大学生起業でも税金はかかる?最低限の基礎知識

「大学生でも、起業したら税金ってかかるの?」
「バイトと同じ感覚でいいの?」
「よく分からないから、後回しにしても大丈夫?」

大学生起業を考え始めたとき、
税金は**ほぼ確実に“後回しにされるテーマ”**です。

ですが、はっきり言います。

税金を「知らないまま起業する」のは、かなり危険です。
ただし、最初から難しい知識は必要ありません。

この記事では、
大学生起業において
**「これだけは知っておいてほしい最低限の税金知識」**を
専門用語をなるべく使わずに解説します。


TOC

結論:大学生でも「利益」が出れば税金はかかる

まず結論からです。

大学生かどうかは、税金の扱いにほぼ関係ありません。

重要なのは、
「収入があるか」ではなく
**「利益が出ているか」**です。

  • 売上 − 経費 = 利益
  • この「利益」に対して税金がかかる

大学生でも、
起業で利益が出れば税金は発生します。


「収入」と「利益」を混同すると事故る

大学生起業で一番多い勘違いがこれです。

売上が少ないから、税金は関係ない

実際には、

  • 売上が少なくても
  • 経費が少なければ
  • 利益が出ていれば

税金の対象になります。

逆に、

  • 売上があっても
  • 経費が多ければ
  • 利益が出ていなければ

税金はほぼかかりません。

この違いを理解するだけで、
税金への恐怖はかなり減ります。


大学生起業で関係してくる主な税金

大学生起業(個人)で、
まず関係してくる税金はこのあたりです。


① 所得税(基本中の基本)

起業で得た利益は、
**「事業所得」または「雑所得」**として扱われます。

年間の所得が一定額を超えると、
所得税がかかります。

ただし、ここで重要なのが
基礎控除です。

  • 年間48万円までは、基本的に所得税がかからない

つまり、

  • 利益が48万円以下
  • 他に所得がほとんどない

この条件なら、
所得税はほぼゼロです。


② 住民税(意外と忘れがち)

多くの大学生が見落とすのが住民税です。

住民税は、

  • 所得税がゼロでも
  • かかる場合がある

という特徴があります。

また、
翌年から請求が来るのがポイントです。

「今年は大丈夫だったのに、来年急に請求が来た」
というケースは、かなり多いです。


③ 消費税(最初はほぼ関係ない)

大学生起業の初期段階では、
消費税はほぼ気にしなくてOKです。

理由はシンプルで、

  • 売上が年間1,000万円以下
  • 起業してから最初の2年間

この条件では、
原則として消費税は免除されます。

多くの大学生起業家にとっては、
まだ先の話です。


アルバイト収入がある場合の注意点

大学生起業の場合、
アルバイト収入がある人がほとんどです。

ここで重要なのは、

  • バイトの給与
  • 起業の利益

これらは合算して税金計算される
という点です。

例えば、

  • アルバイトで年間100万円
  • 起業で利益30万円

この場合、
合計130万円が所得として扱われます。

「起業の収入は少ないから大丈夫」
と思っていると、
思わぬ税金が発生することがあります。


「確定申告」は大学生でも必要?

結論から言います。

条件を満たせば、大学生でも確定申告は必要です。

例えば、

  • 起業の利益が出ている
  • バイト以外の収入がある
  • 源泉徴収されていない

こうした場合、
確定申告をしないとルール違反になります。

ただし、
確定申告は「怖いもの」ではありません。


確定申告の役割は「税金を払う」だけじゃない

多くの大学生が、
確定申告を「税金を取られるイベント」だと思っています。

実際には、

  • 経費をきちんと引ける
  • 払いすぎた税金が戻ることもある
  • 収支を整理できる

というメリットもあります。

起業家にとって確定申告は、
「罰」ではなく
自分の事業を数字で把握する機会です。


大学生起業でよくある税金トラブル

ここで、
実際によくある失敗パターンを紹介します。


① 税金をまったく考えていなかった

  • 売上が増えて全部使ってしまう
  • 後から税金が来て払えない

これは本当に多いです。

税金は、後からまとめて来る
という意識を持つだけで防げます。


② 経費の記録をしていなかった

  • レシートを捨てる
  • 何に使ったか分からない

結果、
本来引けたはずの経費を引けず、
税金が増えます。


③ 分からないから放置した

「分からない」
「難しそう」

この理由で放置すると、
後で一番面倒な形で返ってきます。


大学生起業で最低限やっておくべき税金対策

難しいことは不要です。
最低限、これだけでOKです。

  • 売上と経費を分けて記録する
  • 口座や財布をできれば分ける
  • 税金分は最初から使わない
  • 年末に一度、数字を整理する

これだけで、
税金トラブルの9割は防げます。


税金は「怖いもの」ではなく「ルール」

最後に伝えたいのはこれです。

税金は、
大学生起業を邪魔するものではありません。

ただのルールです。

  • ルールを知っていれば怖くない
  • 知らないままだと損をする

大学生起業だからこそ、
早めに慣れておく価値があります。


まとめ:大学生起業でも税金はかかる。でも、ビビる必要はない

まとめます。

  • 大学生でも利益が出れば税金はかかる
  • 売上ではなく「利益」が基準
  • 所得税・住民税が主
  • 消費税は初期はほぼ無関係
  • 確定申告は怖がらなくていい

税金を知ることは、
起業家として一段レベルが上がることです。

Let's share this post !

Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

TOC