起業に興味を持った大学生から、必ず出てくる質問があります。
「起業する前に、何を用意すればいいんですか?」
「最低限、これだけは必要というものは?」
「逆に、まだ用意しなくていいものは?」
この疑問に対して、
ネット上には情報があふれていますが、
多くはやりすぎた準備リストになっています。
・いきなり法人設立
・高額なツール契約
・立派な事業計画書
・オフィスや名刺
大学生がゼロから起業する段階で、
そこまでそろえる必要はありません。
むしろ、
そろえすぎることが起業のハードルを上げている
ケースの方が圧倒的に多いです。
ここでは、
「大学生がゼロから起業する前に、本当に最低限そろえておけばいいもの」
だけを、現実的な目線で整理します。
大前提:起業前に「全部」そろえる必要はない
まず、最初に理解しておいてほしいことがあります。
起業前に、すべてが完璧にそろうことはありません。
・やりながら足りないものが見える
・必要になったら用意する
・不要だと分かるものも出てくる
これが起業の普通です。
このリストは、
「これがないとスタートできない最低限」
に絞っています。
① インターネットにつながる環境
これは言うまでもありませんが、
現代の大学生起業において、ネット環境は必須です。
・自宅のWi-Fi
・スマホの通信環境
特別に高速である必要はありません。
動画視聴や簡単な作業が問題なくできれば十分です。
高額な回線契約や特別な設備は不要です。
② パソコン(高性能でなくていい)
大学生起業でよくある勘違いが、
「起業するなら、ハイスペックなパソコンが必要」
というものです。
結論から言うと、
最初は普通に使えるパソコンで十分です。
・ネット検索
・資料作成
・簡単な画像編集
・オンラインミーティング
これらができれば問題ありません。
動画編集や重たい開発をする予定がない限り、
最初から高額な機材に投資する必要はありません。
③ スマホ(連絡・確認用)
スマホは、
起業初期において「即レス」のための重要なツールです。
・メール確認
・SNSの反応チェック
・連絡のやり取り
これらができればOKです。
最新機種である必要もありません。
④ 作業用のメールアドレス
起業前に、
プライベート用とは別のメールアドレスを1つ用意しましょう。
理由はシンプルです。
・連絡が整理しやすい
・仕事と私生活を分けられる
・後から困らない
無料のメールサービスで十分です。
この時点で独自ドメインメールは不要です。
⑤ お金の管理ができる口座(個人用でOK)
起業前の段階では、
個人の銀行口座で問題ありません。
重要なのは、
・収入
・支出
を把握できることです。
可能であれば、
・起業関連の入出金をまとめる口座
を1つ決めておくと、後々楽になります。
法人用口座は、
売上が安定してからで十分です。
⑥ 生活費の目安(数字で把握する)
これは物ではありませんが、
非常に重要な準備です。
起業前に必ずやっておくべきことは、
「自分が月いくらあれば生活できるか」を把握すること。
・家賃
・食費
・通信費
・交通費
ざっくりで構いません。
この数字が分かるだけで、
・どれくらい稼げばいいか
・どれくらいの期間試せるか
が見えるようになります。
⑦ 時間の使い方(最低限のルール)
起業前に必要なのは、
完璧なスケジュール管理ではありません。
最低限、
・いつ起業準備をするか
・どの時間帯を使うか
を決めておくだけで十分です。
例:
・平日夜30分
・空きコマ
・週末に少しだけ
時間を「気分任せ」にしないことが大切です。
⑧ 情報をまとめる場所(ノート・メモ)
起業準備中は、
アイデアや気づきが断片的に生まれます。
それを、
・紙のノート
・スマホのメモ
・無料のメモアプリ
など、一か所にまとめる場所を決めましょう。
どんなツールでも構いません。
重要なのは、
「どこに書いたか分からない状態」
を作らないことです。
⑨ 話せる相手(1人でいい)
起業前に、
最低限そろえておきたいのが「人」です。
・友人
・先輩
・家族
誰でも構いません。
重要なのは、
・アイデアを口に出せる
・相談できる
相手が1人いることです。
起業は、
頭の中だけで考えていると、必ず詰まります。
⑩ 小さく試せる環境
起業前に本当に必要なのは、
**「いきなり本格的にやる環境」ではなく、
「小さく試せる環境」**です。
・無料で始められる
・やめてもダメージがない
・失敗しても大丈夫
この条件を満たしていればOKです。
起業前に「まだいらないもの」
ここで、
多くの大学生が先に用意してしまいがちな
「まだ不要なもの」も整理しておきます。
・法人設立
→ 売上が出てからで十分
・高額な有料ツール
→ 無料で代替できるものがほとんど
・立派な事業計画書
→ 最初は簡単なメモでOK
・オフィスや事務所
→ 自宅・大学・カフェで十分
・名刺・ロゴ・HP
→ 必要になったタイミングで作ればいい
これらは、
始めてから必要になるものです。
「最低限」とは「身軽に動ける状態」
起業前にそろえるべきものは、
決して多くありません。
むしろ大切なのは、
・お金をかけすぎない
・身動きが取れる
・やめる選択も残しておく
という状態を作ることです。
準備しすぎると、
「ここまでやったんだから、引けない」
という心理が働き、
柔軟な判断ができなくなります。
まとめ:起業前の準備は「軽さ」が正解
起業前に最低限そろえておくものは、
・ネット環境
・最低限の機材
・お金と時間の把握
・考えをまとめる場所
・話せる相手
これだけです。
それ以上の準備は、
必要になった瞬間に用意すれば十分です。
起業は、
「準備が整った人」から始まるのではありません。
「準備が不完全でも動いた人」から始まります。
今のあなたに必要なのは、
完璧な装備ではなく、
軽く動ける状態です。
このリストがそろっていれば、
もうスタートして問題ありません。
