初売上が出るまでにやるべき行動

― 起業は「準備」ではなく「売上」から始まる ―

起業を目指す20代学生の多くが、最初につまずくポイントがあります。
それが、「何から始めればいいか分からない」という状態です。

  • アイデアを考え続けてしまう
  • 完璧な準備をしようとして動けない
  • 売上が出る前に疲れてしまう

しかし、はっきり言います。
起業において最初に目指すべきゴールは“完璧な事業”ではなく、“初売上”です。

なぜなら、初売上が出た瞬間から、
起業は「妄想」ではなく「現実」になるからです。

ここでは、
学生が遠回りせずに
初売上を出すまでに本当にやるべき行動を、
考え方 → 行動 → 注意点の順で詳しく解説します。

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1. 初売上は「大きく稼ぐ」必要はない

まず最初に、
初売上に対する誤解を解いておきましょう。

初売上とは、

  • 月10万円
  • いきなり生活できる収入

である必要は一切ありません

極端に言えば、
1,000円でも、500円でもOKです。

大事なのは金額ではなく、
「誰かがお金を払ってくれた」という事実です。

この経験があるかどうかで、
その後の行動スピードと現実感がまったく変わります。

2. 初売上前にやってはいけない行動

初売上を遠ざける典型的な行動があります。

  • ロゴやデザインに時間をかけすぎる
  • 会社設立を先にやる
  • 完璧なホームページを作ろうとする
  • 事業計画を練りすぎる

これらはすべて、
売上が出てからでいいことです。

学生起業の初期で重要なのは、
「売れるかどうかを確かめること」です。

準備が整ってから売ろうとすると、
いつまでもスタートできません。

3. 初売上は「知っている人」から生まれる

多くの学生が勘違いしていますが、
初売上は、
見知らぬ誰かから生まれる必要はありません。

むしろ、

  • 知人
  • 友人
  • 先輩
  • フォロワー数の少ないSNS

こうした「距離の近い人」から生まれるのが自然です。

初売上の目的は、
拡大ではなく検証です。

「お金を払ってでも欲しいか?」
これを確かめることが最優先です。

4. 商品は「完成品」でなくていい

初売上を出すための商品は、
完成している必要はありません。

  • サービスの一部
  • 試作品
  • 期間限定
  • 個別対応

こうした形で十分です。

むしろ、
未完成な方が、

  • 要望を聞ける
  • 修正しやすい
  • 無駄を減らせる

というメリットがあります。

学生起業では、
**「売りながら作る」**が正解です。

5. 初売上までの最短ルートは「困っている人を1人見つける」

初売上を出す最短ルートは、
市場分析でも、広告でもありません。

「本気で困っている人を1人見つける」
これだけです。

  • 何に困っているか
  • なぜ今困っているか
  • どこでつまずいているか

これを丁寧に聞き、
その人のためだけに解決策を考える。

その結果、
「それならお金払う」
と言ってもらえたら、初売上です。

6. 「売る」より「提案する」意識を持つ

初売上が出ない学生の多くは、
「売らなきゃ」と考えすぎています。

しかし、初期段階では
売り込む必要はありません。

  • こういうことで困っていませんか?
  • もしよければ、こんな形で手伝えます

この程度で十分です。

初売上は、
営業力ではなく、
問題理解力から生まれます。

7. 初売上が出やすい行動パターン

学生が初売上を出しやすい行動には、共通点があります。

  • SNSで悩みを発信している人に反応する
  • 自分の経験をそのまま価値にする
  • 作業代行・サポート・伴走型
  • 期間・人数を限定する

特に、
「一緒にやります」「横で支えます」
という形は、
学生起業と非常に相性が良いです。

8. 初売上が出ると、次にやるべきことが見える

初売上が出ると、
それまで見えていなかったものが一気に見え始めます。

  • どこが喜ばれたか
  • どこが分かりにくかったか
  • 何にお金を払ってくれたのか

これは、
どんな本や動画よりも価値のある情報です。

初売上は、
次の売上を生むためのヒントの塊
だと考えてください。

9. 初売上が出ない期間も「失敗」ではない

誤解しないでほしいのは、
すぐに初売上が出なくても、
それは失敗ではないということです。

  • 売れなかった理由が分かる
  • 改善点が見える
  • 次の一手が明確になる

この状態に来ていれば、
確実に前に進んでいます。

本当の失敗は、
売れないまま動くのをやめることです。

10. 初売上は「自信」ではなく「基準」をくれる

多くの学生は、
「自信がついたら動こう」と考えます。

しかし、順番は逆です。

  • 動く
  • 売れない
  • 少し売れる
  • 基準ができる

この「基準」があるから、
次の判断が早くなります。

初売上は、
あなたに自信をくれるのではなく、
現実的な判断軸を与えてくれます。

まとめ:初売上は「起業のスタートライン」

初売上が出るまでにやるべき行動は、
決して難しいことではありません。

  • 大きく稼ごうとしない
  • 完璧を目指さない
  • 困っている人を1人見つける
  • 小さく提案する
  • 売れた理由・売れなかった理由を見る

この流れを繰り返すだけです。

起業は、
「準備が終わった人」ではなく、
「売上を出した人」から始まります。

今日、
誰か1人の悩みに向き合うこと。
それが、
あなたの起業人生における
最初の売上への一歩です。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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