大学生起業のホームページでやってはいけない勘違い

大学生起業を始めると、多くの人がこう考えます。

  • 「ちゃんとしたホームページを作れば信用されるはず」
  • 「ホームページがあれば集客できる」
  • 「まずは見た目を整えよう」

その結果、時間と労力をかけてホームページを作ったのに、

  • まったく問い合わせが来ない
  • 誰にも見られていない
  • 何が悪いのか分からない

という状態に陥る大学生起業家は非常に多いです。

しかしこれは、努力不足ではありません。
ホームページに対する“勘違い”が原因です。

大学生起業のホームページは、
正しく理解して使えば強力な武器になりますが、
間違った期待をすると一気に遠回りになります。

ここでは、
大学生起業で特に多い「ホームページに関する勘違い」を、
ひとつずつ解説します。


勘違い① ホームページは「作れば集客できる」と思っている

最も多く、そして最も危険な勘違いがこれです。

「ホームページを作った=集客の準備ができた」

しかし現実には、

  • 誰にも見られていない
  • 検索にも出てこない
  • SNSからも流れてこない

ホームページは、
存在していないのと同じ状態になりがちです。

ホームページは「集客装置」ではありません。
**集客の“受け皿”**です。

  • 入口(SNS・検索・紹介)
  • 中身(文章・構成)
  • 次の行動(問い合わせ・相談)

この流れがなければ、
どれだけ立派なホームページでも、何も起きません。


勘違い② デザインが良ければ信用されると思っている

大学生起業家ほど、

  • おしゃれなデザイン
  • 洗練された配色
  • かっこいい写真

にこだわりがちです。

もちろん、最低限の見やすさは大切です。
しかし、大学生起業の初期段階では、

デザイン=信用
にはなりません。

なぜなら、訪問者が知りたいのは、

  • 誰がやっているのか
  • 自分の悩みを分かってくれているか
  • 本当に相談して大丈夫か

という点だからです。

見た目が整っていても、

  • 何をしている人か分からない
  • 自分向けか分からない
  • 想いが見えない

ホームページは、
「きれいだけど何も伝わらない」状態になります。


勘違い③ 自分の実績・経歴を前面に出せば信頼されると思っている

大学生起業のホームページでよく見かける構成が、

  • プロフィール
  • 経歴
  • 実績(少ない)

を最初に大きく載せてしまうケースです。

しかし、大学生起業ではそもそも、

  • 実績が少ない
  • 肩書きが弱い

ことがほとんどです。

その状態で無理にアピールすると、

  • 背伸びしている
  • 自分語りが多い

という印象を与えてしまうことがあります。

本当に信頼につながるのは、

  • 実績の量
    ではなく
  • 「相手の悩みをどれだけ具体的に理解しているか」

です。

大学生起業のホームページでは、
「自分は何者か」より先に、
「あなたの悩みはこれですよね?」
を伝える必要があります。


勘違い④ ホームページは「全部説明する場所」だと思っている

大学生起業家は真面目な人が多く、

  • サービス内容
  • 想い
  • 背景
  • 仕組み

すべてを丁寧に説明しようとします。

その結果、

  • 文章が長すぎる
  • 情報が多すぎる
  • 何が言いたいのか分からない

という状態になります。

しかし、ホームページの役割は、

  • 完全に理解してもらうこと
    ではありません。

役割は、

  • 興味を持ってもらう
  • 「話を聞いてみたい」と思ってもらう

ことです。

すべてを説明しようとすると、
読む側は疲れてしまい、
何も行動せずに離脱します。


勘違い⑤ 問い合わせは「いい人だけがしてくれる」と思っている

大学生起業家がホームページで怖がることの一つが、

  • 変な問い合わせが来たらどうしよう
  • 本気じゃない人が来たら困る

という不安です。

その結果、

  • 問い合わせ導線を分かりにくくする
  • ハードルを上げすぎる

というミスをします。

しかし現実には、

  • 問い合わせが来ないことのほうが圧倒的に問題

です。

大学生起業の初期では、

  • 問い合わせ=検証材料
  • 相談=貴重なフィードバック

です。

質を恐れて量を止めてしまうと、
いつまでも改善が進みません。


勘違い⑥ ホームページは「営業しないためのもの」だと思っている

よくある誤解に、

「ホームページがあれば、営業しなくて済む」

という考え方があります。

しかし、これは半分正しくて、半分間違いです。

ホームページは、

  • 売り込む場所
    ではなく
  • 判断を助ける場所

です。

つまり、

  • 興味を持った人
  • すでに温度が上がっている人

が、

  • 不安を解消する
  • 納得する

ために見るものです。

ホームページにすべてを任せようとすると、
集客も営業も中途半端になります。


勘違い⑦ 最初から「完成形」を作ろうとする

大学生起業のホームページで、
最もやってはいけない勘違いがこれです。

「最初から完璧なホームページを作ろう」

実際には、

  • 何が刺さるか
  • 誰が来るか
  • どんな相談が来るか

は、
作ってからでないと分かりません。

にもかかわらず、

  • 何週間も悩み
  • 何度も作り直し
  • 公開が遅れる

という本末転倒な状態になります。

大学生起業のホームページは、

  • 仮説
  • 検証
  • 修正

を前提に作るものです。


正しい考え方:大学生起業のホームページの役割

ここまでの勘違いを踏まえると、
大学生起業におけるホームページの正しい役割は明確です。

  • 集客の主役ではない
  • 信頼の補助装置
  • 話を進めるための土台

ホームページは、

「この人、ちゃんと考えてそうだな」
「一度話してみてもいいかも」

と思ってもらえれば、十分役割を果たしています。


まとめ:ホームページは「魔法の道具」ではない

大学生起業のホームページで失敗する原因は、

  • 技術
  • センス
    ではありません。

期待の置きどころを間違えていることです。

  • 作れば集客できる
  • きれいなら信用される
  • 完璧に説明すべき

こうした勘違いを手放し、

  • 受け皿として使う
  • 改善前提で使う
  • 人との会話をつなぐために使う

この考え方に切り替えられた大学生起業家から、
ホームページは「置物」ではなく
ちゃんと機能するツールに変わっていきます。

Let's share this post !

Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

TOC