大学生起業を考え始めると、
必ず一度はこんな不安が出てきます。
「税理士って、最初からつけた方がいいの?」
「司法書士に頼まないと、会社設立って危険?」
「専門家がいないと失敗するんじゃないか…」
周りの大人やネットの情報を見ると、
・「税金はプロに任せないと危ない」
・「会社設立は司法書士に頼むのが普通」
そんな言葉が目に入り、
「専門家をつけないと起業できない」
ような気がしてしまいます。
結論からはっきり言います。
大学生がゼロから起業する段階では、
税理士も司法書士も「最初から必須」ではありません。
ただし、
「いらない」でも「誰でも不要」でもありません。
ここでは、
・税理士・司法書士の役割
・大学生起業の初期で本当に必要かどうか
・つけるなら、どのタイミングか
・頼らない場合の考え方
を、現実的に整理します。
そもそも税理士・司法書士は何をする人?
まずは役割を整理しましょう。
税理士の役割
税理士は、主にお金と税金の専門家です。
・確定申告
・法人税申告
・帳簿や会計のサポート
・節税のアドバイス
事業でお金が動き始めた後に、
本領を発揮する専門家です。
司法書士の役割
司法書士は、主に登記と書類の専門家です。
・会社設立の登記
・定款作成のサポート
・法人情報の変更手続き
会社を「法的に成立させる」部分を扱います。
「専門家=最初から必要」という勘違い
大学生が専門家を必要以上に意識してしまう理由は、
・難しそう
・間違えたら取り返しがつかない気がする
・自分には無理だと思ってしまう
この3つが重なるからです。
ですが、冷静に考えてみてください。
会社設立や税務は、
毎年何十万社も普通の人がやっています。
特別な才能が必要なものではありません。
税理士は最初から必要か?
まずは税理士について。
結論:大学生起業の初期では「必須ではない」
大学生起業の初期段階では、
・売上が少ない
・取引がシンプル
・人も雇っていない
というケースがほとんどです。
この段階で、
・毎月数万円の顧問料
を払って税理士をつけると、
コスト負担の方が重くなりやすいです。
税理士が「いらない」わけではない
ここで誤解してほしくないのは、
「税理士は不要な存在」ではない
ということです。
問題なのは、
「今のフェーズに合っているかどうか」
です。
税理士がいなくても回るケース(大学生起業初期)
次のような状態なら、
最初は自分で対応できるケースが多いです。
・売上がまだ小さい
・取引数が少ない
・シンプルなビジネス
・一人でやっている
この場合、
・無料〜低価格の会計ソフト
・ネット上の解説
・最低限の知識
で十分回ります。
税理士を検討すべきタイミング
逆に、
次のような状態になったら、
税理士を検討する価値が出てきます。
・売上が安定してきた
・税金の額が無視できなくなった
・取引が複雑になってきた
・人を雇い始めた
このタイミングで税理士をつけると、
・時間が増える
・ミスのリスクが減る
・事業に集中できる
というメリットが出てきます。
司法書士は最初から必要か?
次に、司法書士について。
結論:これも「必須ではない」
会社設立の手続きは、
・手順が決まっている
・難しい判断は少ない
ため、
自分で行うことも十分可能です。
特に大学生起業では、
・シンプルな会社形態
・一人会社
が多く、
司法書士に頼まなくても設立できます。
司法書士に頼むメリット
司法書士に頼むと、
・手続きの手間が減る
・ミスの不安が減る
・時間を節約できる
というメリットがあります。
ただし、
・5〜10万円程度の費用
がかかるケースが一般的です。
大学生起業で司法書士が向いているケース
次のような場合は、
司法書士を使うのも一つの選択です。
・複数人で会社を作る
・出資比率が複雑
・書類作業がどうしても苦手
・時間をお金で買いたい
逆に言えば、
・一人で
・シンプルに
・費用を抑えたい
なら、
自分でやる選択も十分アリです。
「専門家がいないと危険」という不安の正体
多くの大学生が感じている不安の正体は、
「失敗したら取り返しがつかない」という思い込みです。
ですが実際には、
・修正できる
・やり直せる
・相談できる
場面がほとんどです。
最初から完璧である必要はありません。
専門家を「固定費」にしない考え方
大学生起業で重要なのは、
専門家を“常に雇う存在”にしないことです。
おすすめなのは、
・スポット相談
・必要なときだけ依頼
という使い方です。
・最初は自分でやる
・分からなくなったら相談
・本格化したら継続依頼
この段階的な付き合い方が、
最も無理がありません。
専門家に頼らない場合の注意点
自分でやる場合でも、
最低限気をつけたいポイントがあります。
・分からないまま放置しない
・調べる癖をつける
・期限を守る
これさえ意識していれば、
大きなトラブルになる可能性は低いです。
大学生起業で一番やってはいけない判断
最後に、
一番もったいない判断をお伝えします。
それは、
「専門家がいないから、起業をやめる」
という選択です。
税理士も司法書士も、
・起業の条件
・スタートライン
ではありません。
あくまで、
成長を助ける道具です。
まとめ:専門家は「必要になったら使う」でいい
税理士・司法書士は、
・最初から必須ではない
・でも、不要な存在でもない
というのが、大学生起業における正解です。
大学生起業の初期は、
・身軽さ
・低コスト
・柔軟さ
が何より大切です。
だからこそ、
・最初は自分で
・困ったら相談
・成長したら依頼
この順番で十分です。
専門家をつけるかどうかで、
起業の価値は決まりません。
動いたかどうかだけが、
あなたを起業家にします。
