大学生起業を始めると、かなり早い段階で耳にする言葉があります。
「確定申告、ちゃんとやらないとダメだよ」
でも正直、多くの大学生はこう思っています。
- 「そもそも確定申告って何?」
- 「税理士がやるやつじゃないの?」
- 「自分にはまだ関係ない気がする…」
この感覚は、まったくおかしくありません。
むしろ、大学生起業家の9割以上が同じ状態からスタートします。
この章では、
- 確定申告とは何か
- 何をする手続きなのか
- 大学生起業家はどこまで理解すればいいのか
を、専門用語をほぼ使わずに解説します。
そもそも確定申告とは何?
確定申告を一言で言うと、こうです。
「この1年間で、これくらい儲かりました」と
国(税務署)に自分で報告する手続き
それ以上でも、それ以下でもありません。
学校のテストのように、
- 正解を当てる
- 難しい計算をする
ものではありません。
「事実をまとめて、提出する作業」
それが確定申告です。
なぜ確定申告が必要なの?
会社員の場合、
- 会社が給料を計算
- 税金も自動で処理
してくれます。
でも、大学生起業家(個人事業主)は違います。
- 自分で稼ぐ
- 自分で経費を使う
- 自分で利益を管理する
だから、
「どれくらい儲かったか」を
自分で申告する必要がある
というだけの話です。
確定申告でやることは、実は3つだけ
大学生起業家がやる確定申告は、
突き詰めるとこの3ステップです。
① 1年分の「売上」をまとめる
まずは、
- 商品が売れた金額
- サービスの報酬
- 振り込まれたお金
を、1年分まとめます。
ポイントは、
- 入金ベースで考えてOK
- 細かいズレは気にしすぎない
完璧さより、全体像が大事です。
② 1年分の「経費」をまとめる
次に、
- 事業に使ったお金
- 売上を作るための支出
をまとめます。
例としては、
- サーバー代
- ツール代
- 教材費
- 打ち合わせのカフェ代
など。
ここで大事なのは、
「事業のために使ったかどうか」
それだけです。
③ 売上 − 経費 = 利益を出す
あとは、とてもシンプル。
売上 − 経費 = 利益
この利益をもとに、
- 税金がいくらか
- 払う必要があるか
が決まります。
「確定申告=税金を払う」は間違い
大学生起業家が一番誤解しているのが、これです。
「確定申告=税金を払う手続き」
実際は違います。
- 確定申告 → 報告
- 納税 → 結果として発生するもの
です。
たとえば、
- 利益が少ない
- 赤字だった
場合、
申告しても税金がゼロというケースは普通にあります。
いつ、どこでやるの?
● 時期
確定申告の時期は、毎年だいたい
2月中旬〜3月中旬
この期間に、
- 前年1年間分
- まとめて申告
します。
● 方法
今はほとんどの大学生起業家が、
- 会計ソフト
- 国のオンライン申告
を使っています。
- 紙で書く
- 税務署に並ぶ
必要は、ほぼありません。
大学生起業家が「怖がらなくていい理由」
確定申告と聞くと、
- ミスしたら怒られる
- 難しい書類が山ほどある
と思われがちですが、現実はかなり違います。
✔ 大学生起業の初期は金額が小さい
✔ 悪意がなければ大問題にならない
✔ 分からない前提で制度が作られている
税務署も、
「大学生が初めてやる」
ことはちゃんと分かっています。
大学生起業家に必要な「確定申告レベル」
ここが一番大事です。
大学生起業家が最初に目指すべきレベルは、
- 売上と経費の違いが分かる
- 利益という考え方を知っている
- 1年分をまとめて出すと理解している
これだけで十分です。
- 税法を覚える
- 節税テクニックを学ぶ
必要はありません。
確定申告は「罰ゲーム」ではない
確定申告は、
- 面倒な義務
- 起業の罠
ではありません。
むしろ、
「自分のビジネスを整理するイベント」
です。
- どれくらい売れたか
- 何にお金を使ったか
- どれくらい成長したか
を、1年に1回振り返る機会になります。
大学生起業家へのメッセージ
確定申告は、
- できる人だけがやる
- 難しい人向けのもの
ではありません。
「起業した人なら、誰でも通る道」
それだけです。
怖がる必要も、
完璧を目指す必要もありません。
まずは、
- 流れを知る
- 何をするかを理解する
それだけで、
確定申告は「よく分からない恐怖」から
**「対処できる作業」**に変わります。
