―不安の正体が分かれば、税金は敵じゃなくなる―
大学生起業を目指す人と話していると、かなりの確率で出てくる言葉があります。
「税金が正直、めちゃくちゃ怖いです」
これは決して珍しい感情ではありません。
むしろ、まじめに起業を考えている人ほど、税金を怖がります。
ただし重要なのは、
税金そのものが怖いのではないということです。
大学生起業家が感じている「税金の怖さ」には、
ちゃんとした理由と正体があります。
税金が怖い正体①「よく分からないものに支配される不安」
税金が怖い最大の理由は、これです。
「仕組みが分からない」
- いくら取られるのか分からない
- いつ払うのか分からない
- 何をしたらアウトなのか分からない
人は、分からないものに一番強い恐怖を感じます。
大学生起業家の場合、
税金は学校でほとんど教わりません。
- 数学は習う
- 英語も習う
- でも「税金の全体像」は誰も教えてくれない
だから、
「知らないうちに大金を取られるんじゃないか」
「何かミスしたら罰せられるんじゃないか」
という漠然とした恐怖が生まれます。
税金が怖い正体②「稼いだ実感がないまま取られそうだから」
大学生起業では、最初から大きく稼げることはほぼありません。
- 小さな売上
- 少しずつ積み上がる利益
- 苦労してやっと入ってきた数万円
この状態で「税金」という言葉を聞くと、
多くの人はこう感じます。
「こんなに大変なのに、もう取られるの?」
つまり、
「自分が頑張った成果を、誰かに持っていかれる感覚」
これが怖さを増幅させます。
でも実際は、
税金は「売上」ではなく利益に対してかかるものです。
この区別が曖昧なままだと、
必要以上に税金を恐れることになります。
税金が怖い正体③「失敗したら人生が終わると思っている」
大学生起業家が税金を怖がる背景には、
こんな思い込みもあります。
- 間違えたら即アウト
- 一度ミスしたら人生終了
- 取り返しがつかない
これは完全にイメージの問題です。
実際の税金の世界は、
- 分からなければ相談できる
- ミスは修正できる
- 悪意がなければやり直せる
という仕組みになっています。
しかし、
この「やり直せる」という情報が知られていないため、
「税金=一発アウトの恐怖」
になってしまうのです。
税金が怖い正体④「周りに聞ける人がいない孤独」
大学生起業の大きな特徴は、
周りに同じ立場の人が少ないことです。
- 親は会社員
- 友達はバイトか就活中
- 税金の話をしても誰も分からない
この状態だと、
不安はどんどん膨らみます。
人は、
「誰かに確認できる」
「聞けばいいと思える」
だけで、不安が半分以下になります。
税金が怖いのは、
孤独なまま考えてしまうからでもあるのです。
実は、税金を怖がらなくていい大学生起業家の特徴
ここで、逆の話もしておきます。
大学生起業家の中には、
税金を必要以上に怖がらない人もいます。
その人たちに共通しているのは、
- お金を分けて管理している
- 売上と利益の違いを理解している
- 「税金は後から調整できる」と知っている
つまり、
数字を把握している人ほど、税金を恐れません。
税金の怖さは、
感情ではなく「情報不足」から生まれています。
税金は「取られるもの」ではなく「整理されるもの」
ここで、考え方を一度ひっくり返しましょう。
税金は、
「稼いだ罰」
「国に持っていかれるもの」
ではありません。
正確には、
「事業で生まれた利益を、社会ルールに沿って整理するもの」
です。
- 利益が出なければ、ほぼかからない
- 稼いだ分に応じて決まる
- 事前に準備すれば怖くない
この事実を知るだけで、
税金への見え方は大きく変わります。
大学生起業家が今すぐできる「税金が怖くなくなる行動」
ここからは、実践編です。
行動① 税金は「今すぐ払うもの」じゃないと知る
多くの大学生起業家は、
「売上が入った瞬間に税金が来る」と思っています。
実際は、
- 年間の結果をまとめて
- 確定申告をして
- 後から支払う
という流れです。
この時間差を理解するだけで、
恐怖はかなり和らぎます。
行動② 「全部使っていいお金じゃない」と決める
税金が怖くなる最大の原因は、
「全部使ってしまった後に、請求が来そう」
という不安です。
だからこそ、
- 利益の一部は使わない
- 最初から無いものとして考える
このルールを決めておくだけで、
税金は「怖い存在」ではなくなります。
行動③ 完璧を目指さない
大学生起業で、
最初から完璧な税務処理ができる人はいません。
大切なのは、
- 隠さない
- ごまかさない
- 分からないまま放置しない
この3つだけです。
税金の世界は、
誠実な人に対しては、想像以上に優しいです。
税金が怖いのは、ちゃんと前に進もうとしている証拠
最後に、これだけは伝えたいです。
税金が怖いと感じるのは、
「適当にやろうとしていない」
「ちゃんと事業として考えている」
という証拠です。
何も考えていない人は、
税金すら怖がりません。
だから、
怖いと感じている自分を否定しなくていい。
必要なのは、
- 正しい知識
- 小さな準備
- 誰かに聞ける環境
これだけです。
まとめ:税金の怖さは「知れば消える」
大学生起業で税金が怖くなる理由は、
- 分からない
- 聞けない
- 想像が膨らみすぎる
この3つが重なっているからです。
でも、
仕組みを知り、準備をすれば、
税金は「恐怖」から「管理できるもの」に変わります。
起業は怖いことだらけです。
でも、税金はその中でも
一番コントロールしやすい不安です。
ここを越えられた人から、
本当の意味で「起業家」になっていきます。
