【青色申告とは?】会計の基礎知識

大学生がゼロから起業する際、ほぼ全員が一度はこう思います。

「青色申告って難しそう…」
「まだ大学生だし、白色申告でいいのでは?」
「そもそも確定申告がよく分からない…」

しかし結論から言うと、大学生起業家でも、一定の売上利益が出てきたら、青色申告を選ばない理由はありません。

なぜなら青色申告は、「知っているかどうか」だけで毎年数十万円レベルの差が出る制度だからです。

この記事では、

  • 青色申告とは何か
  • 白色申告との決定的な違い
  • 大学生起業家が青色申告を選ぶべき理由
  • 失敗しない始め方・注意点

を、起業支援の専門家の視点で分かりやすく解説します。ちなみに私は諸事情により、最初から個人事業ではなく法人を設立したので、最初から青色申告でした。分かりやすく青色申告について書きますので読んでみて下さい。


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青色申告とは?超シンプルに言うと何?

青色申告とは、「ちゃんと帳簿をつける代わりに、税金を安くしてもらえる制度」です。

個人で起業すると、毎年「確定申告」をする必要があります。
その申告方法には、主に次の2つがあります。

  • 白色申告
  • 青色申告

このうち、本気で起業するなら青色申告一択です。


白色申告と青色申告の決定的な違い

まずは違いをシンプルに整理しましょう。

白色申告の特徴

  • 手続きが簡単
  • 帳簿は最低限でOK
  • 税制上のメリットがほぼない

青色申告の特徴

  • 事前申請が必要
  • 帳簿をきちんとつける
  • 税金面の優遇が圧倒的

「簡単だけど得しない白色」
「少し手間だけど圧倒的に得する青色」

この構図です。


青色申告が「大学生起業家」にこそ向いている理由

① 最大65万円の控除が受けられる

青色申告最大のメリットが、青色申告特別控除です。

条件を満たせば、所得から最大65万円を差し引けます。

これはつまり、「65万円分、税金がかからない」ということ。

大学生起業家にとって、数万円〜十数万円の節税効果が出ることも珍しくありません。


② 赤字を最大3年間繰り越せる

起業初期は、

  • 広告費
  • 勉強代
  • ツール代

などで、赤字になることも多いです。

青色申告なら、その赤字を最大3年間繰り越せます。

これはどういうことかというと、

「今年は赤字 → 来年黒字」でも、来年の利益と相殺できるという仕組みです。

起業初期にめちゃくちゃ重要な制度です。


③ 家族への給与を経費にできる(将来向け)

将来的に、

  • 家族に手伝ってもらう
  • 事業を広げる

場合、青色申告なら家族への給与を経費にできる制度もあります。

今すぐ使わなくても、「事業として育てる前提」なら青色申告は必須です。


「大学生だから青色申告は無理」は完全な誤解

よくある誤解がこれです。

「大学生だから難しそう」
「税務署に目をつけられそう」

これは完全に間違いです。

大学生でも、

  • 個人事業主
  • 副業
  • フリーランス

であれば、誰でも青色申告できます。

実際、税務署(国税庁)は「大学生かどうか」で判断していません。

見るのはただ一つ。正しく申告しているかどうかです。


青色申告を始めるために必要な手続き

① 開業届を提出する

まず必要なのが、
個人事業の開業届です。

  • 税務署に提出
  • オンライン提出も可能
  • 費用は無料

「これから事業を始めます」という宣言書です。


② 青色申告承認申請書を出す

次に重要なのが、青色申告承認申請書です。

これを出さないと、青色申告は一切できません。

提出期限は原則として、

  • 開業から2ヶ月以内
  • もしくはその年の3月15日まで

早めに出すのが鉄則です。


青色申告で失敗しがちなポイント

① 「帳簿が面倒」で挫折する

青色申告は帳簿付けが必須です。

ここで多くの大学生起業家がつまずきます。

  • レシートを溜め込む
  • 後回しにする
  • 結局分からなくなる

これを防ぐ最大のコツは、最初から会計ソフトを使うことです。


② 経費を怖がって計上しない

「これは経費にしていいのかな…」と悩んで、何も入れない人がいます。

結果、本来払わなくていい税金を払うことになります。

基本ルールはシンプルです。

事業のために使ったお金=経費

完璧を目指さず、「事業に関係あるか」で判断しましょう。


青色申告は「難しい制度」ではない

青色申告は、「会計や税金に詳しい人向けの制度」ではありません。

むしろ、

  • 起業初期
  • 大学生
  • お金が限られている

こうした人を守るための制度です。

正しく使えば、

  • 税金が安くなる
  • お金の流れが分かる
  • 経営感覚が身につく

という、起業家にとって最高のメリットがあります。


まとめ|青色申告は「起業家としての覚悟」

大学生がゼロから起業するなら、青色申告は「後で考えるもの」ではありません。

  • 青色申告=節税の基本
  • 知らないと毎年損をする
  • 早く始めるほど有利

起業とは、「自由に稼ぐ」ことではなく「自分で責任を持ってお金を管理すること」です。

青色申告を選ぶことは、その第一歩でもあります。

難しそうに見えるかもしれませんが、一度仕組みを作ってしまえば、あとは驚くほどシンプルです。

次はぜひ、「起業した瞬間」に必須|おすすめの会計ソフト3選を見てきましょう!

ここまで来れば、あなたはもう「大学生」ではなく立派な起業家の入り口に立っています。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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