起業家が「正解探し」をやめた方がいい理由

――“正しい選択”を探すほど、起業から遠ざかっていく現実

20代大学生が起業を考えるとき、ほぼ必ずこう考えます。

・失敗しない方法はないか
・一番成功しやすいビジネスはどれか
・正解の手順を知りたい
・遠回りはしたくない

これは、とても真面目で、賢い姿勢です。
学校教育の中では、「正解を探す力」こそが評価されてきたからです。

しかし、ここで一つ、起業の世界の厳しい事実を伝えなければなりません。

起業において、「最初からの正解」は存在しません。
そして、正解探しに時間を使い続けた人ほど、起業では失敗しやすい。

この章では、なぜ起業家が「正解探し」をやめたほうがいいのか、
そして、代わりに何を基準に行動すべきなのかを解説します。


① 起業は「答えが用意されていない世界」

学校のテストには、
・正解
・不正解
が存在します。

しかし起業は違います。

・市場は常に変わる
・顧客の感情は揺れる
・競合は突然現れる

つまり、
答えそのものが、後から変わる世界です。

今日の正解が、
半年後には間違いになる。
これが起業の当たり前です。

この世界で
「完璧な正解」を探し続けること自体が、
すでにズレた行為なのです。


② 正解探しは「行動しない言い訳」になりやすい

正解探しが危険なのは、
一見すると「努力」に見える点です。

・本を読む
・動画を見る
・成功事例を集める
・ノウハウを比較する

しかし、この状態が長く続くと、
行動しないことを正当化する言い訳になります。

・まだ準備が足りない
・もっと良い方法があるはず
・今やるのは早い気がする

起業で成果が出ない人の多くは、
能力不足ではなく、
正解探しのループから抜け出せなかった人です。


③ 「正解」は、やった後にしか分からない

起業における正解は、
事前に見つけるものではありません。

・やってみて
・反応を見て
・修正して
・結果が出たもの

これを、あとから「正解だった」と呼ぶだけです。

つまり、
正解は「探すもの」ではなく
**「作るもの」**です。

起業家がやっていることは、
常に仮説を立てて、検証しているだけ。

正解を当てに行っているわけではありません。


④ 真面目な大学生ほど「正解病」にかかりやすい

成績が良かった大学生ほど、
無意識にこう考えます。

・失敗=能力不足
・間違える=恥ずかしい
・評価を下げたくない

この感覚のまま起業に入ると、
一歩が極端に重くなります。

しかし、起業では
間違えることが前提です。

・最初のサービスはズレている
・最初の価格設定は合っていない
・最初の集客方法は失敗する

これは才能の問題ではありません。
構造的にそうなるのです。


⑤ 正解を探す人ほど「他人軸」になる

正解探しが続くと、
判断基準が自分の外に置かれます。

・有名な人が言っているか
・成功者がやっているか
・再現性があると言われているか

この状態では、
自分の頭で判断できなくなります。

起業に必要なのは、
他人の正解をなぞる力ではなく、
自分で決めて、修正する力
です。


⑥ 起業家は「不完全なまま動く人」

実際に結果を出している起業家は、
驚くほど雑です。

・最初のLPは荒い
・説明文は未完成
・仕組みは穴だらけ

それでも動きます。

なぜなら、
不完全な状態で出さないと、改善点が見えない
ことを知っているからです。

正解を待っていたら、
一生スタートできません。


⑦ 正解探しをやめると、成長が加速する

正解探しをやめ、
「仮でいいからやる」に切り替えると、
一気に世界が変わります。

・反応がもらえる
・改善点が分かる
・自分の強みが見えてくる

このループに入った瞬間、
起業は「不安な挑戦」から
**「改善ゲーム」**に変わります。

ここまで来ると、
怖さは一気に減ります。


⑧ 起業に必要なのは「正解力」ではなく「修正力」

起業で最後に残る人は、
最初に正解を選んだ人ではありません。

・間違えたときに
・素早く方向転換できた人
・失敗から学び続けた人

つまり、
修正力が高い人です。

これは、
行動しなければ一生身につきません。


⑨ 正解探しをやめるための具体的な考え方

最後に、実践的な視点を伝えます。

起業では、
「これは正解か?」ではなく
「これはテストとしてアリか?」
で判断してください。

・小さく試せるか
・失敗しても致命傷にならないか
・学びが残るか

この3つを満たしていれば、
それは十分にやる価値があります


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20代大学生に伝えたい結論

起業において、
正解を探している時間は、
もっとも成果につながりません。

・不安なまま動いた人
・不完全でも出した人
・失敗を修正し続けた人

この人たちだけが、
あとから「正解だった」と言われる場所に立ちます。


最後に

もしあなたが今、
「正解が分からなくて動けない」と感じているなら、
それは能力不足ではありません。

それは、
まだ起業のルールを知らないだけです。

起業のルールはシンプルです。

動いた人だけが、正解を作れる。

このホームページが、
あなたが正解探しをやめ、
一歩踏み出すきっかけになれば、
それ以上のことはありません。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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