起業を考え始めた大学生が、ほぼ必ず直面するのが
「すでに同じことをやっている人が多すぎる」
という現実です。
SNSを調べても、検索しても、
・同じビジネス
・似たようなサービス
・強そうな競合
が次々に見つかります。
ここで多くの大学生が、次のどちらかに陥ります。
・「もう遅い」と諦める
・競合をそのまま真似する
しかし、どちらも正解ではありません。
競合リサーチの本当の目的は、
勝てる場所を見つけること
です。
この章では、
「競合を見るときに、どこをどう見ればいいのか」
を、起業初心者でも実践できる形で解説します。
① 競合リサーチの目的を間違えない
まず大前提として、はっきりさせておきます。
競合リサーチの目的は、敵を倒すことではありません。
目的は
・市場が存在するか
・お金が動いているか
・まだ埋まっていない隙間はどこか
を知ることです。
競合が多い=悪い
ではありません。
むしろ
競合がいる=需要がある可能性が高い
という、ポジティブなサインでもあります。
② 「強そうかどうか」は最後に見る
大学生が最初にやりがちなのが、
「この人、すごい…」
「実績が強すぎる…」
と、競合の凄さに圧倒されることです。
しかし、これはリサーチとしては順番が逆です。
最初に見るべきなのは
「なぜ、この人は選ばれているのか」
です。
・誰に向けて
・何を
・どう伝えているか
強さの正体を分解せずに
「すごい」で終わらせると、学びはゼロになります。
③ 誰に向けたビジネスかを明確に見る
競合を見るとき、最重要ポイントの一つが
ターゲット(誰向けか)
です。
・初心者向けか
・経験者向けか
・大学生向けか
・社会人向けか
ここがズレていると、
同じビジネスに見えて、実は競合ではありません。
多くの大学生は
「同じことをやっている=競合」
と考えがちですが、
ターゲットが違えば、戦う場所も違う
ということを理解する必要があります。
④ 商品・サービスの「中身」を見る
競合リサーチでは、
表面的な肩書きや価格だけで判断してはいけません。
見るべきなのは
実際に何を提供しているか
です。
・成果物は何か
・サポートはあるか
・期間やボリュームはどれくらいか
一見同じ「コンサル」「講座」でも、
中身を分解すると、かなり差があります。
ここを丁寧に見ることで
「意外とやっていないこと」
が見えてきます。
⑤ 集客の導線をチェックする
競合リサーチで、必ず見るべきなのが
集客の流れ(導線)
です。
・どこで見つけられているか
・SNSか、検索か、紹介か
・最終的にどこで申し込むか
これを見ると
「どこに力を入れているか」
がはっきり分かります。
逆に言うと
力を入れていない場所=チャンス
でもあります。
⑥ 価格ではなく「理由」を見る
競合を見ると
「安い」「高い」
に目が行きがちですが、重要なのはそこではありません。
見るべきなのは
なぜ、その価格なのか
です。
・どんな価値を強調しているか
・誰にとって妥当な価格か
・価格に見合う理由が説明されているか
価格は
「自分が安くする・高くする」
ための参考ではなく、
ポジションを知るための材料
として見ましょう。
⑦ 不満・弱点・違和感を探す
競合リサーチで最も価値があるのが、
違和感
です。
・説明が分かりづらい
・誰向けか曖昧
・理想論が多い
・初心者には厳しそう
こうした小さな違和感こそが、
あなたのビジネスのヒントになります。
完璧な競合は存在しません。
必ず
「満たされていないニーズ」
があります。
⑧ 競合を「真似る」のではなく「ズラす」
競合リサーチのゴールは、
コピーすることではありません。
重要なのは
少しズラすこと
です。
・ターゲットを絞る
・切り口を変える
・伝え方を変える
・提供範囲を限定する
大学生起業では、
正面から戦う必要はありません。
むしろ
ズラした場所で、最初の一人に選ばれる
ことを目指すべきです。
⑨ 競合が多い=「遅い」ではない
よくある誤解として
「競合が多いから、もう遅い」
という考えがあります。
しかし実際には、
競合が多い市場でも
・勝てていない人
・途中で消える人
がほとんどです。
あなたが見るべきなのは
今も続いている競合が、なぜ続いているか
です。
そこには
・需要
・仕組み
・継続できる理由
があります。
⑩ 競合リサーチは「勇気をもらう作業」
最後に、視点を一つ変えてみてください。
競合リサーチは
自信をなくす作業ではありません。
「自分にもいけるかもしれない」
と、勇気をもらう作業
です。
・これくらいならできそう
・ここなら自分の経験が活きる
・この層はまだ薄い
そう思えるポイントを見つけるために、
競合を見るのです。
まとめ:競合を見る人が、最後に勝つ
競合を見ない起業は、
地図を持たずに山に入るようなものです。
しかし
競合を正しく見る人は、
無駄な戦いを避け、
勝てる場所を選べます。
・誰向けか
・何を提供しているか
・どこが埋まっていないか
この視点を持つだけで、
競合リサーチは
「怖い作業」から
「戦略を作る作業」
に変わります。
競合は、敵ではありません。
最高の教材
です。
