地方の大学生が人脈ゼロから起業する方法

地方の大学生が起業を考えたとき、ほぼ必ず出てくる悩みがあります。

  • 「知り合いがいない」
  • 「紹介してくれる人がいない」
  • 「人脈がないと仕事は取れないでしょ?」

SNSや起業本を見ると、

  • 起業家コミュニティ
  • 経営者の紹介
  • 先輩起業家とのつながり

こうした言葉が並び、人脈がない自分はスタートラインに立てていないような気がしてしまいます。

でも、結論から言います。

地方の大学生は、人脈ゼロから起業できます。しかも、そのほうがうまくいくケースは多い。

これは慰めではありません。構造の話です。かくいう私も20代で起業した時は人脈なんて0でした。毎日毎日、飛び込みテレアポを行っていた、根性営業です(苦笑)。今考えれば、非効率ですが、20代の若い起業家が必死に飛び込みして回れば可愛がってくれたりするものです。0から出会った人たちが今でも沢山繋がっています。なので、人脈0からでもまあいけます。今回はその辺りのことを書いていきますので、是非読んでみて下さい。


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そもそも「人脈」とは何か?

まず、ここをはっきりさせておきましょう。多くの大学生がイメージしている人脈は、

  • 起業家の知り合い
  • 経営者の友達
  • 仕事をくれる人

でも、起業初期に必要な人脈は、実はそれとは少し違います。

「今の自分の話を聞いてくれる人」

これが、最初の人脈です。紹介が回り始めるのは、もっと後の段階です。


人脈ゼロが「不利」に見える理由

なぜ、人脈ゼロだと不安になるのでしょうか。理由はシンプルです。

  • 比較対象が「うまくいっている人」だから
  • 結果が出てからの姿しか見ていないから

SNSに出てくる起業家は、

  • すでに人脈があり
  • すでに実績があり
  • すでに信頼がある

状態の人たちです。でも彼らも、最初は例外なく、

「誰からも知られていない状態」

から始まっています。


地方の大学生が人脈ゼロでも起業できる理由

ここからが本題です。地方大学生が人脈ゼロでも起業できる理由は、主に3つあります。


理由① 地方は「人の距離」が近い

地方の最大の特徴は、これです。

  • 顔が見える
  • 話を聞いてもらいやすい
  • いきなり拒絶されにくい

都会では、

  • 知らない大学生
  • 実績ゼロ

というだけで、門前払いされることもあります。

地方では、

「とりあえず話を聞いてみようか」

が成立しやすい。これは、人脈ゼロの大学生にとって圧倒的なアドバンテージです。私も営業の際は仕事の話よりも地元の話だったり出身校だったりを良くします。そこで同じ学校の出身だったりするだけで、一気に距離は縮まり、仕事にも繋がりやすくなるのが事実です。これ重要なアイスブレーキングという営業方法の1つでもあります。


理由② 人脈より「関係性」が重視される

地方では、

  • 何者か
    よりも
  • どんな姿勢か

が見られます。

  • ちゃんと話を聞く
  • 約束を守る
  • 誠実に対応する

これができれば、

実績ゼロでも関係は積み上がる

人脈がなくても、一対一の信頼は作れるのです。


理由③ 最初から「紹介」を狙う必要がない

多くの大学生が間違えるポイントがあります。

それは、

最初から紹介をもらおうとすること

です。

起業初期に必要なのは、

  • 紹介
    ではなく
  • 最初の1人

です。地方は、この「最初の1人」に出会いやすい環境です。


地方の大学生が人脈ゼロから動くための現実的ステップ

ここからは、具体的な方法を説明します。


ステップ①「人脈を作ろう」としない

まず大事なのは、考え方です。

人脈を作ろうとすると、失敗します。

なぜなら、

  • 下心が透ける
  • 相手にメリットがない
  • 話が浅くなる

からです。最初にやるべきは、

「誰かの話を聞く」

これだけです。


ステップ② 地元の「小さな現場」に行く

おすすめの場所は、派手なところではありません。

  • 個人経営の店
  • 中小企業
  • 地元の事業者
  • 地域イベント

ここにいる人たちは、

  • 忙しい
  • 困っている
  • 相談相手がいない

状態であることが多い。大学生という立場は、

売り込みを警戒されにくい

という強みがあります。


ステップ③「売る前」に困りごとを聞く

人脈ゼロの大学生が、いきなり営業してはいけません。

やるべきことは、これです。

  • 何に困っているか
  • 何が面倒か
  • 誰に相談しているか

を聞く。この時点では、

解決できなくても問題ありません。

「聞く人」になることが、最初のポジションです。


ステップ④ 小さな「役に立つ」を積む

人脈は、一気にはできません。

でも、

  • 簡単な資料を作る
  • 情報をまとめる
  • ちょっとした手伝いをする

こうした小さな役立ちは、今日からできます。この積み重ねが、

「あの大学生、ちゃんとしてるよね」

という評価につながります。


ステップ⑤「仕事」ではなく「相談」から始まる

地方大学生が最初に得るのは、

  • 仕事
    ではなく
  • 相談

です。

  • これってどう思う?
  • 若い人の意見が聞きたい

こう言われ始めたら、もう人脈ゼロではありません。

信頼関係が生まれ始めている証拠

です。


人脈ゼロの大学生がやってはいけないこと

注意点もあります。


① いきなり起業家コミュニティに行く

経験がない状態で行くと、

  • 比較して落ち込む
  • 言葉だけ学んで動けなくなる

ことが多い。まずは、目の前の1人です。


② 自分を大きく見せようとする

  • すごそうな肩書き
  • 背伸びした発言

これは、地方では特に逆効果です。

正直であることのほうが、圧倒的に信頼されます。


③ 人脈がないことを恥ずかしがる

人脈ゼロは、欠点ではありません。

フラットに関係を作れる状態

です。

過去のしがらみがないからこそ、柔軟に動けます。


人脈は「作るもの」ではなく「増えていくもの」

ここで、一番伝えたいことがあります。

人脈は、作ろうとして作るものではありません。
行動した結果、増えていくものです。

地方大学生は、

  • 動きやすい
  • 声をかけやすい
  • 試しやすい

環境にいます。これは、人脈ゼロから始める人にとって、最高の条件です。


大学生の起業家へのメッセージ

人脈がないから起業できない。これは、よくある思い込みです。

本当は、

人脈がないからこそ、変な遠回りをせずに済む

という側面もあります。

  • 誰かの顔色をうかがわない
  • 正解探しに迷わない
  • 目の前の人に集中できる

地方大学生がやるべきことは、たった一つ。

「今いる場所で、1人とちゃんと向き合う」

それを繰り返した結果、気づいたときには、

「人脈ができていた」

という状態になります。起業は、人脈ゲームではありません。

信頼の積み上げゲーム

です。そのスタート地点として、人脈ゼロは、決して不利ではありません。むしろ、一番きれいなスタートラインです。人脈をつくるためにも、自分の人間力を磨く事も忘れずに頑張って下さいね。下記も併せて読んでみて下さい。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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