起業と聞くと、多くの人が真っ先に思い浮かべるのは「リスク」だ。
失敗したらどうしよう、収入がなくなったらどうするのか、人生が詰んでしまうのではないか。
特に大学生のうちは、そうした不安を強く感じやすい。
しかし、冷静に考えてみると、大学生という立場は、実は起業において最もリスクが低い状態でもある。
これは精神論ではなく、現実的な話だ。
「失うもの」がほとんどないという事実
まず、大学生は失うものが少ない。
・扶養する家族がいない
・住宅ローンや多額の固定費がない
・社会的な肩書きに縛られていない
社会人になってから起業する場合、
「家族を養わなければならない」
「毎月の生活費を止められない」
「今さら失敗できない」
といった重たい制約がのしかかる。
一方で大学生は、生活コストが低く、身軽だ。
アルバイトで最低限の生活費をまかなうこともできるし、実家に住んでいる人も多い。
つまり、起業に失敗しても、人生が崩壊する可能性は極めて低い。
この事実を、もっと正しく認識していい。
失敗しても「やり直し」が効く年齢
大学生の最大の強みは、年齢だ。
仮に20歳で起業して、2〜3年うまくいかなかったとしても、まだ22〜23歳。
・就職する
・別の事業に挑戦する
・留学や資格取得に切り替える
いくらでも選択肢が残っている。
むしろ、社会に出てから初めて挑戦するよりも、
早い段階で失敗を経験しておいた方が、長期的には圧倒的に有利だ。
失敗を知っている人は、
・無謀な挑戦をしなくなる
・数字や現実を冷静に見られる
・人の痛みが分かる
起業家としても、社会人としても、成長が早い。
就活は「保険」になるが、起業は「資産」になる
就活は、安定を得るための保険だ。
内定が出れば安心できるし、一定の評価も得られる。
一方で、起業の経験は「資産」になる。
・自分でお金を稼いだ経験
・売上を作るプロセス
・人に価値を提供した実感
・ゼロから何かを形にした実績
これらは、たとえ事業が失敗しても消えない。
むしろ、就職活動の場面でも大きな武器になる。
企業が本当に欲しがっているのは、
「指示待ちで動く人」ではなく、
「自分で考え、動き、結果を出そうとした人」だ。
大学生起業は「小さく試せる」
大学生起業のもう一つの強みは、
いきなり大きな勝負をする必要がないという点だ。
・SNS運用
・ブログやメディア運営
・動画編集、デザイン、ライティング
・小さなECや受託サービス
初期費用ほぼゼロで始められるビジネスは、今の時代いくらでもある。
会社を作らなくてもいい。
最初は個人で、月1万円、月5万円を目指すところからで十分だ。
この「小さく試せる環境」は、
時間に比較的余裕のある大学生だからこそ最大限に活かせる。
周りが支えてくれる立場にいる
大学生は、社会的に「挑戦していい存在」でもある。
多少失敗しても、「まだ大学生だから」「これからだから」と受け止めてもらえる。
・親
・先生
・先輩
・起業家コミュニティ
意外と多くの人が、大学生の挑戦を応援してくれる。
社会人になってからの失敗は、
「責任」「評価」「実績」と結びつきやすいが、
大学生の失敗は「経験」として扱われやすい。
この環境を使わない手はない。
本当のリスクは「何もしないこと」
多くの大学生は、「失敗するリスク」を過大評価し、
「何もしないリスク」を過小評価している。
・気づいたら社会人になっていた
・やりたいことが分からないまま働いている
・挑戦したかった気持ちだけが残っている
これは、誰も教えてくれないが、とても大きなリスクだ。
大学生時代は一度きり。
自由に使える時間も、身軽さも、今がピークかもしれない。
起業は「覚悟」ではなく「実験」
起業という言葉を重く捉えすぎなくていい。
大学生にとっての起業は、人生を賭ける勝負ではなく、実験だ。
・向いているかどうか
・何が得意か
・どんな価値を提供できるか
それを確かめるための、最高の機会。
失敗しても、データが残る。
うまくいけば、自信と実績が残る。
どちらに転んでも、プラスだ。
大学生の今だからこそ、一歩踏み出してほしい
「いつか起業したい」と思っているなら、
その“いつか”は、思っているより早い方がいい。
大学生という立場は、
リスクが低く、リターンが大きい、最高のスタートラインだ。
このページを読んでいるあなたが、
「自分にもできるかもしれない」と感じたなら、
それはすでに挑戦する資格があるということ。
起業は特別な人のものではない。
行動した人のものだ。
