オンライン営業と対面営業、大学生に向いているのはどっち?

大学生がゼロから起業しようとすると、必ず出てくる疑問があります。

「営業はオンラインと対面、どっちがいいんですか?」
「まずは直接会ったほうがいいですか?」
「オンラインだけだと信用されませんか?」

この質問に対して、
「業種による」「人による」
という曖昧な答えをよく見かけます。

しかし、大学生起業という前提に立つと、
明確に考えるべきポイントがあります。

結論から言うと、
大学生がゼロから始めるなら、オンライン営業を軸に考えるべきです。
ただし、対面営業が不要という意味ではありません。

ここでは、
・それぞれの特徴
・大学生にとっての向き不向き
・最も失敗しにくい使い分け方

を順番に解説します。


そもそも「営業で一番大事なこと」

比較に入る前に、大前提を一つ押さえておく必要があります。

営業で一番大事なのは、
うまく話すことでも、印象を良くすることでもありません。

それは、
「試行回数を増やせるかどうか」
です。

大学生起業の初期は、
・正解が分からない
・経験がない
・自信もない

この状態で必要なのは、
失敗しながら学べる環境です。

この観点で見ると、
オンライン営業と対面営業には、はっきりとした差があります。


対面営業の特徴と大学生にとっての難しさ

まず、対面営業の特徴から見ていきましょう。

対面営業のメリット

・空気感が伝わりやすい
・信頼関係を作りやすい
・深い話になりやすい

これは事実です。
特に、関係性ができた後の対面は非常に強力です。

しかし、大学生が最初から対面営業を選ぶと、
次のような壁にぶつかりやすくなります。

大学生にとってのデメリット

・アポイントを取るハードルが高い
・移動時間と交通費がかかる
・断られた時の精神的ダメージが大きい
・1日に試せる回数が極端に少ない

たとえば、1回の対面営業で半日使うことも珍しくありません。
その結果、
「失敗=大きな消耗」
になりやすいのです。


オンライン営業の特徴と大学生との相性

次に、オンライン営業です。

オンライン営業のメリット

・場所を選ばない
・コストがほぼかからない
・短時間で試せる
・断られてもダメージが小さい

これは、大学生起業において致命的に重要です。

大学生は、
・時間
・お金
・経験

すべてが限られています。
オンライン営業は、これらをほとんど消費せずに挑戦できます。


「信用されないのでは?」という不安について

大学生がオンライン営業を避けたがる最大の理由は、
「オンラインだと信用されないのでは?」
という不安です。

しかし、実際には逆のケースも多くあります。

・大学生だからこそ、オンラインの方が自然
・いきなり会おうとしない方が安心される
・相談ベースなら、なおさらオンラインが向いている

特に、
「まずは話を聞くだけ」
というスタンスなら、オンラインは非常に相性が良いです。


試行回数の差が、成長速度の差になる

ここで、オンラインと対面の最大の違いを整理します。

対面営業

・1日1件できれば多い
・準備と移動が必要
・失敗のダメージが大きい

オンライン営業

・1日5〜10件試せる
・準備がシンプル
・失敗してもすぐ次に進める

大学生起業の初期に必要なのは、
完璧な1件より、不完全でも10件です。

この差は、
数週間で圧倒的な経験値の差になります。


対面営業が活きるタイミング

ここで大事なのは、
「対面営業=悪」
ではないという点です。

対面営業が真価を発揮するのは、
次のようなタイミングです。

・オンラインで関係性ができた後
・具体的な相談が深まった時
・継続的な仕事の話になった時

つまり、
最初から対面に行かない
というだけです。

オンラインで
・話す
・理解する
・信頼を作る

その延長線上に、対面がある。
この順番が、大学生には最も安全です。


大学生におすすめの基本戦略

大学生がゼロから起業するなら、
営業は次の順番で考えるのがおすすめです。

  1. オンラインで相談を受ける
  2. 課題やニーズを把握する
  3. 小さく提案する
  4. 必要に応じて対面する

この流れなら、
・無理に売らない
・断られても消耗しない
・自然に経験が積める

という状態を作れます。


オンライン営業が「練習の場」になる

オンライン営業の最大の価値は、
営業の練習ができることです。

・話の聞き方
・質問の仕方
・伝え方

これらは、
オンラインでも十分に身につきます。

しかも、
失敗しても誰にも迷惑がかかりません。

大学生にとって、
これほど安全な成長環境はありません。


まとめ:大学生は「オンライン軸」で考える

オンライン営業と対面営業、
大学生に向いているのはどっちか。

答えは、
オンラインを軸にして、対面を使う
です。

いきなり対面に行く必要はありません。
無理に会う必要もありません。

まずは、
・話す
・聞く
・試す

これをオンラインで繰り返してください。

その中で、
「この人とは会った方がいい」
という相手が、自然と見えてきます。

営業は、勇気ではなく設計です。
大学生起業においては、
消耗しない設計を選ぶことが、何より重要です。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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