東京と比べてると落とし穴にはまる訳。

地方で起業を考えている大学生の多くが、無意識のうちにこう考えています。

「東京の起業家が言っていることが正解だろう」
「都会で成功しているモデルを真似すればうまくいくはず」
「地方でも、基準は都会に合わせるべきだ」

一見すると、とても合理的な考え方に見えます。実際、起業に関する情報の多くは「都会基準」で語られています。しかし、結論から言います。地方起業で失敗する人の多くは、「東京基準」をそのまま持ち込んでしまった人です。

この記事では、なぜ東京基準で考えると地方起業がうまくいかないのか、そして地方では何を基準に考えるべきなのかを、大学生の起業の視点で解説します。これは以外と重要です。私も東京で3年サラリーマンをして、地元に戻り起業した際、色々な事が東京基準で考え、沢山失敗しました。。そんな事にならないように、是非読んでみて下さい。


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東京基準とは何か?

まず「東京基準」とは何かを整理します。東京基準とは、例えば次のような考え方です。

  • 人が多い前提
  • 競争が激しい前提
  • 高い固定費が当たり前
  • 情報・人脈が自然に集まる
  • スピード重視・短期成果重視

東京や大都市では、これらを前提にしたビジネスモデルが成立します。

問題は、

この前提を、地方にそのまま当てはめてしまうこと

です。


落とし穴①「人が多い前提」で集客を考えてしまう

都会基準の起業論では、

  • SNSで一気にバズらせる
  • 広告で大量集客
  • 数を打って当てる

といった戦略がよく語られます。しかし地方では、

そもそも母数が少ない

という現実があります。同じやり方をすると、

  • 反応が少なくて焦る
  • 「自分には才能がない」と思い込む
  • 早々に諦める

という流れに入りがちです。地方では、

数よりも「関係性」

が重要です。


落とし穴② 競争前提で動いてしまう

都会では、

  • 似たサービス
  • 似た発信
  • 似た起業家

が大量に存在します。そのため、

「どう差別化するか」「どう勝つか」

という発想になりやすい。しかし地方では、

そもそも競争相手がいない

ケースも多いです。それなのに、

  • 無理に尖ろうとする
  • 必要以上に価格を下げる
  • 自分を大きく見せる

こうした行動を取ると、逆に不信感を持たれます。


落とし穴③ 固定費をかけすぎる

東京基準では、

  • オフィスを借りる
  • 立派な設備を整える
  • 見た目に投資する

ことが「ちゃんとしている」と思われがちです。しかし地方では、

固定費をかけるメリットが小さい

場合がほとんどです。大学生の起業でこれをやると、

  • 資金がすぐに尽きる
  • 精神的に追い込まれる
  • 判断が雑になる

という悪循環に入ります。地方起業の強みは、

低コストで続けられること

です。これは本当に大きいです。固定費はちりも積もれば山となる。低コストで行うことが起業当初は本当に重要です。お金があったとしても、この固定費への意識は強くもって下さい。


落とし穴④ 情報量で勝負しようとする

都会では、

  • 情報を知っている
  • トレンドに詳しい

ことが武器になります。しかし地方では、

情報の多さより、実行力の方が圧倒的に価値がある

環境です。都会基準で、

  • 勉強し続ける
  • 情報収集ばかりする

状態になると、

「知っているだけで動かない人」

になりやすい。地方では、

一歩動くだけで目立つ

という現実があります。


落とし穴⑤ スピード感を間違える

都会基準では、

  • 早く結果を出す
  • 短期でスケール
  • 成長曲線を描く

ことが求められます。しかし地方では、

ゆっくりでも信頼を積み上げた方が強い

場合が多い。無理にスピードを上げると、

  • 信頼関係が追いつかない
  • 雑な仕事になる
  • トラブルが増える

という結果になります。


落とし穴⑥ 東京の成功事例をそのままコピーする

地方起業でよくある失敗が、

東京で流行っているモデルを、そのまま持ち込むこと

です。

  • 地元のニーズとズレている
  • 価格感が合わない
  • 必要とされていない

結果、

「なぜかうまくいかない」

という状態になります。地方では、

「都会で流行っている」より、「目の前で困っている人がいる」

こちらの方が重要です。


なぜ東京基準に引っ張られてしまうのか

では、なぜ地方の大学生の起業家は、東京基準に引っ張られてしまうのでしょうか。

理由はシンプルです。

  • 情報発信者の多くが都会
  • 成功事例が都会中心
  • 比較対象が東京になる

これにより、

「地方=遅れている」「都会=正解」

という思い込みが生まれます。しかし、起業において、

正解は一つではありません。


地方起業で持つべき「地方基準」の考え方

では、地方起業では何を基準に考えるべきか。答えは、次の3つです。

① 人との距離が近いことを活かす

→ 顧客・協力者との関係性を大切にする

② 小さく始めて長く続ける

→ 生活コストの低さを武器にする

③ 目の前の課題から考える

→ トレンドより現実を見る


地方起業は「勝つゲーム」ではなく「続けるゲーム」

東京基準の起業は、

勝ち負けのゲーム

になりやすい。一方、地方起業は、

続けた人が残るゲーム

です。

  • 派手さはいらない
  • 完璧さもいらない
  • 継続できればいい

この感覚を持てるかどうかで、結果は大きく変わります。


まとめ:地方起業の失敗原因は「都会の物差し」

東京基準で考えると、地方起業は次の理由で失敗しやすくなります。

  • 人の多さを前提にしてしまう
  • 競争を想定しすぎる
  • 固定費をかけすぎる
  • 情報ばかり集めて動かない
  • 短期成果を求めすぎる

これらはすべて、

東京では正解でも、地方では不正解

になりやすい考え方です。地方起業に必要なのは、

  • 地方の条件を理解する
  • 地方のペースで進める
  • 地方の強みを活かす

ことです。地方にいることは、起業の失敗理由ではありません。

「東京の物差しで自分を測ること」それこそが、地方起業最大の落とし穴です。地方には、地方なりの勝ち方があります。その基準を持った瞬間、地方起業は「不安な挑戦」から現実的で続けられる選択肢に変わります。私の経営者仲間の多くは各々の地域で、勝ち抜き、沢山儲けている会社が沢山あります。一度地元の企業を良くみてみて下さいね。

こちらも併せて読んでみて下さい。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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