起業において最も難しいことは、才能でも資金でも人脈でもありません。
行動を止めないことです。
多くの大学生起業家が「やる気があるうちは行動できる」「モチベーションが上がったら頑張ろう」と考えます。しかし、実際に結果を出し続ける起業家ほど、やる気や感情に頼らず、淡々と行動を積み重ねています。
では、なぜ行動は止まってしまうのか。
そして、なぜ一部の起業家は、成果が出ない時期でも行動し続けられるのか。
ここでは、行動が止まる本当の原因と、行動を止めないための実践的な秘訣を解説します。
行動が止まる本当の原因は「怠け」ではない
まず理解しておくべきことがあります。
行動が止まる原因は、意志の弱さや甘えではありません。
行動が止まる主な原因は、次の3つです。
1つ目は、「成果と行動が結びついていない状態」です。
努力しても結果が見えないと、人は無意識にブレーキをかけます。
これは自然な防衛反応であり、異常ではありません。
2つ目は、「行動のハードルが高すぎること」です。
完璧を求めすぎると、最初の一歩が重くなり、動けなくなります。
3つ目は、「行動の意味が自分の中で曖昧になっていること」です。
なぜそれをやるのか分からなくなった瞬間、人は止まります。
行動を止めない起業家は、これらの原因を根性論で潰しているのではなく、仕組みで回避しています。
秘訣① 行動の「単位」を極限まで小さくする
行動を止めない最大の秘訣は、行動の単位を小さく設計することです。
行動が止まる人は、無意識のうちにこう考えています。
・今日はがっつり作業しなければならない
・完璧な記事を書かなければ意味がない
・結果につながる行動をしなければならない
この思考が、行動のハードルを一気に引き上げます。
一方、行動を止めない起業家は違います。
・今日はタイトルだけ決める
・今日は1行だけ書く
・今日は情報を1つ調べる
このレベルまで行動を分解しています。
重要なのは「量」ではなく、毎日行動を続けることです。
行動が止まらない人ほど、驚くほど地味なことを淡々と積み重ねています。
秘訣② 行動の評価基準を「成果」から外す
多くの大学生起業家が、行動を止める瞬間があります。
それは「頑張ったのに成果が出なかった時」です。
しかし、行動を止めない起業家は、
行動の評価基準を成果に置いていません。
彼らが評価しているのは、
・今日、行動したか
・決めたことを守ったか
・昨日より1ミリ前に進んだか
この3点だけです。
成果はコントロールできませんが、行動はコントロールできます。
行動を成果で評価すると、運やタイミングに振り回されます。
行動を行動で評価すると、感情に左右されなくなります。
秘訣③ 「やる気が出たら動く」を捨てる
行動を止めない人は、「やる気が出るのを待つ」という発想を持っていません。
なぜなら、やる気は行動の結果として生まれるものだと知っているからです。
・少し手を動かす
・5分だけ取り組む
・とりあえず触る
この「動き始め」が、やる気を生みます。
逆に、やる気が出るまで待つ人は、
永遠にスタートできません。
起業家に必要なのは、モチベーション管理ではなく、
行動開始のハードルを下げる設計です。
秘訣④ 行動が止まる前提でスケジュールを組む
行動を止めない人は、「毎日完璧にできる」とは思っていません。
むしろ、「行動が止まる日がある前提」で設計しています。
・体調が悪い日
・気分が落ちる日
・予定が崩れる日
こうした日は必ず来ます。
だからこそ、
・最低限これだけはやる
・5分で終わる行動を用意する
・何もしない日を責めない
この設計をしています。
行動が止まる人は、1日止まっただけで自己嫌悪に陥り、
そのままフェードアウトします。
行動を止めない人は、「止まる日も想定内」と捉え、翌日戻ります。
秘訣⑤ 行動の先に「誰か」を置いている
行動を止めない起業家は、自分のためだけに動いていません。
・これを待っている人がいる
・この情報で救われる人がいる
・この行動が誰かの役に立つ
この感覚を持っています。
大学生起業家が行動を止めやすい理由の一つは、
「自分の夢」だけを原動力にしているからです。
自分の夢は、落ち込んだ時に簡単に揺らぎます。
しかし「誰かのため」は、行動を支える強い軸になります。
秘訣⑥ 行動が止まっている自分を否定しない
最後に、最も重要な秘訣です。
行動を止めない起業家は、
行動が止まりかけている自分を責めません。
・今は充電期間だ
・一度立ち止まっているだけ
・また動けばいい
こう捉えています。
自己否定は、行動の最大の敵です。
自分を責めるほど、再開のハードルは上がります。
起業は短距離走ではなく、長距離走です。
止まらない人とは、一度も止まらなかった人ではなく、何度でも戻ってきた人です。
行動を止めない人が最後に勝つ
起業で成功する人に、特別な才能があるとは限りません。
ただ一つ共通しているのは、
行動を完全にやめなかったことです。
小さく動き、淡々と続け、止まりそうになっても戻る。
この積み重ねが、やがて大きな差になります。
もし今、行動が重く感じているなら、
それはあなたがダメだからではありません。
次の成長段階に入る準備をしているだけです。
今日できる一番小さな行動から、また始めてください。
