学生起業の資金調達方法
「起業したいけど、お金がない」
これは学生起業を目指す人のほぼ全員がぶつかる壁です。
実家も裕福ではない、貯金もほとんどない。
だから多くの学生はこう考えます。
「やっぱり起業はお金持ちのものなんだ」
しかし、これは完全な誤解です。
実際に成功している学生起業家の多くは、
最初からお金を持っていたわけではありません。
重要なのは「いくら持っているか」ではなく、
どの順番でお金を集めるかです。
そもそも学生起業に大金は必要ない
まず大前提として理解すべきことがあります。
多くの学生が想像している起業は、
- 店舗を構える
- オフィスを借りる
- 人を雇う
といった「お金がかかる起業」です。
しかし、現代の学生起業の主流は違います。
- ネットビジネス
- スキル販売
- 代行サービス
- オンライン講座
など、初期費用ほぼゼロで始められる起業が中心です。
つまり本来必要なのは、
いきなり数百万円ではなく、数万円レベル
です。
この前提を間違えると、資金調達も間違えます。
学生起業の資金調達は「3段階」で考える
学生起業の資金調達は、次の3段階で考えると失敗しません。
| 段階 | 目的 |
|---|---|
| 第1段階 | 0円〜数万円で始める |
| 第2段階 | 売上で回す |
| 第3段階 | 外部資金を使う |
いきなり借金や投資家に行くのは、最悪の選択です。
第1段階:自己資金(アルバイト・貯金)
最も安全で確実なのが自己資金です。
学生起業で必要な初期費用の例:
- サーバー代:月1,000円
- ドメイン代:年1,500円
- ツール代:月数千円
多くの場合、3万〜10万円あれば十分です。
この金額なら、
- アルバイト
- インターン
で十分に用意できます。
自己資金の最大のメリットは、
- 返済不要
- 失敗しても人生に傷がつかない
という点です。
学生のうちは、絶対に大きな借金を背負うべきではありません。
第2段階:先に売ってからお金を作る(最強)
実はこれが、最も賢い資金調達方法です。
それは、
先に売ってから、あとで作る
という考え方です。
例:
- SNSで発信
- 「○○を教えます」と募集
- 申し込みが入ってから準備
これは資金調達というより、ビジネスとして最も健全な形です。
メリット:
- 1円も借りない
- 需要が証明される
- 失敗リスクが極小
現代の学生起業は、まずこの形を狙うべきです。
第3段階:家族・知人からの支援
どうしても初期費用が必要な場合は、
- 親
- 親戚
- 信頼できる知人
から借りるのが現実的です。
ただし重要なのは、
- 事業計画を説明する
- 返済計画を明確にする
- 期限を決める
ことです。
「なんとなく貸して」は、信頼関係を壊します。
日本政策金融公庫(学生でも使える)
学生でも利用できる公的融資があります。
それが、
日本政策金融公庫の新創業融資制度
特徴:
- 無担保・無保証
- 金利が低い
- 学生・若者向け制度あり
ただし、注意点があります。
これは、
すでにビジネスとして形ができている人向け
です。
アイデア段階で借りるものではありません。
クラウドファンディング
最近増えているのがクラウドファンディングです。
- CAMPFIRE
- Makuake
などで資金を集める方法です。
メリット:
- 返済不要
- 宣伝にもなる
デメリット:
- 企画力が必要
- 失敗すると信用が落ちる
学生に向いているのは、
商品開発型・社会性のある事業
です。
エンジェル投資家・VCは最終手段
よくある勘違いが、
「投資家からお金をもらえば楽」
という考えです。
現実は真逆です。
- 経営に口出しされる
- 株式を渡す
- 失敗すると大問題
学生が最初から狙うべきではありません。
絶対にやってはいけない資金調達
学生がやると危険なのは次の3つです。
① いきなり銀行融資
実績ゼロで借金は、ほぼ失敗ルートです。
② 消費者金融・カードローン
金利が高く、人生を壊します。
③ 事業計画なしの借金
「なんとかなる」は100%破綻します。
学生起業の理想的なお金の流れ
最も成功確率が高い流れはこれです。
- 自己資金3〜10万円
- 小さくビジネス開始
- 最初の売上を作る
- 売上を再投資
- 事業が伸びたら公的融資
この順番を守るだけで、失敗率は激減します。
結論:学生起業の資金調達は「借りない」が正解
まとめます。
学生起業の資金調達で最も重要なのは、
いきなり大金を集めないこと
です。
正しい順番は、
- 小さく始める
- 自分で稼ぐ
- 伸びたら外部資金
この順番を守れば、お金で人生を壊すことはありません。
学生の最大の武器は「若さ」ではなく、
失敗してもやり直せる時間です。
その時間を、借金で潰してはいけません。
