大学生が社会人に質問するときのコツ

大学生起業を考え始めたとき、
多くの大学生がぶつかる壁があります。

それが、
「社会人に何をどう質問すればいいか分からない」
という壁です。

  • 失礼にならないだろうか
  • こんな初歩的なことを聞いていいのか
  • そもそも何を聞けばいいのか分からない

こうした不安から、
せっかくチャンスがあっても質問できずに終わってしまう大学生は少なくありません。

しかし、大学生起業において
社会人に質問する力は非常に重要です。

なぜなら、

  • 正解を教えてもらうため
    ではなく
  • 視野を広げるため
  • 思考を整理するため

に、社会人の経験は大きなヒントになるからです。

この章では、

  • 大学生が社会人に質問する意味
  • やりがちなNG質問
  • 社会人が「答えたくなる」質問のコツ
  • 質問後に信頼につなげる考え方

を、実践ベースで解説します。


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なぜ大学生が社会人に質問する価値があるのか

まず前提として知っておいてほしいのは、
大学生が社会人に質問すること自体は、決して迷惑ではないということです。

社会人の多くは、

  • 自分も大学生時代に悩んでいた
  • 誰かに助けてもらった経験がある
  • 話すことで自分の考えも整理される

という背景を持っています。

もちろん全員が親切とは限りませんが、
「ちゃんと考えて質問している大学生」に対しては、
想像以上に前向きな人が多いのも事実です。

重要なのは、
質問の中身と姿勢です。


大学生がやりがちなNGな質問

まずは、大学生が無意識にやってしまいがちな
「もったいない質問」から整理します。


① 抽象的すぎる質問

例として多いのが、次のような質問です。

  • 起業ってどう思いますか?
  • 何をやれば成功しますか?
  • 起業で大事なことって何ですか?

一見、真面目そうに見えますが、
社会人側からすると非常に答えにくい質問です。

なぜなら、

  • 前提条件が分からない
  • 状況が見えない
  • どこまで本気なのか分からない

からです。

結果として、
「頑張ることが大事だよ」
「行動あるのみだね」
といった、当たり障りのない答えで終わってしまいます。


② 答えを丸投げする質問

次に多いのが、
考えることを相手に委ねてしまう質問です。

  • 何をビジネスにしたらいいですか?
  • 私は起業に向いていますか?
  • このアイデア、いけますか?

これらの質問は、
社会人側にとって非常に重い質問です。

なぜなら、
その答えには責任が伴うからです。

本気で考えるなら、

  • あなたの背景
  • 価値観
  • 覚悟

まで理解する必要があります。

そのため、多くの社会人は
無難な返答に逃げざるを得ません。


③ 相手の時間を意識していない質問

  • 長文で一気に質問する
  • 事前準備なしで面談をお願いする
  • 話を聞くだけで終わる

これもよくある失敗です。

社会人は、
仕事・家庭・責任を抱えています。

「話を聞いてもらえるのが当たり前」
という姿勢が見えると、
それだけで印象は悪くなります。


社会人が「答えたくなる」質問のコツ

ここからが本題です。
では、どんな質問をすればいいのでしょうか。


① 自分なりの仮説を添える

最も重要なコツは、
自分なりの考えを先に出すことです。

例えば、

  • 「〇〇業界に興味があり、△△が課題だと感じています。
     この考え方はズレていますか?」
  • 「まずはSNS発信から始めようと思っていますが、
     この順番についてどう思われますか?」

このように、
仮説+確認の形にすると、
社会人は非常に答えやすくなります。

これは、

  • 考えている大学生だと伝わる
  • 会話として成立する
  • 相手の経験を活かしやすい

というメリットがあります。


② 質問を「具体的な場面」に落とす

抽象論ではなく、
具体的なシーンに落とし込むことも大切です。

悪い例:

  • 起業って大変ですか?

良い例:

  • 起業初期で一番しんどかった時期は、どんな状況でしたか?

こうすることで、
教科書的な話ではなく、
経験ベースの話を引き出せます。


③ 相手の経験領域に合わせる

質問は、
相手が答えやすい分野に寄せるのが基本です。

  • 営業経験が長い人に「営業の失敗談」を聞く
  • 経営者に「最初の売上」について聞く
  • 会社員経験のある人に「独立前の迷い」を聞く

何でも聞こうとせず、
「この人だから聞けること」に絞ると、
会話の質が一気に上がります。


質問前にやっておくべき準備

質問の質は、
準備の量でほぼ決まると言っても過言ではありません。


① 最低限の下調べをする

  • 相手の仕事
  • 経歴
  • 発信内容

これを少し調べるだけで、

  • 同じ質問をしなくて済む
  • 相手の時間を尊重していると伝わる

という効果があります。


② 質問は3つ以内にまとめる

質問が多すぎると、
相手も答えが浅くなります。

  • 今日一番聞きたいことは何か
  • それに付随する質問は何か

この2〜3点に絞るだけで、
会話は驚くほど深くなります。


質問後に信頼をつくる行動

大学生が見落としがちなのが、
質問した後の行動です。


① 必ずお礼を伝える

これは当たり前のようで、
意外とできていない大学生が多いです。

  • 何が印象に残ったか
  • どこが参考になったか

を具体的に伝えると、
相手の満足度は一気に上がります。


② 行動報告をする

さらに一歩進むと、
信頼関係が生まれます。

  • 教えてもらったことを実践した
  • その結果どうなったか

を、簡単でいいので報告する。

これは、
「話してよかった」と思ってもらえる最大のポイントです。


大学生が覚えておいてほしい大前提

最後に、
大学生に必ず伝えたいことがあります。

社会人に質問する目的は、
正解をもらうことではありません。

  • 考える材料を増やす
  • 視点を変える
  • 行動の精度を上げる

これが目的です。

質問しても、
最終的に決めて動くのは自分です。


まとめ

大学生が社会人に質問するときに大切なのは、

  • 抽象的な質問をしない
  • 答えを丸投げしない
  • 仮説を持って聞く
  • 相手の時間と経験を尊重する

この姿勢です。

質問の仕方ひとつで、
あなたは
「応援したくなる大学生」にも
「距離を置かれる大学生」にもなります。

ぜひ、
考えたうえで質問し、行動で返す大学生を目指してください。

それが、大学生起業における
最大の学びにつながります。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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