大学生起業を考え始めると、
多くの人がこんな言葉を聞きます。
「最初は身近な人からだよ」
「友達・知り合いが最初の顧客になる」
「紹介で広がるのが一番早い」
このアドバイス自体は、
間違っているわけではありません。
しかし、多くの大学生がここで誤解します。
「身近な人に売らなきゃいけない」
と。
その結果、
・友達に営業して気まずくなる
・断られて落ち込む
・人間関係を壊しそうになる
という経験をして、
集客そのものが嫌になってしまいます。
結論からはっきり言います。
身近な人から広がる集客は、
「売ること」ではなく
「伝え方」と「立ち位置」で決まります。
正しい作り方を理解すれば、
無理な営業も、気まずさも必要ありません。
なぜ「身近な人からの集客」は誤解されやすいのか
まず、
なぜこのテーマで失敗が多いのかを整理します。
誤解① 身近な人=お客さんだと思っている
一番多い誤解がこれです。
友達・先輩・知り合いを、
・最初の顧客
・売上を作る相手
として見てしまうこと。
ですが、
ここが大きな間違いです。
身近な人の役割は、
「お客さん」ではありません。
誤解② 身近な人に売れない=失敗だと思っている
友達が買ってくれないと、
「やっぱりダメなのかな」
「価値がないのかも」
と感じてしまう大学生も多いです。
ですが、
身近な人が買わないことと、
ビジネスが成立しないことは別
です。
身近な人は、
・ニーズが合わない
・タイミングが違う
だけの場合がほとんどです。
誤解③ 「紹介=お願いするもの」だと思っている
「紹介してほしい」
「誰かいない?」
こうしたお願い型の紹介は、
相手に大きな心理的負担を与えます。
その結果、
・距離を取られる
・話題に出されなくなる
という逆効果が起きます。
正しい前提:「身近な人」は“ハブ”である
身近な人から広がる集客を考えるとき、
まず持つべき前提があります。
それは、
身近な人は「お客さん」ではなく
「ハブ(つなぎ役)」である
という考え方です。
ハブとは何か?
ハブとは、
・自分の商品を買う人
ではなく
・必要としている人を知っている人
のことです。
身近な人は、
・友達
・先輩
・家族
として、
あなたより広い人間関係を持っています。
ここを活かすのが、
身近な人から広がる集客の本質です。
身近な人から広がる集客の全体像
正しい集客は、
次のような流れで起きます。
- 身近な人に「何をしているか」が伝わる
- 売られていないから安心する
- ある日、誰かの悩みを思い出す
- 「あの人、こういうことやってたな」と思い出す
- 自然に紹介が生まれる
この流れの中に、
・営業
・お願い
は一切ありません。
正しい作り方①
「売らずに、分かるように伝える」
まず最初にやるべきことは、
身近な人に“売らずに”活動内容を伝えること
です。
NGな伝え方
・「起業したからお願い」
・「サービス作ったから買って」
・「協力してほしい」
これは、
相手に負担をかけます。
OKな伝え方
・「最近、こんなことで困ってる人を手伝ってて」
・「今、大学生起業の悩みをまとめてるんだ」
・「こういうテーマを研究してる」
この伝え方だと、
・売り込まれていない
・応援したい気持ちになる
という状態が生まれます。
ポイントは「名詞」ではなく「状況」
・サービス名
・肩書き
ではなく、
「誰の、どんな状況を扱っているか」
を伝えるのがコツです。
正しい作り方②
「紹介して」ではなく「思い出してもらう」
身近な人からの集客で、
最も重要なのがこの考え方です。
紹介は“お願い”すると止まる
「誰か紹介して」
と言われると、人はこう感じます。
・責任が重い
・失敗したら嫌
・断りづらい
その結果、
行動されません。
紹介は“記憶”に残ると起きる
一方で、
・何をしている人か
・どんな悩みを扱っているか
が記憶に残っていると、
ある日突然、
「そういえば、あの人…」
と、思い出されます。
紹介は、思い出された瞬間に自然に起きます。
正しい作り方③
「相談役」という立ち位置を作る
身近な人から広がる集客では、
「売る人」より「相談役」
の立ち位置が最強です。
なぜ相談役が強いのか
・売らない
・判断を押し付けない
・話を聞く
この姿勢は、
・安心感
・信頼
を生みます。
身近な人は、
「売られない」と分かっているからこそ、
気軽に話題に出してくれます。
相談役になるために必要なこと
・完璧な答え
・すごい実績
は必要ありません。
必要なのは、
「話を整理できること」
だけです。
正しい作り方④
「今すぐ客」を追わない
身近な人から広がる集客は、
・今すぐ売上を作る
ための方法ではありません。
なぜ時間がかかるのか
身近な人は、
・あなたを知っている
・関係性がある
からこそ、
慎重になります。
その代わり、
・信頼が壊れにくい
・紹介の質が高い
という特徴があります。
待てる設計にする
・定期的に発信している
・何をしているかが分かる
この状態を作ることで、
時間差で集客が発生
します。
正しい作り方⑤
「身近な人+外の導線」をセットで作る
重要なのは、
身近な人だけに頼らないこと
です。
なぜ外の導線が必要か
身近な人が、
誰かを紹介するとき、
こう言います。
「詳しくは、ここ見てみて」
この「ここ」がないと、
紹介は途中で止まります。
外の導線の例
・ブログ記事
・ホームページ
・SNSアカウント
これがあることで、
・説明の手間が減る
・信頼が補強される
結果、
紹介がスムーズになります。
身近な人から広がる集客でやってはいけないこと
ここで、
注意点を整理します。
やってはいけない① 売上を期待する
身近な人に、
・買ってほしい
・契約してほしい
という期待を持つと、
言動に出ます。
それが、
関係性を重くします。
やってはいけない② 無理に動かそうとする
・紹介を催促する
・反応を気にしすぎる
これは、
自然な流れを壊します。
やってはいけない③ 伝える内容が曖昧
「何やってるの?」
と聞かれて、
説明が曖昧だと、
記憶に残りません。
まとめ:身近な人から広がる集客は「信頼の副産物」
身近な人から広がる集客とは、
・売り込むこと
・お願いすること
ではありません。
信頼の副産物として、
自然に起きるもの
です。
正しい作り方のポイントは、
・売らない
・分かるように伝える
・相談役になる
・思い出してもらう
・外の導線を用意する
この5つです。
大学生起業において、
身近な人は、
・最初のお客さん
ではなく
・最初の理解者
であってくれれば十分です。
理解者が増えれば、
あなたのいないところで、
あなたの話が自然に広がります。
それこそが、
本当に強い集客です。
