大学生起業を始めると、多くの人がこう悩みます。
「ちゃんとした人に見せなきゃいけない気がする」
「起業家っぽく振る舞わないと、選ばれないのでは?」
「実績がないのを隠した方がいいのかな…」
この気持ちは、とても自然です。
周りを見れば、SNSには「成功者」の言葉があふれ、
堂々としたプロフィール、立派な肩書き、強い言い切りが並んでいます。
でも、大学生起業において
それを真似するほど、信頼から遠ざかる
という現実があります。
先に結論:背伸びは「信用」を削る
最初に結論を言います。
大学生起業では、背伸びすればするほど信用を失い、
等身大でいるほど信頼が積み上がります。
これは精神論ではありません。
人が「この人に任せてもいい」と判断する
心理構造の話です。
なぜ大学生は「背伸びした営業」をしてしまうのか
理由を整理します。
理由① 比較対象が“完成形”しか見えていない
SNSやネットに出てくる起業家の多くは、
すでに成果が出た後の姿です。
でも大学生は、
スタート地点の自分
と
完成形の他人
を比べてしまいます。
結果として、
「今のままじゃダメだ」
「もっと大きく見せなきゃ」
と考えてしまうのです。
理由② 営業=強く見せるものだと思っている
営業という言葉から、
・自信満々
・言い切り
・押しの強さ
を想像する人は多いです。
しかし、これは
法人営業・会社組織の営業
のイメージ。
大学生起業の営業とは、
土俵がまったく違います。
理由③ 断られるのが怖い
背伸びは、
自分を守るための鎧
でもあります。
「すごそうに見せていれば、
否定されにくいはず」
でも実際には、
この鎧が逆効果になります。
背伸びした営業が信頼を失う理由
理由① 違和感は必ず伝わる
人は、想像以上に敏感です。
・言葉が強すぎる
・経験と発言が釣り合っていない
・質問に対する答えが浅い
こうした違和感は、
言語化されなくても伝わります。
結果として、
「なんか信用しづらい」
という印象になります。
理由② 期待値が不自然に上がる
背伸びした営業は、
自分で自分のハードルを上げます。
・言ったことを求められる
・できないと失望される
・ズレが大きくなる
大学生起業では、
この期待値ギャップが致命的
です。
理由③ 本音を話してもらえなくなる
相手はこう思います。
「この人、ちゃんとしてそうだから」
「弱い話はしない方がいいかな」
結果として、
・表面的な相談
・本当の悩みが出てこない
・深い関係にならない
営業として、
一番もったいない状態です。
背伸びしない営業が信頼を生む理由
ここから本題です。
理由① 正直さは「安全」だと伝わる
背伸びしない人は、
こういう言葉を自然に使います。
・まだ勉強中です
・経験は多くありません
・一緒に考えたいです
これを聞いた相手は、
無意識にこう感じます。
「変なことを言われなさそう」
「無理に引っ張られなさそう」
安心=信頼の入り口
です。
理由② 立ち位置が対等になる
背伸びした営業は、
上下関係を作ります。
・教える人
・売る人
・導く人
一方、背伸びしない営業は、
・一緒に考える
・整理する
・伴走する
この立ち位置は、
大学生起業と非常に相性がいい。
対等な関係は、本音を引き出します。
理由③ 弱さが「人間味」になる
大学生起業では、
完璧さよりも人間味が大切です。
・迷っている
・悩んだ経験がある
・失敗したことがある
これらは、
共感の材料
になります。
共感は、
信頼の加速装置です。
背伸びしない営業でやるべきこと
では、具体的に何をすればいいのか。
① 「できること」と「できないこと」を分けて話す
信頼される人は、
線引きが明確です。
・ここまではできる
・ここから先は難しい
・必要なら他を紹介できる
この姿勢は、
プロ意識として受け取られます。
② 結論を急がない
背伸びしない営業は、
すぐに答えを出しません。
・一度持ち帰ります
・整理してから考えましょう
・今は決めなくて大丈夫です
この余白が、
信頼を生みます。
③ 売らない選択肢も提示する
信頼される大学生起業家は、
こう言えます。
・今はやらない方がいいかも
・別の方法もあります
・この選択は合わないかもしれません
「売る気がない人」
ではなく、
「相手を優先している人」
に見えるのです。
背伸びしない営業を支えるのがホームページ
ここで、
HPの役割が重要になります。
HPは、
・実績を誇る場所
・すごく見せる場所
ではありません。
考え方・立ち位置・価値観を伝える場所
です。
HPに、
・背伸びしない姿勢
・一緒に考えるスタンス
・対象を絞った言葉
が書いてあれば、
営業の場で無理をする必要がなくなります。
大学生起業における「ちょうどいい立ち位置」
最後に、
大学生起業で最も信頼されやすい立ち位置を言語化します。
「少しだけ先を歩いている人」
・完璧じゃない
・でも、全くの初心者でもない
・迷いながら進んでいる
この距離感が、
一番相談され、
一番選ばれます。
まとめ|背伸びしないことが、最大の強みになる
背伸びしない営業が信頼を生む理由をまとめます。
- 背伸びは違和感を生む
- 期待値ギャップが信頼を削る
- 等身大は安心を生む
- 弱さは共感につながる
- 対等な立ち位置が本音を引き出す
- HPがあれば、無理に営業しなくていい
大学生起業で大切なのは、
「すごく見せること」ではありません。
「この人なら安心して話せる」
と思ってもらうこと
です。
背伸びしない。
盛らない。
無理をしない。
それは弱さではなく、
大学生起業における最強の営業戦略
です。
