大学生でも確定申告は必要?不要?

大学生起業を考え始めると、ほぼ必ず出てくるのが
「大学生でも確定申告って必要なの?」
という疑問です。

ネットで調べると、

  • 「大学生ならしなくていい」
  • 「20万円以下なら不要」
  • 「バイトしてたら関係ない」
  • 「起業したら絶対必要」

など、情報がバラバラで、
「結局、自分はどれなの?」と混乱する人が非常に多いのが現実です。

結論から言うと、
大学生かどうかは、確定申告が必要かどうかの判断基準ではありません。

確定申告が必要かどうかは、
「大学生かどうか」ではなく、「どんな収入がいくらあるか」
で決まります。

ここでは、

  • 大学生でも確定申告が必要になるケース
  • 確定申告が不要なケース
  • よくある勘違い
  • 大学生起業での正しい考え方

を、初めての人でも分かるように丁寧に解説します。


そもそも確定申告とは何か?

確定申告とは、簡単に言うと
**「1年間の収入と経費をまとめて、税金を計算し、申告する手続き」**です。

会社員の場合は、会社が年末調整をしてくれるため、
自分で確定申告をする必要がないケースがほとんどです。

一方で、大学生起業の場合は、

  • 個人でビジネスをしている
  • 会社が税金を計算してくれない
  • 自分で収入と経費を管理している

という状態になります。

そのため、
条件に当てはまれば、大学生でも確定申告が必要になります。


「大学生だから確定申告はいらない」は間違い

まず、はっきりさせておきたい大前提があります。

大学生という立場そのものに、税金の免除はありません。

  • 大学生でも
  • 社会人でも
  • 無職でも

「収入があって、条件に当てはまれば」
確定申告は必要です。

逆に言えば、
大学生でも条件に当てはまらなければ、確定申告は不要です。


大学生でも確定申告が「必要」になる代表的なケース

ケース① 大学生起業で事業所得が出ている場合

大学生起業で個人事業として活動している場合、
売上から経費を引いた「利益(所得)」が出ます。

このとき、

  • 事業所得が年間48万円を超える場合

原則として、確定申告が必要になります。

48万円という数字は、
「基礎控除」と呼ばれる最低限の控除額です。

つまり、

  • 利益が48万円以下 → 原則、所得税はかからない
  • 利益が48万円を超える → 課税対象になる

という考え方です。


ケース② 副業的に収入があり、20万円を超える場合

「大学生起業というほどではないけど、
 個人でちょっと収入がある」という人も多いです。

例えば、

  • Web制作を請け負っている
  • 動画編集をしている
  • SNS運用代行をしている
  • イベント運営の報酬をもらっている

このような給与以外の所得がある場合、
条件によって確定申告が必要になります。

よく出てくるのが、
**「20万円ルール」**です。

これは、

  • 給与所得がある人(アルバイトなど)
  • それ以外の所得が年間20万円を超える場合

確定申告が必要、というルールです。


ケース③ アルバイトと起業収入の両方がある場合

大学生起業で非常に多いのがこのパターンです。

  • アルバイトで給与をもらっている
  • それとは別に、起業収入がある

この場合、

  • アルバイト → 給与所得
  • 起業収入 → 事業所得 or 雑所得

として扱われます。

給与所得がある場合でも、
事業所得や雑所得が一定額を超えれば、確定申告は必要です。

「バイトしてるから大丈夫」という考え方は、
かなり危険なので注意してください。


大学生でも確定申告が「不要」なケース

一方で、大学生でも確定申告が不要なケースもあります。

ケース① 起業しているが、まだ利益が出ていない

大学生起業の初期では、

  • 売上は少しある
  • 経費の方が多い
  • 利益はほぼゼロ、または赤字

という状態はよくあります。

この場合、

  • 所得が基礎控除以下
  • 税金が発生しない

という理由で、確定申告が不要なケースもあります。

ただし、
「不要=何もしなくていい」
とは限らない点には注意が必要です。


ケース② 収入がアルバイトのみの場合

大学生で、

  • アルバイト収入しかない
  • 勤務先で年末調整が行われている

この場合、
基本的には確定申告は不要です。

ただし、

  • 複数のアルバイトを掛け持ちしている
  • 年末調整されていない収入がある

などの場合は、例外が出てきます。


大学生起業でよくある確定申告の勘違い

勘違い① 売上が少ないから関係ない

確定申告で見るのは「売上」ではなく「所得(利益)」です。

  • 売上が少なくても利益が出ていれば対象になる
  • 売上が多くても赤字なら対象外になることもある

ここを混同している大学生は非常に多いです。


勘違い② 知らなかったら許される

残念ながら、
「知らなかった」は理由になりません。

大学生であっても、
起業して収入を得ている以上、
税金のルールは適用されます。

「後でまとめてやればいい」
「バレなければ大丈夫」

という考え方は、リスクが高いです。


大学生起業におすすめの確定申告の考え方

大学生起業では、
確定申告を「怖いもの」「面倒なもの」と捉えがちです。

ですが、見方を変えると、
確定申告は自分の事業を数字で振り返る機会でもあります。

おすすめの考え方は、次の3つです。

  1. 「必要になったらやる」ではなく「必要になる前に理解する」
  2. 完璧を目指さず、まずは全体像をつかむ
  3. 分からないことは早めに調べる・聞く

大学生のうちにこの感覚を身につけておくと、
社会に出た後や法人化した後に、圧倒的に楽になります。


まとめ|大学生でも条件次第で確定申告は必要

大学生でも確定申告が必要かどうかは、

  • 大学生かどうか → 関係ない
  • 収入の種類と金額 → 超重要

というのが結論です。

  • 起業収入がある
  • アルバイト以外の所得がある
  • 一定額を超えている

この条件に当てはまる場合、
大学生でも確定申告は必要になります。

「まだ大学生だから大丈夫」ではなく、
「今の自分の収入はどうなっているか?」
を基準に考えることが、大学生起業では何より大切です。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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