大学生が起業を考えたとき、多くの人が最初にぶつかる壁があります。
それは、
「まずは知り合いに売ったほうがいい」
「友達や先輩から始めるのが王道」
というアドバイスです。
一見、正しそうに聞こえます。
しかし結論から言うと、大学生起業において、知り合いに営業する必要はありません。
むしろ、知り合いに営業しようとすることが、起業を止めてしまう原因になるケースは非常に多いです。
ここでは、なぜ大学生が「知り合いに営業しなくていい」のか、
そして、代わりにどこから始めればいいのかを、順を追って説明します。
知り合い営業が一番しんどい理由
大学生が営業を怖く感じる最大の理由は、
断られることそのものではありません。
本当に怖いのは、
・気まずくなること
・関係性が壊れること
・「変なこと始めたな」と思われること
この3つです。
知り合いへの営業は、
「ビジネスの失敗」ではなく
「人間関係の失敗」に直結しやすい。
だから、頭では
「営業しなきゃ」
と思っていても、体が動かなくなります。
これは意志の弱さではなく、
人として自然な反応です。
そもそも知り合いは「お客さん」ではない
ここで一つ、冷静に考えてみてください。
あなたの知り合いは、
本当にそのサービスを必要としているでしょうか?
多くの場合、答えは「たまたま知っている人」です。
ニーズがあるから近くにいるわけではありません。
つまり、知り合い営業とは
「必要かどうか分からない相手に、関係性を使って売りに行く行為」
になりがちです。
これは、売る側にとっても、買う側にとっても不幸です。
「最初は知り合いから」が生む誤解
よく言われる
「最初は知り合いから売れ」
という言葉は、半分だけ正しく、半分は危険です。
正しいのは、
「信頼関係があると話は聞いてもらいやすい」
という点。
しかし、大学生がやってしまうのは、
「信頼関係=買ってくれるはず」
という勘違いです。
信頼と購入は、別物です。
信頼しているからこそ、
・断りづらい
・本音を言いづらい
・義理で買ってしまう
こうした歪んだ取引が生まれやすくなります。
義理の売上は、必ず自分を苦しめる
仮に、知り合いが
「応援のつもり」で買ってくれたとします。
一見、良いスタートに見えるかもしれません。
しかし、その売上は長続きしません。
なぜなら、
・本当のニーズではない
・継続しない
・紹介が生まれない
からです。
さらに怖いのは、
「これでいいんだ」という間違った成功体験が残ることです。
結果として、
「知り合いにしか売れない」
「外に出るのが怖い」
という状態に陥ります。
知り合いに売らない方が、実は誠実
大学生の多くは
「知り合いに営業しないのは甘えでは?」
と感じます。
しかし、実際は逆です。
・必要な人に届ける
・不要な人に売らない
・関係性を利用しない
これは、非常に誠実な姿勢です。
ビジネスは、
「誰にでも売ること」ではありません。
**「必要な人にだけ届けること」**です。
大学生が本当に狙うべき最初の相手
では、誰に向けて始めればいいのか。
答えはシンプルです。
**「すでに困っている人」**です。
・SNSで悩みを発信している人
・掲示板やコミュニティで質問している人
・「どうしたらいいか分からない」と言っている人
この人たちは、
あなたと知り合いである必要はありません。
むしろ、
「知り合いじゃないからこそ、素直に相談できる」
というケースが非常に多いです。
知り合いじゃないから、対等に話せる
知り合いへの営業では、
どうしても上下関係や過去の関係性が影響します。
一方、初対面の相手なら、
・過去の自分を知られていない
・大学生という立場が素直に出せる
・「合わなければ終わり」で済む
という圧倒的な気楽さがあります。
この「気楽さ」こそが、
大学生起業にとって最大の武器です。
断られても何も失わない
知り合い以外への営業で断られても、
失うものは何もありません。
・関係性は壊れない
・評判も落ちない
・次に進めばいいだけ
この状態で経験を積めることは、
大学生にとって非常に大きな価値です。
むしろ、
断られる経験を安全に積める環境とも言えます。
知り合いに営業しない大学生の方が伸びる
実際に伸びる大学生起業家ほど、
最初から知り合いに売ろうとしません。
・まずは外で試す
・反応を見る
・改善する
このサイクルを回しています。
その結果、
・本当に必要とされる形が見える
・言語化が上手くなる
・自信が積み上がる
という好循環が生まれます。
まとめ:知り合いに売らなくていい。外に出ていい。
大学生起業において、
知り合いに営業する必要はありません。
むしろ、
・気まずさ
・恐怖
・無駄なプレッシャー
これらを抱えたまま起業を始める方が、よほどリスクです。
知らない誰かの悩みを解決する。
それが、ビジネスの本質です。
知り合いに売れなくても大丈夫。
外に出て、必要としている人を探してください。
その方が、
楽で、誠実で、長く続く起業になります。
