集客はできているのに不安が消えない理由

大学生起業を進めていくと、
ある段階で、こんな感覚にぶつかる人がいます。

「アクセスは増えてきた」
「SNSの反応も少しずつ出てきた」
「問い合わせや相談もゼロではない」

それなのに――

なぜか不安が消えない。
むしろ、前より不安が強くなった気がする。

・このまま続けて意味あるのかな
・本当に稼げるようになるのかな
・たまたま人が来てるだけじゃないか

この状態は、
決して珍しいものではありません。

むしろ、
大学生起業が「次の段階」に入ったサイン
とも言えます。


「集客できていない不安」と「集客できている不安」は別物

まず理解しておいてほしいことがあります。

不安には、
大きく2種類あります。

1つ目は、
何も起きていない不安
(誰も来ない・反応がない)

2つ目は、
何か起き始めたからこその不安
(来ているのに安心できない)

今回のテーマは、
後者です。

この不安は、
行動できていない人には生まれません。

行動して、現実が動き始めた人だけが感じる不安
なのです。


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理由① 「集客=安心」だと思っていたから

多くの大学生は、
無意識のうちにこう考えています。

「人が集まれば、不安は消える」
「集客できれば、起業はうまくいっている」

ですが、
実際に集客が始まると、
気づきます。

集客は、安心のゴールではない
ということに。


集客は「入口」にすぎない

集客とは、

・人が来る
・見てもらえる

という状態です。

これは、
起業においては
スタートラインに立っただけ
とも言えます。

・この先どうなるのか
・売上につながるのか
・続けていいのか

こうした問いが、
次々に生まれてきます。

不安が消えないのは、
集客がダメだからではありません。

次の課題が見える位置に来ただけ
なのです。


理由② 「売上」と「集客」を混同している

集客ができているのに不安が消えない人の多くが、

集客=売上予備軍
だと思っています。

ですが、
ここには大きな落とし穴があります。


集客と売上は、別の問題

・人が来る
・読まれる
・反応がある

これは集客です。

一方で、

・お金を払う
・契約する
・継続する

これは、
価値提供と設計の問題
です。

集客ができているのに不安が消えないのは、

「人は来ているのに、
この先どうやってお金になるのかが見えない」

という、
構造的不安を感じているからです。


理由③ 「再現性」がまだ見えていない

大学生起業で特に多いのが、
このパターンです。

・ある投稿がたまたま伸びた
・ある記事にたまたま人が来た
・知り合い経由で問い合わせがあった

このとき、多くの大学生はこう思います。

「これって、再現できるのかな?」
「次も同じように来るんだろうか?」


不安の正体は「偶然かもしれない」という感覚

人は、

・理由が分からない成果
に対して、
強い不安を感じます。

集客ができているのに不安が消えないのは、

「なぜ来たのか」を自分で説明できない
からです。

逆に言えば、

・なぜ来たのか
・どこが刺さったのか

が言語化できると、
不安は一気に減ります。


理由④ 「評価されている実感」がまだ弱い

大学生起業では、

・数字
・反応

が少しずつ出始めます。

ですが、
それがそのまま

「自分の価値が認められている」
という実感につながらないことが多いです。


なぜ実感が持てないのか

理由はシンプルです。

・相手の顔が見えない
・本音が分からない
・なぜ選ばれたか分からない

この状態では、

「本当に役に立ってるのかな?」
という疑問が消えません。

集客はできているのに不安が消えないのは、

評価の中身がまだ見えていない
からです。


理由⑤ 「ゴールが曖昧なまま集客している」

実は、
これが一番多い原因です。

集客自体が目的になってしまい、

・何を目指しているのか
・どこに向かっているのか

が、
自分でも分からなくなっている状態です。


ゴールがないと、不安は増える

・どれくらい集客できればいいのか
・どの状態になれば安心なのか

これが決まっていないと、

どれだけ人が来ても、

「まだ足りない気がする」
「このままでいいのかな」

という感覚が消えません。


集客できているのに不安が消えないのは「失敗」ではない

ここで、
はっきり伝えたいことがあります。

この不安は、失敗のサインではありません。

むしろ、

・集客ゼロの不安
を超えて
・設計の不安
に入った証拠です。

これは、
起業が一段階進んだ状態です。


不安を減らすために、今やるべきこと

ここからは、
「じゃあどうすればいいのか」を整理します。


① 集客の「理由」を振り返る

・なぜ人が来たのか
・どの記事・投稿がきっかけか
・どんな悩みを持っていそうか

これを、
感覚ではなく言葉にします。


② ゴールを「売上」ではなく「行動」に置く

最初から、

・月◯万円
をゴールにすると、不安は消えません。

代わりに、

・月に◯件の相談
・◯人と話す
・◯件ヒアリングする

といった、
自分でコントロールできるゴール
を設定します。


③ 相談・対話を増やす

不安が消えない最大の理由は、

相手の声が足りないこと
です。

・何に困っているのか
・なぜ来てくれたのか

これを直接聞くことで、

不安は「仮説」に変わります。


④ 「今は途中段階」と理解する

大学生起業では、

・集客
・売上
・安定

が一気につながることは、
ほぼありません。

今は、

集客 → 理解 → 設計
の途中です。

途中で不安があるのは、
むしろ自然です。


よくある勘違い:「不安=向いていない」

最後に、
一番避けてほしい考え方を伝えます。

それは、

「不安がある=自分は向いていない」
という判断です。

実際は逆です。

何も感じなくなったときの方が、危険
です。

不安があるということは、

・ちゃんと考えている
・先を見ようとしている

という証拠です。


まとめ:不安は「次に進むためのサイン」

集客はできているのに不安が消えない理由は、

・集客をゴールだと思っていた
・売上との距離が見えていない
・再現性がまだ言語化できていない
・評価の中身が分からない
・ゴールが曖昧

このどれか、
もしくは複数が重なっているからです。

この不安は、

・逃げる理由
ではなく
・整えるタイミング

を教えてくれています。

大学生起業は、

不安がゼロになるまで待ってから
次に進むものではありません。

不安を感じながら、構造を一つずつ固めていく
それが、
本当に安定する起業の進み方です。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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