大学生起業を考えたとき、多くの人が一度はこう思います。
「DM営業って、やった方がいいのかな?」
「大学生がいきなりDM送ったら失礼じゃない?」
「そもそも嫌われそうで怖い…」
SNSやメールを使ったDM営業は、コストもかからず、今すぐ始められる営業手法です。
一方で、「迷惑」「スパム」「うざい」というイメージを持たれやすいのも事実です。
結論から言うと、DM営業は大学生でも「やっていい場合」と「やってはいけない場合」がはっきり分かれます。
問題は、DM営業そのものではなく、やり方と判断基準です。
DM営業=悪、ではない
まず大前提として知っておいてほしいのは、
DM営業そのものが悪いわけではないということです。
世の中には、
- DMがきっかけで仕事につながった
- DMから有益な情報を得られた
- DMがなければ知らなかったサービス
こうしたケースも確実に存在します。
つまり、DM営業が嫌われる理由は「DMだから」ではありません。
中身と姿勢が間違っているから嫌われるのです。
大学生がDM営業で失敗しやすい理由
大学生起業家がDM営業で失敗しやすい理由は、主に次の3つです。
1つ目は、いきなり売ろうとすること。
2つ目は、相手を調べていないこと。
3つ目は、自分本位な文章になっていること。
この3つが揃うと、DMはほぼ確実に無視されるか、ブロックされます。
「はじめまして!大学生起業家です!」
「今なら特別価格でご案内できます!」
「ぜひ一度お話させてください!」
このようなDMは、相手にとって何の価値もありません。
大学生かどうか以前に、営業として成立していないのです。
大学生がDM営業を「やっていい」判断基準
では、大学生がDM営業をしてもいいのは、どんな場合でしょうか。
判断基準はとてもシンプルです。
「このDMは、相手にとってプラスになるか?」
これだけです。
具体的には、次の条件を満たしているかを確認してください。
① 相手の状況を理解しているか
DMを送る前に、最低限その人のことを調べていますか?
- どんな発信をしているか
- 何に困っていそうか
- どんな活動をしているか
これを確認せずに送るDMは、ただの一斉送信です。
相手は一瞬で「テンプレだな」と気づきます。
大学生が送るDMだからこそ、
「ちゃんと見てくれているな」と思ってもらえることが重要です。
② いきなり売っていないか
大学生がDM営業でやってはいけない最大のミスは、
初回DMで売ろうとすることです。
DMは、契約を取る場所ではありません。
あくまで「会話の入り口」です。
最初のDMでやるべきことは、
- 共感する
- 質問する
- 興味を示す
これだけで十分です。
「〇〇の投稿、すごく勉強になりました」
「この取り組み、どんなきっかけで始めたんですか?」
このレベルのDMであれば、営業色はほとんどありません。
③ 自分の立場を正直に伝えているか
大学生がDM営業をする場合、
背伸びは逆効果です。
- 大学生であること
- 起業準備中であること
- 勉強中であること
これを正直に伝えた方が、むしろ安心感を持たれます。
「大学生ですが、起業を目指していて勉強させていただきたく…」
この一文があるだけで、DMの印象は大きく変わります。
大学生がDM営業を「やってはいけない」ケース
一方で、次のような場合はDM営業を控えるべきです。
① 数を打てば当たる、と思っているとき
DM営業を「数撃ちゃ当たる」と考えた瞬間に、失敗が始まります。
- 100通送れば1件取れる
- 反応率は気にしない
こうした考え方は、大学生起業とは相性が最悪です。
なぜなら、信用を削りながら営業しているからです。
② 相手の時間を奪う意識がないとき
DMを読む時間も、返信する時間も、相手の大切な時間です。
その意識がないDMは、必ず伝わります。
「とりあえず送ってみる」
「返ってきたらラッキー」
この姿勢のDMは、大学生でなくても嫌われます。
③ 自分の不安を解消するために送っているとき
DM営業がうまくいかない大学生の多くは、
不安を紛らわすためにDMを送っています。
- 行動している気になりたい
- 何もしない不安が嫌
- 動いていない自分が怖い
この状態で送るDMは、相手にとって価値がありません。
大学生起業におけるDM営業の正しい位置づけ
大学生起業において、DM営業は「主戦力」ではありません。
あくまで補助的な手段です。
本来優先すべきなのは、
- リアルなヒアリング
- 小さな実績作り
- 発信による信頼構築
これらを積み上げた上で、
「どうしても直接聞いてみたい相手」に送るのが、正しいDM営業です。
DM営業で一番大切な判断基準
最後に、大学生がDM営業をするか迷ったときの、
最も大切な判断基準をお伝えします。
「このDMを、自分がもらったらどう感じるか?」
- 嬉しいか
- 邪魔か
- 無視したくなるか
この問いに正直に答えてみてください。
もし「正直、嫌だな」と思うなら、
そのDMは送るべきではありません。
大学生のDM営業は「営業」ではなく「きっかけ作り」
大学生がDM営業をしてもいいかどうかは、
年齢や立場では決まりません。
相手への配慮があるかどうか、
それだけです。
DM営業は、売るための手段ではありません。
関係性を作るための「きっかけ」です。
売りたい気持ちが先に来たら、やらない。
相手を知りたい気持ちが先に来たら、やっていい。
この判断基準を持っていれば、
DM営業は大学生にとっても、十分に使える営業手法になります。
