「起業するなら、まず売らなきゃいけない」
多くの大学生が、そう思い込んでいます。
でも実は、大学生起業で結果を出している人ほど、最初は“売っていません”。
むしろ「売ろう」としなかった人の方が、結果的に早く売上を作っています。
これは精神論ではなく、構造的な理由があります。
なぜ「売ろう」とすると失敗しやすいのか
大学生が起業を始めた瞬間、よく起きるのがこの状態です。
- 実績がない
- 経験も浅い
- 人脈もない
- 何が正解かわからない
この状態で「売ろう」とすると、どうなるか。
・自信がなくなる
・言葉が不自然になる
・相手の反応が気になりすぎる
・断られるのが怖くなる
結果として、
自分を大きく見せようとするか、
逆に何も言えなくなるか、
どちらかに偏ります。
そして相手は、敏感にそれを感じ取ります。
「この人、売りたいんだな」
「まだ準備できていないな」
そう思われた瞬間、信頼は生まれません。
起業初期に本当に足りないものは「商品」ではない
多くの大学生はこう考えます。
「もっと良い商品を作らなきゃ」
「もっと安くしなきゃ」
「もっとすごく見せなきゃ」
でも、起業初期に足りないのは商品力ではありません。
足りないのは「信頼の材料」です。
信頼は、
・実績
・経験
・人柄
・考え方
・姿勢
こうした要素の積み重ねで生まれます。
そしてこれらは、売らなくても積み上げることができるものです。
「売らない」とは、何もしないことではない
ここで勘違いしてはいけないのは、
「売らない=何もしない」ではない、ということです。
むしろ逆です。
売らない時期にやるべきことは、とても多い。
- 誰のどんな悩みを解決したいのかを言語化する
- 実際に困っている人の話を聞く
- 無料でできることを提供してみる
- 発信を通して考え方を伝える
- 小さな成功体験を積む
これらはすべて、未来の売上につながる行動です。
ただし、
「今すぐお金をもらおう」としないだけ。
売らない方が信頼が早く貯まる理由
人は、売られていると感じた瞬間に警戒します。
特に、
・実績が少ない人
・若い人
・大学生
この3つが重なると、相手の警戒心はさらに高まります。
だからこそ、最初から売らない。
- 役に立つ情報を出す
- 無料でサポートする
- 正直に「勉強中です」と伝える
こうした姿勢は、
「この人は信用できそう」
という印象を生みます。
結果的に、
相手の方から相談される立場に変わっていきます。
「売らない期間」は無駄ではない
売らない期間があると、
「時間を無駄にしている気がする」
「周りに置いていかれそう」
と不安になるかもしれません。
でも、この期間は無駄ではありません。
むしろ、
- 自分の強みが明確になる
- 相手の本音が見えるようになる
- 断られる恐怖が減る
- 自分の言葉で話せるようになる
こうした変化が起こります。
そして気づいた頃には、
売らなくても売れる状態ができあがっています。
売上は「信頼の後」にしか生まれない
起業で生まれる売上は、
スキルや商品力だけで決まるわけではありません。
「この人から買いたい」
「この人なら任せたい」
そう思ってもらえた時、初めて売上が生まれます。
つまり、
信頼 → 相談 → 提案 → 売上
この順番を飛ばすことはできません。
大学生起業で失敗する多くのケースは、
この順番を無視して
いきなり「提案」や「売上」を取りに行ってしまうことです。
最初に目指すべきゴールは「売上」ではない
大学生が最初に目指すべきゴールは、
月◯万円の売上ではありません。
- 「ありがとう」と言われること
- 相談される回数が増えること
- 自分の言葉で説明できるようになること
- 小さくても役に立てた実感を持つこと
これらが積み重なった先に、売上があります。
焦らなくて大丈夫です。
最初は売らない。
その代わり、信頼を本気で積み上げる。
これが、大学生起業で遠回りに見えて、
実は一番近道になる理由です。
