Instagramは大学生起業に向いている?向いていない?

大学生起業を考えたとき、多くの人が真っ先に思い浮かべるSNSが Instagram です。
周りの友人も使っている、操作に慣れている、無料で始められる。
一見すると「大学生起業と相性抜群」に見えます。

しかし実際には、
Instagramを頑張っているのに全く売上につながらない大学生起業家も非常に多いのが現実です。

では、Instagramは大学生起業に向いているのでしょうか?
それとも向いていないのでしょうか?

結論から言うと、
Instagramは「向いているケース」と「向いていないケース」が極端に分かれるSNSです。

ここでは、その理由を構造的に解説します。


結論:Instagramは「万能」ではない

まず前提として押さえておきたいのは、
Instagramは「誰にとっても使えば成果が出るツール」ではないということです。

向いている人は、少ないフォロワーでも結果を出します。
向いていない人は、どれだけ投稿しても消耗します。

この差は、努力量や才能ではなく、
Instagramの性質と、起業アイデアの相性で決まります。


Instagramが大学生起業に「向いている」理由

まずは、なぜInstagramが大学生起業に向いていると言われるのかを整理します。

① 初期費用ゼロで始められる

大学生起業の最大の制約は「お金」です。
その点、Instagramは

  • アカウント作成無料
  • 投稿無料
  • 広告を使わなくても露出可能

という点で、非常に始めやすいツールです。

特に、

  • まだビジネスモデルが固まっていない
  • まずは反応を見たい
  • 市場調査を兼ねたい

という段階では、Instagramは優秀な実験場になります。


② ビジュアルが強いビジネスと相性が良い

Instagramは「見るSNS」です。

そのため、

  • 商品写真が映える
  • ビフォーアフターが分かりやすい
  • 世界観を作れる

こうしたビジネスとは相性が抜群です。

例えば、

  • アパレル
  • ハンドメイド
  • デザイン
  • フード
  • 美容・健康系

などは、大学生起業でもInstagram向きの代表例です。


③ 個人のキャラクターを活かしやすい

大学生起業では、
「実績」よりも「人柄」や「ストーリー」が武器になることが多いです。

Instagramは、

  • 顔出し
  • 日常の一部
  • 思考や価値観

を自然に伝えやすく、
信頼を積み上げるSNSとしては非常に優秀です。

「この人から買いたい」と思ってもらえるビジネスには、向いています。


Instagramが大学生起業に「向いていない」理由

一方で、Instagramが原因で遠回りする大学生起業家が多いのも事実です。

① 検討が必要なビジネスと相性が悪い

Instagramは、

  • 流し見
  • 一瞬の判断
  • 感覚的な反応

が前提のSNSです。

そのため、

  • サービス内容が複雑
  • 説明が必要
  • 比較検討が前提

こうしたビジネスとは相性がよくありません。

大学生起業でよくある、

  • コンサル
  • サポート
  • IT系サービス

などは、Instagram単体では判断材料が不足しがちです。


② フォロワー=顧客になりにくい

Instagramはフォロワーが増えやすい反面、

  • 見ているだけ
  • 応援しているだけ
  • 無料で楽しみたい

という層も大量に集まります。

結果として、

  • フォロワーは多い
  • いいねもつく
  • でも売れない

という状態に陥りやすいのです。

大学生起業では、
数字が伸びているのに成果が出ないという精神的ダメージも大きくなります。


③ 継続コストが意外と高い

Instagramは無料ですが、
時間コストは非常に高いSNSです。

  • 写真を撮る
  • 編集する
  • 投稿を考える
  • ストーリーズを更新する

これを継続するのは、想像以上に消耗します。

特に、

  • 授業
  • アルバイト
  • 起業準備

を並行している大学生にとっては、
「SNSに時間を取られすぎる」という本末転倒な状態になりがちです。


Instagramが向いている大学生起業家の特徴

では、どんな大学生起業家ならInstagramを使うべきなのでしょうか。

向いているのは、次のようなタイプです。

  • 商品・サービスが視覚的に伝わる
  • 世界観を作るのが好き
  • 日常を発信することに抵抗がない
  • 短期の売上より中長期の信頼構築を重視

この場合、Instagramは強力な資産になります。


Instagramが向いていない大学生起業家の特徴

逆に、次のような場合は要注意です。

  • 文章でじっくり説明したい
  • 検討期間が長い商品を売りたい
  • 早く売上を作りたい
  • SNSが苦痛

この場合、Instagramに固執すると遠回りになります。


大切なのは「Instagramを主役にしない」こと

大学生起業で最も多い失敗は、
Instagramをビジネスの中心にしてしまうことです。

本来の役割は、

  • 興味を持ってもらう
  • 人となりを知ってもらう
  • 他の媒体につなぐ

ここまでです。

Instagramは「入り口」であり、
売る場所ではありません。


まとめ:Instagramは「使い方次第」

Instagramは、大学生起業にとって

  • 向いている人には最高の武器
  • 向いていない人には最大の遠回り

になり得ます。

重要なのは、

  • 自分の起業アイデアと合っているか
  • 今のフェーズに合っているか
  • 役割を正しく理解しているか

この3点です。

Instagramは目的ではなく手段。
「何のために使うのか」を明確にできた大学生起業家だけが、成果を出せます。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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