領収書・レシートはどこまで必要?

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領収書・レシートはどこまで必要?

学生で起業を始めると、ほぼ全員が最初に戸惑います。

「このレシートって取っておくべき?」

「これも経費になるの?」

「正直、全部保管するのは面倒…」

結論から言います。

起業した瞬間から、あなたは“お金を管理する側”になります。

そして、領収書・レシートの管理は、経営者の最低限の義務です。

ただし、安心してください。

税理士レベルの完璧管理は一切不要です。

学生起業に必要なのは、シンプルで実務的なルールだけです。

このページでは、20代学生がゼロから起業する際に必ず知っておくべき

**「領収書・レシート管理の超基本」**を、誰でもできる形で解説します。

1. なぜ領収書・レシートが必要なのか?

まず大前提です。

経費とは、

「仕事のために使ったお金」

です。

しかし、税務上では、

「仕事のために使ったと証明できるお金」

でなければ、経費として認められません。

この証明になるのが、領収書・レシートです。

つまり、

• 領収書がない

→ 経費として否認される可能性がある

ということです。

2. 領収書とレシートの違いは気にしなくていい

よく聞かれる質問です。

「領収書じゃないとダメですか?」

答えはシンプルです。

レシートで問題ありません。

税務上は、

• 日付

• 金額

• 店名

• 内容

が分かればOKです。

コンビニのレシートでも、正式な証拠書類になります。

3. どこまでが経費になるのか?

学生起業でよく迷う支出を、具体的に整理します。

① ほぼ100%経費になるもの

これらは、事業で使っていれば問題ありません。

• パソコン・周辺機器

• ソフト・アプリ利用料

• サーバー・ドメイン代

• 参考書・教材

• 文房具

これらは事業直結型経費です。

② 仕事と私用が混ざるもの

ここが一番悩むポイントです。

• スマホ代

• 自宅のネット代

• 電気代

• 家賃

これらは、

仕事で使っている割合だけ

経費にできます。

たとえば、

• スマホを仕事50%で使っている

→ 料金の50%を経費

この考え方を「按分(あんぶん)」といいます。

③ グレーになりやすいもの

• カフェ代

• 打ち合わせの飲食代

• 取材目的の書籍

仕事目的が説明できれば経費になります。

逆に、

• ただの娯楽

• プライベートの飲み会

は経費にできません。

4. 領収書がないと絶対ダメなのか?

原則は「必要」です。

しかし、現実には、

• もらい忘れた

• 失くした

ということも起きます。

この場合、出金の事実が分かる記録があれば、認められる可能性があります。

• クレジットカード明細

• 銀行明細

ただし、税務調査では弱くなります。

基本ルールは、

レシートが最強、明細は補助

です。

5. いくらの支出から必要なのか?

金額の大小は関係ありません。

• 100円

• 300円

でも、経費にするなら証拠が必要です。

「少額だから大丈夫」は通用しません。

6. どれくらいの期間、保管が必要?

領収書・レシートの保管期間は、

原則7年間

です。

学生起業でも例外ではありません。

データ保存でもOKです。

7. 紙で保管?スマホで撮影?

おすすめは、スマホ管理です。

• もらったら即撮影

• 月ごとにフォルダ分け

これだけで、紛失リスクはゼロになります。

紙は月ごとに封筒に入れるだけで十分です。

8. 領収書管理ができない人が必ず損する理由

領収書を捨てる=経費を捨てる、です。

経費が増えれば、

利益が減る → 税金が減る

領収書管理が甘い人は、

毎年、合法的に払わなくていい税金を払っています。

9. 超シンプルな学生向け管理ルール

完璧を目指さず、これだけ守ってください。

1. 仕事に使ったら必ずレシートをもらう

2. その日のうちにスマホで撮影

3. 月ごとに保存

これだけで、実務上は十分です。

まとめ|領収書管理は「節税」と「安心」の両方を守る

重要ポイントを整理します。

• 経費には証拠が必要

• レシートでOK

• 金額に関係なく保管

• 原則7年保存

• スマホ管理が最強

領収書管理は、面倒な作業ではありません。

あなたのビジネスを守る保険です。

これを味方につければ、

学生起業は一気に安全になります。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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