起業前のインプットとアウトプットの正しい順番

大学生が起業を考え始めると、ほぼ確実にぶつかる壁があります。
それが、
「どれくらい勉強してから動けばいいのか分からない」
という問題です。

・まだ知識が足りない気がする
・もっと勉強してからじゃないと不安
・でも、勉強ばかりで何も進んでいない

一方で、

・とりあえず行動してみた
・勢いで始めてみた
・でも、空回りして疲れた

という人もいます。

結論から言います。
起業前のインプットとアウトプットには、明確に「正しい順番」があります。
この順番を間違えると、努力しているのに成果が出ない状態にハマります。


なぜ多くの大学生が順番を間違えるのか

原因はシンプルです。

学校教育では、
「十分に学んでから実践する」
という順番が正解だったからです。

・授業で学ぶ
・テストで確認
・できるようになってから使う

この流れに慣れている大学生ほど、
起業でも同じことをしようとします。

しかし、起業はこの構造が通用しません。

なぜなら、
何を学ぶべきかは、やってみないと分からない
からです。


起業における基本原則|インプットは「準備」ではない

まず、前提をひっくり返しましょう。

起業において、
インプットは準備ではありません。

インプットの役割は、

・行動のヒントを得る
・ズレを修正する
・判断材料を増やす

この3つだけです。

つまり、
アウトプットの後に行うもの
なのです。


正しい順番①「最低限のインプット」

いきなり何も知らずに動く必要はありません。
ただし、必要なのは“最低限”です。

ここでの最低限とは、

・そのジャンルがどんな仕事か
・どうやってお金が発生するか
・最低限の用語が分かるか

このレベルで十分です。

本1冊、記事数本、動画数本。
完璧な理解は不要です。

この段階で勉強しすぎると、
「分かった気になる」だけで止まります。


正しい順番②「超小さなアウトプット」

最低限を知ったら、
すぐにアウトプットに移ります。

ここでいうアウトプットは、

・商品を作ること
・会社を作ること
・SNSで発信すること

ではありません。

もっと小さくてOKです。

・人に話してみる
・DMを1通送る
・簡単な提案文を書く
・無料で手伝ってみる

失敗しても痛くない行動
を選んでください。

起業前のアウトプットは、
成果を出すためではなく、
ズレを知るために行います。


正しい順番③「アウトプット後のインプット」

ここが、ほとんどの人がやっていないポイントです。

アウトプットをすると、必ず

・分からなかったこと
・うまくいかなかったこと
・想定外の反応

が出てきます。

この状態で行うインプットは、
驚くほど吸収率が高くなります。

なぜなら、

・目的がはっきりしている
・自分事として学べる
・すぐ試せる

からです。

行動→学習
この順番が、起業における正解です。


間違った順番① インプットし続ける人の末路

インプットばかりしている人は、
一見すると努力家です。

しかし、

・本が増える
・ノートが増える
・知識は増える

のに、
現実は何も変わっていません。

この状態が続くと、

・自信がなくなる
・動くのが怖くなる
・理想だけが高くなる

という悪循環に入ります。

インプット過多は、行動しない言い訳になりやすい
ということを、強く自覚してください。


間違った順番② アウトプットだけで突っ走る人の末路

逆に、

・何も考えずに行動
・勉強は後回し
・とにかく量

という人もいます。

このタイプは、

・同じ失敗を繰り返す
・改善点に気づけない
・成長が止まる

という壁にぶつかります。

アウトプットだけでは、
精度が上がりません。

だからこそ、
行動の後にインプットが必要なのです。


起業前の理想的なサイクル

大学生起業でおすすめなのは、
次のサイクルです。

  1. 最低限のインプット
  2. 小さなアウトプット
  3. 振り返り
  4. 必要なインプット
  5. もう一度アウトプット

このサイクルを、
短期間で回すこと
が重要です。

1ヶ月で完璧を目指すより、
1週間で5回回す方が、圧倒的に成長します。


なぜアウトプットが先だと怖いのか

多くの大学生がアウトプットを怖がる理由は、

・失敗したくない
・恥をかきたくない
・否定されたくない

という感情です。

しかし起業では、
失敗しないことより、失敗を早くすること
の方が価値があります。

アウトプットが怖いのは、
真剣な証拠です。

怖いまま進める人だけが、
次の景色を見られます。


インプットとアウトプットを間違えない人の特徴

順番を間違えない人には、共通点があります。

・学ぶ目的が明確
・行動のハードルが低い
・完璧を求めない
・失敗をデータとして扱う

この考え方が身につくと、
起業は一気に現実的になります。


まとめ|起業前に一番大事なのは「順番」

起業前のインプットとアウトプットの正しい順番をまとめます。

  • まず最低限だけ学ぶ
  • すぐに小さく動く
  • 動いた後に学ぶ
  • 学んだらすぐ試す
  • 完璧を目指さない

起業は、
「賢い人が勝つゲーム」
ではありません。

「順番を間違えなかった人が、前に進むゲーム」
です。

知識は、行動の後に集める。
行動は、知識が足りなくても始める。

この順番を守れるかどうかが、
起業前の最大の分かれ道です。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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