起業を考え始めた大学生が、ほぼ必ず一度はたどり着く思考があります。
それが、
「とにかく生活費を削らなきゃ」
「お金を使わないことが正解なんじゃないか」
という考え方です。
確かに、起業初期は収入が不安定になりやすく、
支出を見直す意識はとても大切です。
ですが、削り方を間違えると、起業そのものが続かなくなります。
ここでは、
「節約=正義」という危険な思い込みを一度外し、
**起業初期に“絶対にやってはいけない生活費の削り方”**を具体的に解説します。
生活費を削ること自体が目的になってしまう危険
まず最初に理解してほしいのは、
生活費を削る目的は「苦しむこと」ではない、という点です。
本来の目的は、
・不安を減らす
・起業を続けられる状態を作る
・判断力を保つ
ことにあります。
にもかかわらず、
「削っている自分=頑張っている」
「我慢している自分=起業家っぽい」
という思考に入ると、
生活費を削ること自体が目的になってしまいます。
この状態は、非常に危険です。
絶対NG① 食費を極端に削る
起業初期に最もやってはいけない削り方が、
食費の極端な削減です。
・1日1食
・カップ麺ばかり
・栄養を考えない食事
一時的には出費が減るかもしれませんが、
その代償はすぐに現れます。
・集中力が落ちる
・思考がネガティブになる
・体調を崩しやすくなる
起業初期に一番必要なのは、
「考える力」と「判断力」です。
食費を削る=起業の武器を自分で壊している
ということを、必ず覚えておいてください。
絶対NG② 睡眠時間を削って生活費を浮かせる
次に危険なのが、
「睡眠を削ってでも頑張る」という選択です。
・夜通し作業する
・睡眠時間を削ってバイトを入れる
・常に寝不足の状態
これも、短期的には「努力している感覚」があります。
ですが、長期的には確実に破綻します。
睡眠不足になると、
・判断が雑になる
・感情の起伏が激しくなる
・小さな失敗を大きく感じてしまう
結果として、
お金以上に大切なメンタルが先に壊れます。
絶対NG③ 交流・人付き合いをゼロにする
起業初期は、
「無駄な付き合いを減らす」こと自体は間違っていません。
ですが、
・友人との最低限の交流まで断つ
・誰とも会わない
・完全に孤立する
これは明確にやりすぎです。
人との会話がゼロに近づくと、
・視野が極端に狭くなる
・思い込みが強くなる
・自分を客観視できなくなる
起業は孤独な挑戦ですが、
完全な孤立は判断ミスを加速させます。
絶対NG④ メンタル回復に使うお金まで削る
起業初期はストレスが溜まりやすい時期です。
そんな中で、
・一切の娯楽を断つ
・息抜きを「甘え」だと思う
・常に自分を追い込む
こうした削り方をすると、
心が先に限界を迎えます。
・たまに外でコーヒーを飲む
・短時間でも好きなことをする
・気分転換の時間を取る
これらは浪費ではありません。
起業を続けるための必要経費です。
絶対NG⑤ 「安さ」だけで住環境を選ぶ
家賃を下げること自体は、
起業初期に有効な選択肢です。
ただし、
・騒音がひどい
・作業できる環境ではない
・ストレスが溜まり続ける
こうした住環境を
「安いから」という理由だけで選ぶのは危険です。
起業初期は、
家=仕事場になることも多い時期。
住環境のストレスは、毎日の生産性を確実に奪います。
絶対NG⑥ 学び・成長に関わる支出を全部止める
「節約しなきゃ」という意識が強くなりすぎると、
・本を一切買わない
・学習ツールをすべて断つ
・知識投資をゼロにする
という極端な判断をする人がいます。
ですが、起業初期は
最も学びの回収率が高い時期です。
もちろん、闇雲にお金を使う必要はありません。
しかし、学びを完全に止めると、
成長スピードも止まってしまいます。
生活費削減で本当にやるべきこと
では、起業初期にやるべき生活費の見直しとは何でしょうか。
ポイントはシンプルです。
・固定費を優先して見直す
・成果に直結しない支出を減らす
・削ってもパフォーマンスが落ちない部分を探す
例えば、
・使っていないサブスク
・惰性で払っているサービス
・目的が曖昧な出費
こうした部分を削るだけでも、
十分に効果があります。
「苦しい節約」は長く続かない
起業は短距離走ではありません。
続けた人が勝つ世界です。
だからこそ、
・我慢前提
・根性論
・限界まで削る
こうした生活費の削り方は、
必ずどこかで破綻します。
起業初期に必要なのは、
「無理なく続けられる状態」を作ることです。
まとめ:削るべきは「生活」ではなく「無駄」
起業初期に絶対やってはいけないのは、
生活そのものを削りすぎることです。
削るべきなのは、
・成果に結びつかない支出
・惰性の出費
・見直しても影響が小さい部分
です。
体力、思考力、メンタル。
これらは、起業初期の最大の資本です。
生活を壊してまで続ける起業は、長く続きません。
起業を成功させたいなら、
まず守るべきは「自分の生活」です。
