正しい情報と間違った情報の見分け方

― 大学生起業で「信じてはいけない情報」を見抜く力 ―

大学生が起業を考え始めると、必ず直面する問題がある。
それが、「どの情報を信じればいいのかわからない」という壁だ。

ネットを見れば、

  • 起業は簡単
  • 誰でも月◯◯万円
  • これさえやれば成功する

そんな情報が溢れている。
一方で、

  • 起業はやめておけ
  • ほとんどが失敗する
  • 才能がないと無理

と、真逆の意見も大量にある。

情報が多すぎる今の時代、
大学生起業で最も重要なのは
**「正しい情報を集めること」ではなく「間違った情報を見抜くこと」**だ。


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そもそも「正しい情報」は人によって違う

最初に知っておいてほしい前提がある。

起業において、
すべての人に共通する正解情報は存在しない。

  • 環境
  • スキル
  • 使える時間
  • リスク許容度

これらが違えば、
同じ情報でも「正しくもなるし、間違いにもなる」。

だからこそ重要なのは、
「この情報は自分にとって使えるか?」
という視点だ。

大学生起業における情報の正しさは、
自分の状況に合っているかどうかで判断する必要がある。


「再現性」が語られていない情報は要注意

間違った情報に共通する特徴のひとつが、
再現性の話が一切ないことだ。

  • たまたまうまくいった
  • 特殊な環境だった
  • 人脈や資金が前提

こうした条件が隠されているケースは非常に多い。

正しい情報には、必ず以下の要素が含まれる。

  • なぜうまくいったのか
  • どんな前提条件があるのか
  • 失敗する可能性はどこか

これらに触れず、
結果だけを強調する情報は、
大学生にとっては危険度が高い。


成功談だけの情報は「間違ってはいないが使えない」

大学生が最も惹かれやすいのが、
派手な成功談だ。

  • 短期間で大きな成果
  • 劇的な逆転ストーリー
  • 楽そうに稼いでいる姿

これらの情報は、
嘘ではないことが多い。

だが問題は、
「なぜ成功談だけを出しているのか」
という点だ。

正しい情報発信者ほど、

  • 失敗談
  • 遠回り
  • 苦しかった時期

を必ず語る。

成功しか語られない情報は、
大学生にとっては「判断材料が足りない情報」になる。


「今すぐ」「誰でも」は危険ワード

情報の見分け方として、
覚えておいてほしいキーワードがある。

  • 今すぐ
  • 簡単
  • 誰でも
  • 確実
  • 再現性100%

これらが多用されている情報は、
ほぼ例外なく注意が必要だ。

起業は、

  • 時間がかかる
  • 試行錯誤が必要
  • 個人差が大きい

世界だ。

この現実に触れず、
楽な側面だけを強調する情報は、
大学生起業には向かない。


発信者の「立場」を必ず確認する

正しい情報かどうかを判断するために、
必ず見るべきポイントがある。

それは、
その人がどの立場で話しているかだ。

  • 実際に起業しているのか
  • 過去形なのか、現在進行形なのか
  • 何で収益を得ているのか

たとえば、

  • 起業そのものではなく
  • 情報商材や講座が主な収益源

という場合、
情報の出し方が偏る可能性がある。

これは悪いことではない。
だが、
立場を理解せずに信じると危険だ。


「否定しかしない情報」も信用しすぎない

間違った情報は、
ポジティブなものだけではない。

  • 起業は無理
  • 大学生には早い
  • ほとんど失敗する

こうした否定的な情報にも、
一定の真実は含まれている。

だが、
行動したことがない人や、
過去の失敗を一般化しているだけの意見も多い。

正しい情報は、

  • リスクを伝える
  • その上で選択肢を示す

否定だけで終わる情報は、
大学生の判断力を奪う。


正しい情報は「行動を具体化させる」

情報の正しさを見分ける、
最もシンプルな基準がある。

その情報を読んで、次の行動が具体的に決まるか?

  • 今日何をすればいいかわかった
  • 小さく試せる行動が見えた
  • 不安はあるが動けそう

こうした状態になる情報は、
少なくとも「使える情報」だ。

逆に、

  • すごいとは思ったが何も変わらない
  • 余計に迷った
  • 不安が増えた

こう感じた場合、
その情報は今の自分には不要か、間違っている可能性が高い。


情報は「信じる」ものではなく「試す」もの

大学生起業において、
最も安全な情報の扱い方はこれだ。

どんな情報も、一度信じずに試す。

  • 小さくやる
  • ダメならやめる
  • 合えば続ける

この姿勢を持つと、
間違った情報に振り回されなくなる。

正しいかどうかは、
自分の行動結果が教えてくれる。


間違った情報を避ける最大の方法

最後に、
最も重要なことを伝えたい。

間違った情報に引っかかる最大の原因は、
「楽な答えを探してしまうこと」だ。

  • 失敗したくない
  • 遠回りしたくない
  • 早く結果がほしい

この気持ちが強いほど、
都合のいい情報を信じやすくなる。

大学生起業で正しい情報を見分ける力とは、
覚悟を持って現実を見る力でもある。


情報を選ぶ力が、起業家としての基礎になる

大学生起業で正しい情報と間違った情報を見分けられるようになると、

  • 情報に振り回されない
  • 判断が早くなる
  • 行動が安定する

この状態に入れる。

起業で差がつくのは、
スキルや才能よりも、
何を信じ、何を捨てるかだ。

正しい情報とは、
あなたを前に進ませる情報のこと。

この基準を持てた瞬間、
情報収集は不安の原因ではなく、
強力な武器に変わる。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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