就職と起業で迷う。文系大学生が考えるべき3つの軸

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「どっちが正解か」より「どう選ぶか」が大事

大学生活の終盤に差し掛かると、多くの大学生がこんな悩みに直面します。

  • 「就活をするべきか、それとも起業してみるべきか…」
  • 「会社に入った方が安定だし、でも挑戦もしてみたい」
  • 「文系の自分にできる起業って何かあるの?」

特に文系の大学生は、専門職に直結しづらい分、「起業も就職も、どちらもピンとこない」という状態になりやすいです。でも大丈夫。

答えをすぐに出す必要はありません。大切なのは、自分の「軸」を持って選ぶことです。

この記事では、就職と起業の選択で迷う文系大学生が、自分にとって納得のいくキャリアを選ぶために考えるべき「3つの軸」について、具体例とともに解説します。


【軸①】「今の自分が得たいものは“成長”か“安定”か?」

最初に考えるべきは、「今の自分は何を優先したいのか?」です。これは「どちらがいい・悪い」という話ではなく、“今の自分に合っているかどうか”という視点で考えましょう。


▼ 起業で得られるもの(=成長)

  • 自分の力で課題を発見し、解決する実践力
  • 仮説→実行→改善のスピードと柔軟性
  • 人に価値を届ける体験=「自信」の獲得
  • 自己決定力(意思決定をすべて自分で行う力)

これは「成長角度」が非常に大きい一方で、当然、収入の不安定さや、周囲の理解が得られにくいリスクもあります。


▼ 就職で得られるもの(=安定)

  • 毎月の給与、社会保険、福利厚生などの生活基盤
  • 組織の中での役割やスキル習得(OJT)
  • 職場の先輩・同僚などの“横のつながり”
  • 社会的信用・実績(履歴書に書ける経験)

「安心して社会経験を積みたい」「生活の不安を減らしたい」という場合には、就職の方が向いているでしょう。


▼ 判断のポイント

今の自分は「守りたい」状態なのか、「攻めたい」状態なのか?

もし、「今は守りたい。でも、将来は起業したい」なら、就職しながら副業を始めてみるのもひとつの手です。
逆に、「今しかチャレンジできない」「失敗してもいい環境にいる」と感じるなら、思い切って“最初に起業”を選ぶのもアリです。


【軸②】「自分が価値を感じる働き方は“個人”か“チーム”か?」

起業と就職では、働き方のスタイルが大きく異なります。


▼ 起業(個人中心のスタイル)

  • ひとりで考え、動き、判断する自由度の高さ
  • 「好きなこと」「得意なこと」に集中できる
  • 場所や時間に縛られない柔軟な働き方
  • ひとりで孤独になりやすい

文系大学生の中には、「ひとりで思考したり、書いたり、コツコツ作業したり」が得意な人も多いです。
そんな人は、個人で成果を出せるフリーランス型の起業に向いています。


▼ 就職(チーム中心のスタイル)

  • 組織の中で役割分担しながら進める
  • 会議、調整、上司の指示などが日常的
  • 多様な人と関わる中で“社会性”が磨かれる
  • 自由が少なく、評価が見えにくいことも

人と協働することが好きだったり、「刺激を受ける環境がモチベーションになる」という人は、チーム型の仕事に向いています。


▼ 判断のポイント

「誰かと一緒に働くことで力が出るタイプか、自分で決めて動いた方が結果を出しやすいタイプか?」

自己分析として、アルバイトやサークル活動、ゼミなどで「どんな時に一番やる気が出たか?」を思い出してみるのがオススメです。


【軸③】「人生をどうデザインしたいか?」

一番大事なのは、就職でも起業でもなく、「どんな人生を送りたいか」というビジョンです。


▼ 起業を選んだ人の価値観(例)

  • 自分の裁量で人生をコントロールしたい
  • 家族や地域と時間を過ごす生き方を重視したい
  • 収入よりも「自由」「好きなこと」で生きていたい
  • 挑戦や失敗も含めて、“物語ある人生”を歩みたい

▼ 就職を選んだ人の価値観(例)

  • 着実にステップアップする安定感を大事にしたい
  • 組織で学びながら、自分の力を高めていきたい
  • 親や周囲を安心させたい
  • 働き方にこだわるより、プライベートや趣味を大切にしたい

▼ 判断のポイント

「5年後、どんな生活をしていたいか?」を想像してみる

  • どこに住んでいたい?
  • どんな人と、どんな働き方をしていたい?
  • 何に時間とエネルギーを使っていたい?

この問いは、短期の損得勘定ではなく、自分の人生の方向性を定める羅針盤になります。


結論:正解はひとつじゃない。「就職×起業」の選択肢もある

就職と起業は、対立するものではなく、組み合わせることもできます。

  • 就職してスキルを身につけながら、副業で小さく始める
  • 最初は起業し、失敗してもまた会社に入ればいい
  • フリーランス→会社就職→再び独立…という人も多い

重要なのは、「今の自分がどんな経験をすべきか?」という視点です。


最後に:「どっちが正解か?」ではなく、「自分で選んだ道が正解になる」

たとえどちらを選んでも、

  • 必ず迷うことはある
  • 必ず失敗することはある
  • 必ず「もっと良かった選択があるのでは」と思う瞬間はある

でも、“自分で考えて選んだ”という経験そのものが、人生最大の武器になります。


このページを読んだあなたにできる行動3選

✅ 自分の価値観を掘り下げるワークをやってみる
 →「やりたくないこと」「大切にしたいこと」から洗い出してみよう

✅ 憧れる大人5人のキャリアパターンを調べてみる
 →必ずしも「就職→定年」だけが人生じゃないと気づけるはず

✅ 起業と就職、どちらも小さく体験してみる
 →インターンやクラウドワークス、SNS発信などで両方を試してみよう

そして、まずは色々な情報を集めてみて下さい。最初から「これをやる」と決める必要はありません。まずは、いろんなビジネスの資料を見てみること。
下記の独立・開業のためのフランチャイズ比較サイトで、色々なビジネスの資料請求ををして見てみる事も1つ。そうすれば、やりたいことも見えてくるかもしれません。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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