起業を考え始めた時に最初に壊すべき常識

― 起業がうまくいかない人の多くは「行動力」ではなく「思い込み」で止まっている ―

起業を考え始めた瞬間、多くの大学生は行動する前に立ち止まります。
理由はシンプルです。

「起業とはこういうものだ」
という常識が、頭の中に強く刷り込まれているからです。

・才能がある人しかできない
・お金がないと無理
・失敗したら人生終了
・特別なアイデアが必要
・覚悟が決まってから始めるもの

これらは、一見もっともらしく聞こえますが、
実際の起業現場とは大きくズレています。

起業でつまずく人の多くは、
「能力が足りない」のではなく、
最初に壊すべき常識を壊さないまま動こうとすることが原因です。

ここでは、20代大学生が起業を考え始めた時に、
真っ先に手放すべき常識を整理して解説します。


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常識①「起業は一部の才能ある人のもの」

最も根深い常識がこれです。

・コミュ力が高い人
・天才的なアイデアを持つ人
・行動力の塊のような人

こうした人だけが起業できる、と思っていませんか?

現実はまったく逆です。
実際に起業で生き残っている人の多くは、
凡人で、慎重で、失敗を繰り返してきた人です。

起業に必要なのは才能ではなく、
・考える
・試す
・直す
このサイクルを回し続ける力です。

才能がなくても、
続けられる人は必ず前に進みます。


常識②「起業にはお金が必要」

これも、多くの大学生を止める常識です。

確かに、
大きなビジネスを始めるにはお金が必要です。

しかし大学生起業のスタート地点は、そこではありません。

・時間
・知識
・工夫
・スマホとネット環境

これだけあれば、起業の第一歩は踏み出せます。

むしろ、最初からお金がある人ほど、
・広告に頼る
・外注に頼る
・本質を理解しない
という失敗をしやすいのも事実です。

お金がないことは、大学生起業ではハンデではなく制限装置です。


常識③「失敗したら人生が終わる」

この常識は、起業への最大のブレーキです。

ですが冷静に考えてみてください。

・大学生起業で失敗しても
・借金をしなければ
・人生が詰むことはありません

むしろ、
・何も挑戦しなかった
・失敗を一度も経験しなかった
ことの方が、後々大きな後悔になります。

起業における失敗の多くは、
「やり方が違った」
というだけの話です。

失敗=終了
ではなく、
失敗=調整ポイント
という認識に切り替える必要があります。


常識④「完璧なアイデアが必要」

「良いアイデアが思いつかないから起業できない」
これは、非常によくある勘違いです。

起業で成功するアイデアの多くは、
最初から完璧だったわけではありません。

・ありふれていた
・小さかった
・誰も注目していなかった

それを、
試しながら、直しながら、育ててきただけです。

重要なのは、
アイデアの質より、検証のスピードです。

小さく出す。
反応を見る。
修正する。

これを繰り返せる人が、起業に向いています。


常識⑤「覚悟が決まってから始めるもの」

「まだ覚悟が足りない」
「本気になってから始めたい」

これは一見、立派な考えに見えます。
しかし実際には、
覚悟が決まらないから始められない
という状態に陥っているだけです。

現実の起業では、
始めてから覚悟が育ちます。

・小さく始める
・少し成果が出る
・責任が生まれる

この積み重ねの中で、
覚悟は後からついてくるものです。

覚悟が先ではなく、
行動が先です。


常識⑥「起業は会社員より不安定」

これも、よく聞く常識です。

確かに、
収入が毎月固定されるわけではありません。

しかし一方で、
会社員の安定も絶対ではありません。

・会社の倒産
・業界の衰退
・リストラ
・配置転換

こうしたリスクは、個人ではコントロールできません。

起業は不安定に見えて、
自分で調整できる不安定さです。

この違いは、長期的に見ると非常に大きいのです。


常識⑦「起業したら就職できなくなる」

大学生が特に怖がる常識です。

しかし現実には、
起業経験は就職・転職でプラス評価されることが多くなっています。

・自分で考えた
・行動した
・責任を取った

この経験は、
「指示待ちではない人材」
として評価されます。

失敗した起業経験でも、
そこから何を学んだかを語れる人は、
十分に評価対象になります。


常識⑧「起業は特別な人生を選ぶこと」

最後に、最も誤解されやすい常識です。

起業は、
人生を大きく賭ける一発勝負ではありません。

実際には、
・試して
・合わなければ戻って
・また別の形で挑戦する
そんな柔軟な選択肢の一つです。

起業とは、
「特別な人になること」
ではなく、
自分の人生を自分で選ぶ練習に近い行為です。


まとめ:起業前に壊すべきなのは「自分を縛る思い込み」

起業を考え始めた時、
最初にやるべきことは、
スキルを学ぶことでも、
ビジネスモデルを探すことでもありません。

間違った常識を壊すことです。

・才能はいらない
・お金は後からでもいい
・失敗しても人生は終わらない
・完璧である必要はない
・覚悟は行動の後についてくる

この前提に立てた時、
起業は「怖いもの」から
現実的な選択肢に変わります。

20代大学生の起業は、
無謀な挑戦ではありません。

むしろ、
最もリスクが低く、学びが大きいタイミングです。

まずは、
「起業とはこういうものだ」
という思い込みを、壊すところから始めましょう。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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