起業で合わない人と無理に付き合わない理由

起業を考え始めた大学生の多くが、こんな葛藤を抱えます。

「合わないと感じても、付き合いは続けた方がいいのかな」
「断ったらチャンスを逃すかもしれない」
「人間関係を切るのは、冷たい人間な気がする」

とても真面目で、優しい考え方です。
しかし、起業の現場ではこの優しさが、最大の足かせになることがあります。

実際に長く起業を続けている人ほど、
はっきりとこう言います。

「合わない人とは、無理に付き合わない」

これは、わがままでも傲慢でもありません。
起業という不安定でエネルギーを使う道を歩く上で、
必要不可欠な自己防衛なのです。


まず知っておくべき前提

合わない人がいるのは「当たり前」

最初に、安心してほしいことがあります。

起業で「合わない人」が出てくるのは、
あなたに問題があるからではありません。

  • 価値観
  • 目指す方向
  • スピード感
  • リスクの取り方

これらがズレるのは、
生き方が分岐した証拠です。

起業とは、
「正解のレール」から降りる選択です。
その時点で、合わない人が出てくるのは自然なことなのです。


理由①

合わない人といると「思考」が鈍る

起業で最も大切なのは、
行動力やスキル以上に思考の質です。

しかし、合わない人と一緒にいると、

  • 否定される
  • 小さく見られる
  • 不安を煽られる

といったことが起こりやすくなります。

たとえば、

  • 「それ、意味あるの?」
  • 「失敗したらどうするの?」
  • 「普通はやらないよね」

こうした言葉は、
一つ一つは正論に見えても、
挑戦する思考を確実に削っていきます。

起業家が合わない人と距離を取るのは、
自分の思考環境を守るためです。


理由②

無理な付き合いは「行動量」を奪う

起業初期は、

  • やることが多い
  • 迷うことが多い
  • 失敗も多い

非常にエネルギーを使います。

その状態で、

  • 気を使う
  • 空気を読む
  • 本音を隠す

関係を続けると、
行動する前に疲れてしまうのです。

合わない人と付き合うことで消耗するエネルギーは、
想像以上に大きい。

起業家は、

エネルギーの使い道を間違えると、続かない

ことを身をもって知っています。


理由③

合わない人は「判断を遅らせる」

起業では、

  • 今決める
  • 今動く
  • 今修正する

というスピードが重要です。

しかし、合わない人が周りにいると、

  • どう思われるか
  • 反対されないか
  • 説明しなきゃいけない

と考えてしまい、
判断が遅れます。

起業家が合わない人と距離を取るのは、

決断のスピードを守るため

でもあります。


理由④

合わない人は「あなたの未来」を基準にしない

合わない人の多くは、
悪気があるわけではありません。

ただし、判断基準が違います。

  • 安定が第一
  • 失敗しないことが正解
  • 今の快適さが大事

一方、起業家は、

  • 成長
  • 挑戦
  • 長期視点

を基準に選択します。

このズレがある限り、
どれだけ話し合っても噛み合いません。

起業家が無理に付き合わないのは、
相手を変えられないことを理解しているからです。


理由⑤

合わない人との関係は「罪悪感」を生む

合わない人と無理に付き合うと、

  • 断れなかった自分
  • 流されてしまった自分
  • 本音を言えなかった自分

に対して、
自己嫌悪が生まれます。

この積み重ねは、

  • 自信を削り
  • 自己肯定感を下げ
  • 挑戦を怖くする

という悪循環につながります。

起業家が距離を取るのは、
自分を嫌いにならないためでもあります。


理由⑥

合わない人は「成功しても喜ばない」

これは、とても現実的な話です。

合わない人ほど、

  • 成功すると距離を取る
  • 冗談で下げてくる
  • 素直に祝えない

という反応を示すことがあります。

それは嫉妬というより、
価値観の違いです。

起業家は、

成功した時に、心から喜んでくれる人

とだけ、深く関わりたいと考えます。


大学生がやりがちな勘違い

ここで、重要な誤解を解いておきます。

合わない人と距離を取ることは、

  • 人を切り捨てる
  • 冷酷になる
  • 自己中心的になる

ことではありません。

それは、

自分の人生に責任を持つ行為

です。

すべての人に好かれる必要はありません。
すべての人と分かり合う必要もありません。


起業家は「距離感」を調整しているだけ

起業家がやっているのは、

  • 完全に縁を切る
    ではなく
  • 無理のない距離を保つ

という選択です。

  • 会う頻度を減らす
  • 深い話をしない
  • 仕事を一緒にしない

これだけで、
心は驚くほど軽くなります。


合わない人と付き合わないと、何が起きるか

合わない人と無理に付き合わなくなると、

  • 判断が速くなる
  • 行動が増える
  • 思考が前向きになる

という変化が起きます。

そして何より、

自分に合う人が自然と集まる

ようになります。

これは不思議なことではありません。
エネルギーの向け先が変わるからです。


起業家が本当に大切にしている人間関係

起業家が大切にしているのは、

  • 数が多い関係
    ではなく
  • 安心して本音を出せる関係

です。

  • 応援してくれる
  • 正直な意見をくれる
  • 立場が違っても尊重してくれる

こうした関係が数人あれば、
起業は十分に続けられます。


起業で合わない人と無理に付き合わない本当の理由

最後に、最も大切なことをお伝えします。

起業で合わない人と無理に付き合わない理由とは、

起業は、メンタルとエネルギーが命だから

です。

  • 思考を守る
  • 行動を守る
  • 自分を守る

この3つができなければ、
どんなに優秀でも続きません。

大学生にとって、
人間関係で消耗しないことは、
スキル以上に重要な経営判断です。

合わない人と距離を取ることは、
逃げではありません。

起業を続けるための、
とても勇気のある選択
です。

あなたは、
誰と一緒にいるかを選んでいい。

それは、
起業家としてだけでなく、
一人の人間として当然の権利なのです。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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