経営者は何故ゴルフをするのか?

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20代で起業を目指す学生にこそ知ってほしい「ゴルフの本当の価値」

「経営者って、なんでみんなゴルフやってるの?」

起業を目指す学生や20代の若者から、よく聞かれる質問です。
正直に言えば、私自身も学生の頃はこう思っていました。

  • お金持ちの遊びでしょ?
  • 接待のためだけじゃないの?
  • 時間とお金の無駄では?

しかし、社会に出て、起業家・経営者と仕事をし、自分自身も経営の現場に立つようになってから、この考えは180度変わりました。

結論から言います。
経営者がゴルフをするのは「遊び」ではなく、極めて合理的な投資行動だからです。

この記事では、
「なぜ経営者はゴルフをするのか?」
そして
「起業を目指す学生が、なぜゴルフの考え方を知っておくべきなのか?」
を、分かりやすく解説していきます。

1. ゴルフは「人間性」が丸裸になるスポーツ

経営者がゴルフを重視する最大の理由は、
その人の本質がすべて出るからです。

ゴルフは以下の特徴を持っています。

  • ミスが必ず起きる
  • 言い訳が通用しない
  • 1日4〜5時間、同じメンバーと行動する
  • ルールとマナーが極端に厳しい

例えばこんな場面。

  • ミスした時に他人や環境のせいにする人
  • うまくいかないと機嫌が悪くなる人
  • 自分だけ有利になるようズルをする人
  • キャディさんや後輩に横柄な態度を取る人

こうした行動は、仕事や経営でも必ず表に出ます。

逆に、

  • ミスを冷静に受け止める
  • 周囲を気遣いながらプレーする
  • ルールを当たり前に守る
  • 相手を立てる振る舞いができる

こうした人は、
一緒にビジネスをしたい人間だと判断されやすいのです。

経営者がゴルフを通して見ているのは、
**スコアではなく「人間性」**なのです。

2. ゴルフは「経営そのもの」を体験できるスポーツ

ゴルフは、驚くほど経営に似ています。

● ゴールが明確

→ ホールアウト(事業の成功)

● 一打一打が積み重なる

→ 日々の意思決定の連続

● 一発逆転はほぼない

→ 地道な改善が必要

● ミスは必ず起きる

→ トラブル・失敗・赤字

● 自分で判断し、責任を取る

→ 経営者の本質

特に重要なのが、
**「無理をしない判断力」**です。

ゴルフでは、
・届かない距離を無理に狙う
・調子が悪いのに攻め続ける

こうした判断は、ほぼ確実にスコアを崩します。

これは経営でも同じ。

  • 資金が足りないのに拡大する
  • 経験不足の分野に無謀に挑戦する
  • 他人と比較して焦る

結果は想像できますよね。

ゴルフが上手い経営者ほど、
「引く判断」「守る判断」が上手い傾向があります。

3. ゴルフ場は「信頼が生まれやすい空間」

ゴルフ場は、非常に特殊なコミュニケーション空間です。

  • スマホをほとんど触らない
  • 長時間、自然の中で会話する
  • 立場や肩書きが薄れる

この環境では、
表面的な営業トークが通用しません。

だからこそ、

  • 本音の話が出る
  • 価値観が見える
  • 深い信頼関係が生まれる

実際に、
「ゴルフをきっかけに仕事が決まった」
「ゴルフで人柄を見て出資を決めた」

という話は、経営者の世界では珍しくありません。

学生起業家にとって、
**「人から信頼される場を持つ」**ことは非常に重要です。

その代表的な場の一つが、ゴルフなのです。

4. なぜ学生のうちから知っておくべきなのか?

「でも、学生がゴルフなんて早くない?」

そう思うかもしれません。
結論から言うと、今すぐ始める必要はありません。

ただし、
「なぜ経営者がゴルフを重視するのか」を知っておくこと
これは非常に大きな差になります。

理由は3つ。

① 経営者との距離が一気に縮まる

ゴルフの話題が分かるだけで、会話が変わります。

② 経営者の価値観が理解できる

ゴルフ=遊び、ではないと分かる。

③ 将来の選択肢が増える

「ゴルフやっておけばよかった…」と後悔する人は多い。

実際、
30代・40代で起業した人の多くが、こう言います。

「学生の頃にゴルフを始めておけばよかった」

5. ゴルフの本質は「上手いかどうか」ではない

最後に、最も大事なことを伝えます。

経営者が見ているのは、

❌ スコア
❌ 飛距離
❌ 技術

ではありません。

見ているのは、

  • ミスした時の態度
  • 他人への配慮
  • ルール・マナー
  • 長時間一緒にいて心地よいか

つまり、
「この人と一緒に事業をやれるか?」
という一点です。

これは、起業において最も重要な資質でもあります。

まとめ|ゴルフは「大人の経営学」

経営者がゴルフをする理由を一言で表すなら、

「人と経営を同時に学べるから」

です。

20代で起業を目指す学生にとって、
ゴルフは必須スキルではありません。

しかし、

  • 経営者の思考を理解する
  • 信頼される人間になる
  • 長期的な視点を持つ

これらを学ぶ「教材」として、
ゴルフほど優れたものは多くありません。

今すぐクラブを握らなくてもいい。
ただ、この価値を知っているかどうかが、
数年後、あなたの立ち位置を大きく変えるかもしれません。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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