「起業本はたくさん読んできました」
大学生起業を考える人から、よく聞く言葉だ。
確かに、本屋やAmazonには、
・成功者の体験談
・稼ぎ方のノウハウ
・思考法やマインドセット
が無数に並んでいる。
しかも、どれも一理ある。
間違ったことは、ほとんど書いていない。
それなのに、
起業本を何冊も読んでいるのに、まったく稼げない人が存在する。
これは能力の問題ではない。
知識量の問題でもない。
本の「使い方」を間違えているだけだ。
特徴① 読むこと自体が「努力」だと思っている
起業本を読んでも稼げない人の最も典型的な特徴は、
読む=前進していると思ってしまうことだ。
・今日は1冊読んだ
・大事なところに線を引いた
・なるほどと思った
これで満足してしまう。
しかし、現実は何も変わっていない。
売上も、経験も、行動もゼロのままだ。
起業本は、
行動の代わりにはならない。
読むことは、スタート地点に立っただけ。
そこから動かなければ、稼げるようにはならない。
特徴② 「正解の本」を探し続けている
起業本を読んでも稼げない人ほど、
こう考えている。
「まだ運命の一冊に出会っていない」
「この本を読めば、全てが分かるはず」
だから、
・本を読み続ける
・ジャンルを変える
・別の著者を探す
しかし、起業において
最初から正解を教えてくれる本は存在しない。
なぜなら、
正解は「行動した後」にしか分からないからだ。
本はヒントをくれるだけ。
答えをくれるものではない。
特徴③ 成功者の話を「そのまま再現しよう」とする
起業本には、成功者のストーリーが必ず書かれている。
・このやり方で成功した
・この考え方が転機だった
・これを続けたら結果が出た
ここで多くの人がやるのが、
背景を無視して真似することだ。
・時代
・環境
・スキル
・人脈
・運
これらが違えば、同じ行動でも結果は変わる。
起業本を読んでも稼げない人は、
「自分に当てはめる視点」が抜け落ちている。
特徴④ 読んだ内容を「安全な理解」で終わらせる
起業本を読むと、
耳の痛いことも書いてある。
・行動量が足りない
・覚悟が甘い
・甘い考えだ
稼げない人は、
これを抽象的に理解して終わる。
「なるほど、確かに大事だな」
で止まってしまう。
稼げる人は違う。
「じゃあ自分は、明日何をやるのか?」
まで落とし込む。
起業本は、
自分を安心させるために読むものではない。
行動を変えるために読むものだ。
特徴⑤ 本を読んで「分かった気」になっている
起業本を読んで稼げない人は、
分かることと、できることを混同している。
・分かる
・理解できる
・説明できる
これと、
・やれる
・続けられる
・結果が出る
は、まったく別物だ。
起業の世界では、
分かっているだけの人は、何の価値も生まない。
価値が生まれるのは、
不完全でもやった人だ。
特徴⑥ 本の内容を「自分は例外」だと思っている
起業本に書かれている失敗例や注意点を、
どこか他人事として読んでしまう。
・これは自分には当てはまらない
・自分はもう少し違う
・自分ならうまくやれる
この思考は、
無意識に自分を守るために出てくる。
しかし、
起業本を読んでも稼げない人ほど、
書かれている失敗パターンにきれいに当てはまっていることが多い。
特徴⑦ 本を「読んだ順番」で自分を評価している
・何冊読んだか
・有名な本を読んだか
・難しい内容を理解できたか
これで自分を評価してしまう。
しかし、
起業の評価基準は一つだけだ。
行動して、何が変わったか。
本を10冊読んでも、
何も変わっていなければ、意味はない。
特徴⑧ 本を読むことで「行動しない理由」を作っている
起業本は、
行動を後回しにするための言い訳にもなりやすい。
・まだ勉強中だから
・準備が整っていないから
・もう少し理解してから
こうして、
「行動しない自分」を正当化してしまう。
これは非常に危険だ。
起業本は、
行動を始めるためのもの。
行動を遅らせるためのものではない。
稼げる人は、起業本をこう使っている
一方で、
起業本を読んで、実際に稼げる人もいる。
彼らの使い方は、驚くほどシンプルだ。
・一冊読んだら、一つ試す
・合わなければ捨てる
・合えば続ける
完璧に理解しようとしない。
全部やろうとしない。
一部だけ抜き出して、現場で使う。
だから前に進む。
起業本は「答え集」ではなく「思考の材料」
起業本は、
人生を変える魔法の書ではない。
・考え方のヒント
・視点の切り替え
・勇気のきっかけ
これをもらうためのものだ。
起業本を読んでも稼げない人は、
本に答えを求めすぎている。
答えは、
行動の中でしか見つからない。
一番もったいないのは「知識だけが増えること」
大学生起業で一番もったいないのは、
・知識だけが増え
・言葉だけが増え
・説明だけ上手くなり
何もやっていない状態になることだ。
起業本を100冊読んだ人より、
1冊読んで1回行動した人の方が、
圧倒的に前に進んでいる。
起業本は「行動のスイッチ」として使ってほしい
このページを読んでいるあなたは、
おそらくもう十分に本を読んできた。
これ以上必要なのは、
新しい一冊ではない。
小さな行動だ。
・一つ発信する
・一人に話す
・一つ試す
それだけで、
起業本の価値は一気に変わる。
最後に伝えたいこと
起業本は、
読んだ人を稼がせるものではない。
動いた人を、後押しするものだ。
起業本を読んで稼げない人は、
能力がないわけではない。
ただ、
本に頼りすぎて、
行動が止まっているだけだ。
大学生起業で必要なのは、
完璧な理解ではない。
不完全な一歩だ。
