起業を考え始めた大学生の多くが、最初に取る行動は「学ぶこと」です。
・起業本を読む
・YouTubeを見る
・SNSで情報収集する
・成功者の話を調べる
これは、とても良い姿勢です。
何も考えずに始めるより、学ぼうとする意識がある方が、確実に失敗は減ります。
ですが一方で、
学びすぎて、逆に起業できなくなっている大学生も非常に多いのが現実です。
・知識は増えているのに、何も始まっていない
・準備期間がどんどん長くなる
・「まだ足りない」が口癖になっている
ここでは、
起業準備中に陥りやすい「学びすぎ」の正体と、
それを防ぐための考え方を整理します。
「学びすぎ」は、真面目な人ほど陥りやすい
まず大前提として伝えたいのは、
学びすぎてしまう人は、決して怠けているわけではない、ということです。
むしろ、
・失敗したくない
・無駄なことをしたくない
・ちゃんと準備したい
という、真面目で誠実な人ほど学びすぎます。
問題は、その学びが
「前に進むための学び」ではなく、
「止まるための学び」に変わってしまうことです。
学びすぎの正体は「不安の先送り」
起業準備中の学びすぎは、
知識欲が原因ではありません。
本当の正体は、
行動への不安を、学びで先送りしている状態です。
・まだ準備不足かもしれない
・今動いたら失敗するかもしれない
・もう少し知ってからの方が安全
こうした不安を、
「勉強しているから大丈夫」
という状態で、一時的に和らげているのです。
学びは、
行動しない理由として、非常に優秀です。
学びが増えるほど、不安も増える理由
「もっと学べば自信がつくはず」
そう思って勉強を続ける人は多いです。
ですが実際には、
学べば学ぶほど、不安は増えることが多い。
なぜなら、
・リスクを知る
・失敗例を知る
・注意点を知る
からです。
これは悪いことではありませんが、
学び続ける限り、
「まだ足りない理由」
は無限に見つかります。
起業準備に「十分な学び」は存在しない
起業準備中の最大の勘違いは、
「どこかで、十分に学び終わる瞬間が来る」
と思ってしまうことです。
ですが、はっきり言います。
起業において「もう十分学んだ」という状態は存在しません。
・市場は常に変わる
・正解は人によって違う
・状況ごとに判断が変わる
だからこそ、
学びをゴールにしてしまうと、
一生スタートできなくなります。
学びが有効になるのは「行動の後」
起業における正しい学びの順番は、
多くの人が想像しているものと逆です。
多くの大学生が考える順番
→ 学ぶ → 準備する → 行動する
実際にうまくいく順番
→ 行動する → 分からなくなる → 学ぶ → 修正する
学びは、
行動した後にこそ意味を持ちます。
行動していない状態での学びは、
使いどころがなく、頭の中に溜まるだけです。
「学びすぎ」を防ぐ一番シンプルな基準
学びすぎを防ぐために、
非常に効果的な考え方があります。
それは、
「次の一歩に使わない学びは、今はいらない」
という基準です。
・この本の内容は、次に何に使う?
・この動画を見たら、どんな行動につながる?
これに答えられない学びは、
今のフェーズでは過剰です。
学びには「期限」をつける
学びすぎを防ぐには、
学びに期限をつけることが重要です。
例えば、
・今日は1時間だけ調べる
・この本を読んだら、必ず人に話す
・この動画を見たら、簡単に形にする
期限がない学びは、
行動を無限に先延ばしにします。
「全部知ってから始める」は不可能
起業準備中に学びすぎる人ほど、
「ちゃんと理解してから始めたい」
「中途半端な状態で出したくない」
と考えがちです。
ですが、現実には、
全部理解してから始めることは不可能です。
・分からないことは必ず出てくる
・想定外のことが起きる
・やってみないと見えない部分がある
だからこそ、
分からないまま動く力が必要になります。
学びすぎる人は「行動を重く見積もっている」
学びすぎてしまう人は、
行動をこう捉えています。
・起業=大きな決断
・一度始めたら後戻りできない
・失敗したら終わり
ですが、起業初期の行動は、
・誰かに話してみる
・簡単に作ってみる
・反応を見る
といった、非常に軽いものです。
行動を重く見積もるほど、
学びで時間を埋めてしまいます。
学びは「安心材料」ではなく「道具」
起業準備中の学びを、
無意識にこう使ってしまう人がいます。
・不安を消すため
・動かない理由として
・安心するため
ですが、学びの本来の役割は、
次の一歩を踏み出すための道具
です。
使わない道具を集め続けても、
前には進めません。
学びすぎを防ぐための具体的な考え方
起業準備中におすすめなのは、
次の考え方です。
・学びは「行動の前提条件」にしない
・学びは「行動の補助」にする
・分からなくなったら学ぶ
この切り替えができると、
学びと行動のバランスが一気に良くなります。
まとめ:学びすぎは、止まっているサイン
起業準備中に学びすぎている状態は、
・真面目
・意識が高い
・失敗したくない
という良い側面の裏返しです。
ですが、起業において最も大切なのは、
完璧な理解ではなく、現実に触れることです。
学びは、
行動して初めて意味を持ちます。
もし今、
「ずっと勉強している気がする」
「準備ばかりで進んでいない」
と感じているなら、
それはもう十分学んだサインです。
次にやるべきことは、
もう一つ知識を増やすことではありません。
未完成のまま、少し動いてみること。
それが、
学びを「起業につながる学び」に変える、
唯一の方法です。
