起業準備と大学生活を両立する考え方

大学生起業に興味を持ったとき、多くの人がぶつかる現実的な悩みがあります。
それが、

「大学生活と起業準備、両立できるの?」
「学業がおろそかにならない?」
「時間も体力も足りない気がする」

という不安です。

実際、大学生活は想像以上に忙しいものです。

・授業
・課題・レポート
・ゼミ
・アルバイト
・友人関係

そこに起業準備まで加えると、
「無理なんじゃないか」と感じるのも無理はありません。

ですが結論から言うと、
起業準備と大学生活は、正しい考え方を持てば十分に両立できます。

重要なのは、
「両方を完璧にやろうとしないこと」
そして、
「大学生活を犠牲にしない設計」を最初に考えることです。


両立できない人がやりがちな勘違い

起業準備と大学生活の両立がうまくいかない人には、
共通した勘違いがあります。

それは、

「起業するなら、大学生活を削らないといけない」

という思い込みです。

この考え方に入ると、

・授業をサボる
・課題を後回しにする
・単位を落とす

といった状態になり、
結果的に精神的な負担が増えていきます。

起業準備どころか、
生活全体が不安定になってしまうケースも少なくありません。


大学生活は「敵」ではなく「資源」

まず考え方を変えてほしいのは、
大学生活を「起業の邪魔」と捉えないことです。

大学生活には、起業準備に使える資源が多く含まれています。

・比較的自由な時間
・大学生という立場
・同世代のネットワーク
・失敗しても許されやすい環境

これらは、社会人になってからでは簡単に手に入りません。

大学生活は、起業準備の足かせではなく、土台です。


両立の鍵①「時間がない前提」で考える

両立がうまくいく大学生は、
最初からこう考えています。

「時間は余らない」
「忙しいのが前提」

そのうえで、

・どこで起業準備をするか
・どの時間帯を使うか
・どこまでやるか

を設計します。

逆に、

「時間ができたらやろう」
「余裕ができてから始めよう」

という考え方では、
起業準備の時間は永遠に生まれません。


両立の鍵② 起業準備は「スキマ時間」で十分

起業準備というと、

・まとまった時間が必要
・毎日何時間も必要

と思われがちですが、
大学生起業の初期段階では、そんなことはありません。

・移動時間に考える
・空きコマで調べる
・夜30分だけ作業する

この積み重ねで十分です。

重要なのは、
時間の長さではなく、継続性です。


両立の鍵③ 大学の予定を最優先に入れる

起業準備と大学生活を両立するうえで、
おすすめしたい考え方があります。

それは、

「大学の予定を先に確定させる」

ということです。

・授業
・ゼミ
・試験
・提出期限

これらを最優先にスケジュールに入れ、
その「余白」に起業準備を配置します。

起業準備を優先しすぎると、
学業への罪悪感が生まれ、
集中力が下がってしまいます。


両立の鍵④ 起業準備を「やりすぎない」

両立できない原因の多くは、
起業準備をやりすぎてしまうことです。

・情報を集めすぎる
・完璧にやろうとする
・毎日やらないと不安になる

ですが、大学生起業の準備は、

70点くらいで十分です。

・荒くてもいい
・未完成でいい
・途中で変えていい

この割り切りができると、
大学生活とのバランスが取りやすくなります。


両立の鍵⑤ 大学生活を「実験場」として使う

大学生活は、起業準備の実験場として非常に優秀です。

・友人に話してみる
・アンケートを取る
・小さく試してみる

大学という環境には、
反応をもらえる人が身近にたくさんいます。

これは、
起業準備を「生活の外」に切り離さないための重要な視点です。


両立の鍵⑥ アルバイトと起業準備を混同しない

大学生にとって、
アルバイトも大きな時間要因です。

ここで大切なのは、

・アルバイト=生活費
・起業準備=未来への投資

と、役割をはっきり分けることです。

アルバイトに成長を求めすぎると、
起業準備の時間とエネルギーが奪われてしまいます。


両立の鍵⑦ 「全部やる」は最初から捨てる

大学生活も起業準備も、
全部を完璧にやろうとすると、必ず破綻します。

・授業全部に全力
・起業準備も毎日全力
・人付き合いも全力

これは現実的ではありません。

両立の本質は、
力の入れどころを決めることです。


起業準備は「大学生活の延長線」でいい

起業準備を、

・特別な活動
・別世界の挑戦

と考えると、
大学生活との距離が一気に広がります。

ですが実際には、

・学びの延長
・経験の延長
・選択肢の一つ

このくらいの位置づけで十分です。


両立できている大学生の共通点

実際に両立できている大学生には、
次のような共通点があります。

・完璧を目指さない
・小さく続けている
・学業を軽視しない
・起業準備を生活に組み込んでいる

特別な才能があるわけではありません。

考え方が現実的なだけです。


まとめ:両立の正解は「どちらも壊さないこと」

起業準備と大学生活の両立で、
最も大切なのは、

どちらかを犠牲にしないことです。

・大学生活を壊さない
・起業準備も止めない

このバランスを取るために必要なのは、
気合や根性ではありません。

・時間の設計
・期待値の調整
・やりすぎない勇気

これだけです。

起業準備は、
大学を卒業してからでも続けられます。
でも、大学生活は今しかありません。

大学生活を大切にできる人ほど、起業も長く続きます。

この考え方を持てたとき、
起業準備と大学生活は、
対立するものではなく、
支え合う関係に変わります。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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