ホームページは「作る前」が8割重要な理由

起業を考え始めると、多くの人がまずこう動きます。

「とりあえずドメイン取ろう」
「WordPress入れれば何とかなるよね」
「デザインはあとで考えよう」

ですが、この順番こそが、ホームページで失敗する一番多いパターンです。結論から言います。ホームページは、
“作る作業”よりも“作る前の設計”が8割を占めます。
これは、技術の話でも、デザインの話でもありません。考え方と前提の話です。今回はこのあたりについて書いていきますので是非読んでください。


なぜ「作る前」を軽視してしまうのか

大学生がホームページを「作る前」を軽視してしまう理由は、とてもシンプルです。


理由① 形がある方が進んでいる気がするから

・テーマを選ぶ
・テンプレを当てる
・トップページが表示される

これらは、分かりやすい進捗に見えます。一方で、

・目的を考える
・誰向けかを決める
・何を伝えるか整理する

これらは、目に見えません。そのため、「とりあえず作ろう」という行動になりがちです。


理由② 正解が分からないから

「誰向けにすればいい?」
「サービスまだ固まってないけど?」
「何を書けばいいの?」

こうした問いには、明確な正解がありません。だからこそ、分からない部分を飛ばして、分かる作業に進みたくなるのです。


理由③ 早く公開しないと遅れる気がするから

SNSを見ると、

・もう稼いでいる人
・完成度の高いHP

が目に入ります。すると、「早く作らないと出遅れる」と感じてしまいます。ですが、焦って作ったホームページほど、
後で作り直すことになります。


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なぜ「作る前」が8割なのか

ここから、本題に入ります。なぜ、ホームページは作る前が8割なのでしょうか。理由は、ホームページの本質にあります。


ホームページは「答え」ではなく「結果」

多くの大学生が誤解していますが、ホームページは、

・ビジネスの答え
・集客の解決策

ではありません。ホームページは、今の考え方・設計が、そのまま表に出た“結果”です。だからこそ、

・考えが曖昧
・方向が定まっていない

状態で作ると、曖昧なホームページが出来上がります。


作る前に決まっていないと、後で必ず詰まる

ホームページ制作中に、よく起きるつまずきがあります。

・トップに何を書けばいいか分からない
・プロフィールが書けない
・サービス説明がぼんやりする

これらの原因は、作業スキルではありません。作る前の設計不足です。


作る前に考えるべき「8割の中身」

では、ホームページを「作る前の8割」とは、具体的に何なのでしょうか。

ここから、大学生の起業向けに分解します。


① ホームページの役割を決める

まず最初に考えるべきは、このホームページは、何のために存在するのか?です。ホームページの役割は、
主に次の3つに分かれます。

・不安を減らす
・説明をまとめる
・次の行動につなげる

ここを決めずに作ると、

・何を見てほしいのか分からない
・読む側が迷う

ホームページになります。


② 誰向けのホームページかを1人に絞る

「みんなに向けたホームページ」は、誰にも刺さりません。作る前に決めるべきは、“たった1人の想定読者”
です。

・同じ大学生
・少し前の自分
・同じ不安を持つ人

ここを具体化するだけで、

・文章
・構成
・言葉遣い

すべてが変わります。


③ 「今は何ができていないか」を明確にする

起業では、

・実績がない
・サービスが未完成

ことが多いです。ここを隠そうとすると、ホームページが不自然になります。作る前に大切なのは、「今できていないこと」を把握することです。

・売上はまだ
・試行錯誤中
・検証段階

これを前提に設計すると、無理のないホームページになります。


④ ゴールを「売上」に置かない

多くの大学生が、「ホームページ=売る場所」だと思っています。ですが、起業の初期では、売上をゴールにすると、ホームページは壊れます。

作る前に設定すべきゴールは、

・相談してもらう
・話を聞いてもらう
・考え方を理解してもらう

といった、心理的ハードルの低い行動です。


⑤ 何を“書かないか”を決める

作る前に、意外と重要なのがこれです。

・全部書こうとしない
・立派に見せようとしない

起業した際のホームページでは、書かない勇気が必要です。

・不要な実績
・無理な肩書き
・背伸びした表現

これらを排除する設計が、信頼につながります。


⑥ ページ構成を先に決める

作りながら考えると、必ず迷います。作る前に、

・トップ
・プロフィール
・活動内容
・問い合わせ

といった最低限の構成を紙に書くだけで、制作は一気に楽になります。


⑦ ホームページを「育てる前提」で考える

起業する際のホームページは、一発完成を目指すものではありません。作る前に、「後から変えていい」前提
を持つことが大切です。

・文章は後で直す
・構成は変わる
・ページは増える

この前提があるだけで、手が止まらなくなります。


⑧ 今の自分に合ったレベルを選ぶ

最後に重要なのが、「今の自分に合ったホームページか?」という視点です。

・時間
・スキル
・精神的余裕

これを無視すると、

・途中で止まる
・触らなくなる

原因になります。


作る前を疎かにすると起きる典型例

ここで、よくある失敗例を整理します。


失敗① 見た目はあるが、中身がない

・オシャレ
・それっぽい

でも、

「結局、何の人?」となるホームページ。


失敗② 途中で止まる

・トップはできた
・でも次が書けない

原因は、設計不足です。


失敗③ 作り直しになる

「やっぱり違う…」と、一から作り直すケース。最も時間を失います。


まとめ:作る前に悩んだ時間は、無駄にならない

ホームページは、早く作ることよりも正しく考えることの方が重要です。大学生の起業において、作る前の8割は、
起業そのものを考える時間
でもあります。

・誰に
・何を
・なぜ

この3つを考えた時間は、ホームページだけでなく、

・集客
・サービス
・発信

すべてに活きてきます。焦って作らなくて大丈夫です。でも、考えずに作るのは、一番の遠回りです。ホームページは、作業ではなく、思考の結果です。作る前にしっかり考えた人ほど、後から迷わず、確実に前に進めます。お時間のある方は下記も是非お読みください。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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