起業家が付き合う人を減らすメリット

起業を始めると、多くの大学生がある変化に気づきます。
それは、「付き合う人が自然と減っていく」ということです。

・以前ほど連絡を取らなくなった
・集まりに顔を出さなくなった
・誘いを断ることが増えた

この変化に対して、
「人間関係がうまくいっていないのでは?」
「自分は冷たい人間になったのでは?」
と不安になる人も少なくありません。

しかし、起業家が付き合う人を減らすことは、決して悪いことではありません。
むしろ、起業家として健全に成長している証拠です。

なぜ起業家は付き合う人が減っていくのか

起業家の時間の使い方は、一般的な大学生とは大きく異なります。

・事業アイデアの検証
・売上づくり
・顧客対応
・改善と試行錯誤

これらは、集中力と継続的な思考を必要とします。
そのため、
「なんとなくの付き合い」
「目的のない時間消費」
が、徐々に負担になっていきます。

結果として、付き合う人の数が減るのは自然な流れです。

メリット① 圧倒的に時間が増える

起業家が付き合う人を減らす最大のメリットは、時間が増えることです。

人付き合いには、
・移動時間
・会話の時間
・気遣いのエネルギー
が必ず発生します。

一人ひとりは小さく見えても、積み重なると大きな消耗になります。

付き合う人を減らすことで、
・考える時間
・学ぶ時間
・手を動かす時間
が一気に増えます。

起業初期において、この時間の差は、半年後・1年後に圧倒的な差となって表れます。

メリット② 判断がブレなくなる

付き合う人が多いと、意見も増えます。
意見が増えると、判断が鈍ります。

・Aと言う人
・Bと言う人
・慎重派
・挑戦派

すべてを気にしていると、行動が止まります。

付き合う人を減らすことで、
・相談相手が明確になる
・判断基準がシンプルになる
・自分の軸で決められる
ようになります。

起業家にとって、速い決断は最大の武器です。

メリット③ 感情の消耗が減る

人間関係のストレスは、目に見えない疲労を生みます。

・気を遣いすぎる
・誤解を恐れる
・期待に応えようとする

これらは、知らないうちに心をすり減らします。

付き合う人を減らすと、
・無理をしなくていい関係
・本音で話せる関係
だけが残ります。

結果として、メンタルが安定し、
事業に集中できる状態がつくられます。

メリット④ 「合わない人」に悩まなくなる

起業初期の大学生が抱えやすい悩みが、
「この人とは合わない気がする」
という違和感です。

付き合う人が多いほど、
この違和感は増えます。

しかし、起業家が成長すると、
「合わないなら距離を取ればいい」
と自然に考えられるようになります。

付き合う人を減らすことで、
人間関係に悩む時間そのものが減っていきます。

メリット⑤ 自分の価値観が明確になる

人と頻繁に会っていると、
無意識に価値観が混ざります。

・周囲の常識
・世間の空気
・多数派の意見

これらに触れすぎると、
「自分が何をしたいのか」
が分からなくなります。

付き合う人を減らし、一人で考える時間が増えると、
・自分の判断基準
・大切にしたい価値観
・目指したい未来
が明確になります。

これは、起業家にとって非常に重要な変化です。

メリット⑥ 本当に必要な人が見えてくる

人間関係を減らすと、逆説的に
大切な人がはっきり見える
ようになります。

・困ったときに助けてくれる人
・厳しいことを言ってくれる人
・応援ではなく行動で示してくれる人

こうした関係は、数は少なくても非常に強いものです。

付き合う人を減らすことで、
「誰を大切にすべきか」
が明確になります。

メリット⑦ 自立心が育つ

付き合う人が多いと、
・相談しすぎる
・決断を委ねる
・安心を他人に求める
傾向が強くなります。

起業家にとって、これはリスクです。

付き合う人を減らすと、
・自分で考える
・自分で決める
・自分で責任を取る
機会が増えます。

この積み重ねが、起業家としての自立心を育てます。

メリット⑧ 比較しなくなる

人と会う機会が多いほど、
人は無意識に比較します。

・あの人はうまくいっている
・自分は遅れている
・あの人は才能がある

この比較は、モチベーションを下げる原因になります。

付き合う人を減らすと、
他人との比較より
「昨日の自分」との比較
に意識が向くようになります。

結果として、継続力が高まります。

メリット⑨ 事業スピードが上がる

時間が増え、判断が速くなり、
感情の消耗が減ると、
事業のスピードは自然と上がります。

・実行
・改善
・再実行

このサイクルが回り始めると、
起業は一気に現実味を帯びてきます。

付き合う人を減らすことは、
遠回りに見えて、実は最短ルートです。

まとめ:付き合う人を減らすのは「逃げ」ではない

起業家が付き合う人を減らすことは、
人を切り捨てる行為ではありません。

・自分の時間を守る
・集中力を高める
・事業を前に進める

ための、戦略的な選択です。

人間関係の数が減っても、
関係の質が高まれば問題ありません。

むしろ、
少数でも信頼できる関係がある方が、
起業は長く続きます。

付き合う人を減らすことに罪悪感を持つ必要はありません。
それは、あなたが本気で自分の人生と事業に向き合い始めた証拠です。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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