売上と利益の違いを解説
起業を考え始めた20代学生の多くが、こんな勘違いをしています。
「売上が増えれば、お金持ちになれる」
「月商100万円=成功」
これは、起業初心者が必ずハマる最大の落とし穴です。
実は、起業の世界には恐ろしい現実があります。
売上は多いのに、お金がない会社は山ほど存在する
これを知らずに起業すると、
- 月商100万円なのに貯金ゼロ
- 仕事は忙しいのに生活は苦しい
- 黒字倒産する
という最悪のルートに入ります。
このページでは、20代学生が起業前に必ず理解しておくべき
「売上」と「利益」の決定的な違いを、超わかりやすく解説します。
1. まず結論:売上と利益はまったく別物
最初に、一番大事なことを言います。
売上 = お客さんから入ってきたお金の総額
利益 = 本当に自分の手元に残るお金
この2つは、まったく別の数字です。
にもかかわらず、多くの初心者は「売上」しか見ません。
これは、経営において致命的です。
2. 売上の正体とは何か?
売上とは、簡単に言うと、
「お客さんが支払った金額の合計」
です。
たとえば、
- 商品を1万円で10個売った
→ 売上10万円
ここまでは分かりやすいですよね。
しかし、この10万円は、すべて自由に使えるお金ではありません。
なぜなら、この中には、
- 仕入れ代
- 広告費
- 外注費
- システム代
など、これから支払うお金も含まれているからです。
売上とは、あくまで「預かっているお金」に近い存在です。
3. 利益とは何か?3種類ある
一方、利益とは、
売上から、必要な経費を引いた後に残るお金
です。
ここで重要なのが、利益には3種類あるということです。
① 粗利(あらり)
粗利とは、
売上 − 直接かかった費用
です。
たとえば、
- 売上:10万円
- 仕入れ:6万円
この場合、
粗利 = 10万円 − 6万円 = 4万円
まず、この4万円が残ります。
② 営業利益
次に、粗利から、運営に必要な費用を引きます。
- 広告費
- 通信費
- システム利用料
- 交通費
これらを引いた後が、営業利益です。
③ 最終利益(手取りに近いお金)
最後に、
- 税金
を引いた後に残るのが、最終利益です。
このお金が、初めて「自由に使えるお金」になります。
4. 売上が多いのに貧乏になる典型例
ここで、よくある恐ろしい例を見てみましょう。
ケース:月商100万円の学生起業家
一見、大成功に見えます。
しかし中身はこうです。
- 売上:100万円
- 仕入れ:60万円
- 広告費:20万円
- 外注費:10万円
計算すると、
- 粗利:40万円
- 経費合計:30万円
- 利益:10万円
月商100万円でも、手元に残るのは10万円だけです。
しかも、ここから税金が引かれます。
これが、「忙しいのに貧乏」な状態です。
5. なぜ初心者は売上ばかり追ってしまうのか?
理由はシンプルです。
- 売上は分かりやすい
- 数字が大きくて気持ちいい
- SNSで自慢しやすい
一方、利益は地味で目立ちません。
しかし、経営において本当に重要なのは、常に利益です。
売上は「人気投票」
利益は「実力テスト」
この違いを理解してください。
6. 起業初期に見るべき数字は「売上」ではない
学生起業の初期に見るべき指標は、売上よりも次の2つです。
① 利益率
利益率とは、
利益 ÷ 売上
です。
たとえば、
- 売上10万円
- 利益5万円
なら、利益率50%です。
これは非常に優秀なビジネスです。
② 1件あたりの利益
1件売れたときに、いくら残るか。
これが分からないと、
- どれくらい売れば生活できるか
- どこまで広告費をかけていいか
が一切判断できません。
7. 利益が出やすいビジネスの特徴
学生起業では、最初から「利益が残りやすい構造」を選ぶことが重要です。
利益が出やすいのは、次のようなビジネスです。
- 在庫を持たない
- 仕入れがない
- 自分のスキルを売る
たとえば、
- コンサル
- Web制作
- 動画編集
- ライティング
これらは、売上=ほぼ利益に近くなります。
8. 売上より利益を重視する人が、最後に勝つ
起業の世界では、不思議な現象が起きます。
- 売上が小さいのに、豊かな人
- 売上が大きいのに、苦しい人
この差を生むのが、「利益意識」です。
売上ばかり追う人は、
いつか楽になる
と思い続けます。
利益を重視する人は、
今から楽になる仕組み
を作ります。
まとめ|売上は幻想、利益が現実
最後に、最重要ポイントを整理します。
- 売上=入ってきたお金の総額
- 利益=本当に残るお金
- 売上が多くても、利益が少なければ貧乏
- 起業初期ほど、利益率を重視すべき
- 利益が残る構造を最初に作る
起業で自由になるために必要なのは、
「売上を大きくすること」ではありません。
「利益が残る仕組みを作ること」
この視点を持った瞬間、あなたはもう初心者ではありません。
