起業で収入が不安定でも続ける価値

起業を考えている大学生が、最も不安に感じることの一つが
**「収入が安定しないこと」**です。

毎月決まった給料が入るわけでもなく、
今月はいくら稼げるのかもわからない。
場合によっては、収入がゼロの月もある。

この状況を想像して、
「やっぱり起業は怖い」
「自分には無理かもしれない」
と感じる人も多いでしょう。

しかし、実際に起業を続けている人たちは、
収入が不安定な時期があっても、それでも続ける価値がある
と口を揃えて言います。

なぜなのでしょうか。
この章では、収入が不安定でも起業を続ける価値について、構造的に解説します。


1. 収入が不安定=失敗ではない

まず大前提として理解しておくべきなのは、
収入が不安定なこと自体は、起業の失敗ではないということです。

起業とは、

  • 試す
  • 修正する
  • また試す

というプロセスの繰り返しです。
その途中で収入が上下するのは、むしろ正常な状態です。

安定した収入は、「結果」であって「前提」ではありません。
この順番を間違えると、起業は常に苦しいものになります。


2. 収入の不安定さは「成長のサイン」

起業初期に収入が不安定なのは、
まだ「勝ちパターン」が見つかっていないからです。

  • どの商品が売れるのか
  • どの集客方法が合っているのか
  • どの価格が適正なのか

これらは、実際にやってみなければわかりません。

収入が上下している状態は、
試行錯誤をしている証拠でもあります。

逆に、最初から安定している場合は、
挑戦の幅が狭く、成長が止まっている可能性すらあります。


3. 収入が不安定だから「本質的な力」が身につく

収入が不安定な時期、起業家は常に考え続けます。

  • なぜ今月は売れなかったのか
  • どこを改善すればいいのか
  • 次は何を試すべきか

この思考の積み重ねが、
**どこでも通用する「稼ぐ力」**を育てます。

安定した給料の中では、
この力はなかなか身につきません。

収入の不安定さはつらいですが、
その分、成長スピードは圧倒的に速くなります。


4. 収入が不安定な経験は、一生消えない武器になる

一度、

  • 収入がゼロに近い状態
  • 将来が見えない不安
  • 自分を疑いながら続けた経験

を乗り越えた人は、非常に強くなります。

なぜなら、
「最悪の状況でも生き延びられた」
という実感が残るからです。

この経験は、
転職しても
別の事業を始めても
景気が悪くなっても
必ず活きてきます。

収入が不安定な時期は、
起業家としての耐久力を鍛える期間なのです。


5. 不安定な収入は「自由の裏返し」

起業の収入が不安定なのは、
裏を返せば「上限が決まっていない」ということでもあります。

  • 頑張り次第で伸ばせる
  • 仕組みができれば一気に安定する
  • 努力がそのまま結果につながる

会社員の給料は安定していますが、
多くの場合、上限も決まっています。

起業で収入が不安定な時期を通るのは、
将来の自由を取りに行っている途中とも言えます。


6. 大学生起業家にとって「不安定」は致命傷ではない

大学生が起業する最大の強みは、
収入が不安定でも人生が壊れないことです。

  • 大きな固定費がない
  • 家族を養う責任が小さい
  • やり直す時間がある

この状態での収入不安定は、
致命傷ではなく「経験値」です。

むしろこの時期に、
安定を求めすぎて挑戦しないことのほうが、
将来の選択肢を狭めてしまいます。


7. 不安定な時期に続けた人だけが見える景色がある

起業を途中でやめてしまう人の多くは、
「才能がなかった」わけでも
「努力が足りなかった」わけでもありません。

ただ、
不安定な時期を越える前にやめてしまった
それだけです。

一方で、不安定な収入でも続けた人は、
ある瞬間から

  • 収入の柱が複数でき
  • 数字が読めるようになり
  • 安定が「作れるもの」だと理解します。

この景色は、続けた人にしか見えません。


8. 不安定な収入と向き合うための考え方

起業初期に大切なのは、
「早く安定させること」ではなく、
「不安定でも折れない設計」をすることです。

  • 生活費を低く保つ
  • 固定費を増やさない
  • 小さく稼ぐ手段を複数持つ
  • 数字を冷静に見る

こうした工夫があれば、
収入が不安定でも、精神的には安定できます。


まとめ:不安定な収入は、未来への投資である

起業で収入が不安定でも続ける価値がある理由は、

  • 成長の過程だから
  • 本質的な力が身につくから
  • メンタルが鍛えられるから
  • 将来の自由につながるから
  • 大学生のうちはリスクが小さいから

という点にあります。

収入が不安定な時期は、確かにつらいです。
不安になるのも、弱気になるのも当然です。

それでも続ける価値があるのは、
その不安定さの中に、
一生使える力と視点が詰まっているからです。

大学生がゼロから起業するなら、
「今の安定」よりも、
「将来の選択肢」を増やす道を選んでください。

その選択は、数年後、必ずあなたを助けてくれます。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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