起業家がやらないことリスト

TOC

起業家がやらないことリスト

― 成果を出す人ほど「やらない決断」がうまい ―

起業というと、多くの学生はこう考えがちです。

「もっと頑張らないといけない」
「人より多く行動しないと成功できない」
「全部自分でやらないとダメだ」

しかし、実際に起業で成果を出している人たちを見てみると、
彼らは“やること”よりも、“やらないこと”を明確にしています。

起業は、時間・お金・体力・集中力といった
限られたリソースをどう使うかのゲームです。
だからこそ、
「何をやらないか」を決められない人ほど消耗し、脱落していきます。

この章では、学生起業家が知っておくべき
**「起業家がやらないことリスト」**を、
理由とともに詳しく解説していきます。

1. 起業家は「完璧な準備」をやらない

起業で最も多い失敗の一つが、
準備ばかりして動かないことです。

  • もっと勉強してから
  • 知識がついてから
  • 自信ができてから

こうしている間に、時間だけが過ぎていきます。

成果を出す起業家は、
**「準備は6割で十分」**と考えています。

なぜなら、

  • 実際にやってみないと分からない
  • 市場の反応は机上では読めない
  • 完璧なスタートは存在しない

からです。

学生起業家に必要なのは、
完璧な準備ではなく、
早く失敗して、早く修正することです。

2. 起業家は「全員に好かれよう」としない

起業を始めると、必ず周囲から意見を言われます。

  • それ、無理じゃない?
  • ちゃんと就職した方がいい
  • そんなの誰がやるの?

このとき、成果を出せない人ほど
「分かってもらおう」と必死になります。

一方、起業家は
全員に好かれることを最初から諦めています。

なぜなら、

  • 新しいことは理解されにくい
  • 正解は後からしか分からない
  • 批判=失敗ではない

と分かっているからです。

学生起業家に必要なのは、
全員の同意ではなく、
**少数の「必要としてくれる人」**です。

3. 起業家は「モチベーション管理」をやらない

「やる気が出ないから今日はやらない」
これは、起業が続かない人の典型的な思考です。

成果を出す起業家は、
モチベーションに頼ることをやめています。

代わりにやっているのは、

  • 時間を決める
  • 作業量を小さくする
  • 習慣に組み込む

といった、行動の仕組み化です。

学生起業家にとって重要なのは、
「やる気を出す方法」を探すことではなく、
やる気がなくても進む状態を作ることです。

4. 起業家は「全部を自分でやろう」としない

起業初期ほど、
「全部自分でやらなきゃ」と思いがちです。

しかし、成果を出す起業家は、

  • 自分がやるべきこと
  • 人に任せられること
  • やらなくていいこと

を早い段階で分けています。

特にやらないのが、

  • 成果に直結しない作業
  • 得意でない作業
  • 時間を奪うだけの作業

学生起業家は、
**「全部やる人」ではなく「選ぶ人」**になる必要があります。

5. 起業家は「他人と比較する時間」をやらない

SNSを見ていると、

  • 同年代で成功している人
  • フォロワーが多い人
  • 売上を自慢している人

が目に入ります。

しかし、起業家は
他人と比較して落ち込む時間を使いません。

なぜなら、

  • スタート地点が違う
  • 条件が違う
  • 見えているのは結果だけ

と理解しているからです。

成果を出す人が見ているのは、
他人ではなく
「昨日の自分」との差です。

6. 起業家は「すぐ結果が出る前提」で考えない

起業が続かない理由の多くは、
結果を急ぎすぎることです。

  • 1ヶ月で稼げると思っていた
  • すぐ評価されるはずだった
  • 思ったより反応がない

ここで心が折れる人が非常に多いです。

起業家は、
最初は結果が出ないのが普通
という前提で行動しています。

学生起業家に必要なのは、
短期的な成果よりも、
続けられる設計です。

7. 起業家は「夜遅くまでの無理」をやらない

「起業=寝る間も惜しんで作業」
というイメージは、かなり危険です。

成果を出している起業家ほど、

  • 睡眠を削らない
  • 無理な徹夜をしない
  • 体調管理を優先する

という判断をしています。

なぜなら、

  • 判断ミスが増える
  • 継続できなくなる
  • 長期的に見て非効率

だからです。

学生起業家にとって、
体力と集中力は最大の資産です。
無理は美徳ではありません。

8. 起業家は「自分を責め続けること」をやらない

最後に、最も重要な「やらないこと」を伝えます。

それは、
自分を責め続けることです。

  • 今日はあまり進まなかった
  • 自分は向いていないかもしれない
  • 失敗ばかりしている

こうした思考は、
行動を止めるだけで、何も生みません。

起業家は、

  • 事実は振り返る
  • 感情は引きずらない
  • また次に進む

この切り替えが非常にうまいです。

学生起業家に必要なのは、
完璧さではなく、
戻ってこれる強さです。

まとめ|やらないことを決めた人から、起業は楽になる

起業家がやらないことは、
サボりでも逃げでもありません。

  • 完璧を求めない
  • 全員に好かれようとしない
  • モチベーションに頼らない
  • 他人と比較しない
  • 無理を美徳にしない

これらはすべて、
長く成果を出し続けるための戦略です。

学生のうちに起業に挑戦するなら、
「何をやるか」と同時に、
**「何をやらないか」**も決めてください。

それだけで、
起業は驚くほど続けやすくなります。

Let's share this post !

Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

TOC