ホームページを「不安解消ツール」にする考え方

大学生起業でホームページを作ると、多くの人がこう考えます。

  • 「魅力が伝われば問い合わせが来るはず」
  • 「サービス内容を分かりやすく書けば大丈夫」
  • 「やる気や想いを伝えれば応援してもらえる」

しかし現実はどうでしょうか。

  • ちゃんと書いているのに問い合わせが来ない
  • 興味は持たれていそうなのに行動されない
  • 「いいですね」で終わってしまう

この原因は、
魅力不足でも、熱意不足でもありません。

ほとんどの場合、
相手の「不安」が解消されていないだけです。

大学生起業のホームページは、
売るためのツールではありません。

不安を取り除くためのツールです。

ここでは、

  • なぜ大学生起業では「不安解消」が最優先なのか
  • 人はどんな不安で止まるのか
  • その不安をどうやってHPで解消するのか

を、現実ベースで詳しく解説します。


なぜ大学生起業のホームページは「不安解消」が最重要なのか

まず、前提を整理します。

大学生起業のホームページを見る人は、

  • すでにある程度興味を持っている
  • 少なくとも「怪しそうだから即閉じる」段階は越えている

ケースがほとんどです。

それでも行動しない理由は、
**「不安がゼロになっていないから」**です。

人は、
魅力が100点でも、不安が1つでも残っていると動きません。

特に大学生起業では、

  • 相手が大学生
  • 実績が少ない
  • 会社としての歴史がない

この前提があるため、
不安のハードルが最初から高いのです。

だからこそ、

大学生起業のホームページは
「期待を高める」より
「不安を減らす」ことが最優先

になります。


大学生起業のホームページで発生する「代表的な不安」

では、訪問者はどんな不安を抱えているのか。
ここを具体的に理解することが、すべての出発点です。


不安①:この人、本当に大丈夫かな?

  • 若そう
  • 実績がなさそう
  • ちゃんとしているのか分からない

これは、ほぼ全員が無意識に感じます。

ここで重要なのは、
この不安は失礼でも悪意でもないということです。

人として、当然の反応です。


不安②:話したら売り込まれないかな?

  • 無理に契約させられないか
  • 断りにくい雰囲気じゃないか
  • 無料って書いてあるけど後で請求されないか

特に大学生起業では、
この不安が非常に強くなります。


不安③:自分みたいな人が相談していいのかな?

  • レベルが低すぎないか
  • まだ早すぎないか
  • 冷たくされないか

これは、
相手自身に向いている不安です。


不安④:時間や手間が無駄にならないかな?

  • 話したけど意味なかった
  • 期待したのと違った
  • 何を得られるか分からない

この不安があると、
人は「また今度にしよう」と行動を先延ばしにします。


ホームページを「不安解消ツール」にする基本思想

ここで、大学生起業のホームページにおける
根本的な考え方を定義します。

ホームページとは
「行動を促すための場所」ではなく
「行動を止めている不安を一つずつ消す場所」

この視点に立つと、
ホームページの見え方が180度変わります。

  • 何をアピールするか
    ではなく
  • どんな不安を消すか

これが、設計の基準になります。


不安を解消するためにHPでやるべき具体策

ここからは、
大学生起業のホームページで
実際にやるべき具体的な方法を解説します。


①「誰のためのサービスか」を異常なほど具体的に書く

不安③(自分が対象か分からない)を消すには、
これが最重要です。

  • 起業に興味はあるけど何から始めていいか分からない大学生
  • 情報を調べすぎて動けなくなっている人
  • 周りに相談できずに一人で悩んでいる人

ここまで書くことで、

「あ、自分向けだ」

と安心してもらえます。

逆に、

  • 大学生の皆さんへ
  • 起業したい人へ

では、不安は消えません。


②「売り込まない姿勢」を明言する

不安②を消すには、
書かないより、書いたほうがいいことがあります。

例:

  • 無理な勧誘はしません
  • 相談だけでも問題ありません
  • 合わない場合は正直にお伝えします

これは、
自分を守るためでもあります。

この一文があるだけで、
行動のハードルは一気に下がります。


③「できないこと・向いていない人」をあえて書く

不安①(信用)と②(売り込み)を同時に消せる方法です。

例:

  • すぐに結果を求める人には向いていません
  • 行動する気がない人はサポートできません

これは排除ではなく、
誠実さの証明です。

「誰でもOK」より、
「合う人・合わない人がある」ほうが信頼されます。


④「どんな流れで進むか」を具体的に書く

不安④(時間・無駄)を消すには、
流れの可視化が有効です。

例:

  1. フォームから問い合わせ
  2. 日程調整
  3. 30分ほど話を聞く
  4. 必要であれば次の提案

これだけで、

  • 何をされるか分からない不安
  • 変な展開にならないかという不安

が消えます。


⑤ 顔・名前・立場を隠さない

大学生起業で最も簡単かつ強力な不安解消がこれです。

  • 顔写真(プロでなくてOK)
  • フルネーム
  • 大学生であること

「逃げない人」という印象は、
実績より強い安心材料になります。


「魅力を伝える」より「不安を減らす」が先

ここで重要な優先順位を整理します。

  • 魅力を伝える
    より
  • 不安を減らす

この順番を逆にすると、
どれだけ良いサービスでも動いてもらえません。

大学生起業のホームページは、

  • ワクワクさせる場所
    ではなく
  • 安心させる場所

です。


不安解消型HPに変えた大学生起業家の変化

実際に、

  • 実績がない
  • デザインは普通
  • サービス内容もシンプル

それでも、

  • 不安を丁寧に消す
  • 誠実さを前面に出す

こうしたHPに変えただけで、

  • 相談が来る
  • 返信率が上がる
  • 話がスムーズに進む

という変化が起きるケースは非常に多いです。

理由はシンプルです。

人は「期待」で動くのではなく
「安心」で動く

からです。


まとめ:大学生起業のHPは「安心を積み上げる装置」

大学生起業のホームページは、

  • 売る場所
  • 説得する場所
  • 自慢する場所

ではありません。

不安を一つずつ取り除く場所です。

  • この人は大丈夫そう
  • 無理に売られなさそう
  • 自分の話を聞いてくれそう

ここまで感じてもらえれば、
行動は自然に起きます。

大学生起業において、

  • 信頼
  • 実績
  • 集客

これらはすべて、
**不安解消の「結果」**です。

まずやるべきは、
ホームページを
「魅せるツール」から
「不安解消ツール」へと役割変更すること

この視点を持てた瞬間、
ホームページは
大学生起業を前に進める
最も頼れる味方に変わります。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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