選択肢」に変わります。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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