営業という言葉を聞くと、多くの大学生はこう思います。
「何かを提案しなきゃいけない」
「解決策を出さなきゃ意味がない」
「結論を持ち帰らせないと失敗だ」
でも、大学生起業においては、
この考え方が一番の落とし穴になります。
実は、営業の場で
あえて「提案しない」選択をした大学生ほど、後から仕事につながる
というケースは少なくありません。
なぜ「提案しない」という発想が生まれないのか
多くの大学生が、営業の場で無理をします。
- 何か言わなきゃ
- 役に立たなきゃ
- 価値を出さなきゃ
この焦りは、
「提案できなかったらダメな営業だ」
という思い込みから生まれています。
でも、よく考えてみてください。
相手の状況を十分に理解しないまま出す提案は、
本当に相手のためになっているでしょうか。
提案は「善意」に見えて、実はリスクが高い
大学生が営業で提案するとき、
多くの場合こうなります。
- 情報が足りない
- 経験が浅い
- 相手の背景を知らない
この状態で出す提案は、
良かれと思っていてもズレやすい。
ズレた提案をされた相手は、こう感じます。
「ちゃんと分かってないな」
「まだ早いな」
「この大学生、少し危ないかも」
この瞬間、
信頼は静かに下がっていきます。
「提案しない」は逃げではない
ここで大事なのは、
提案しない=何もしない、ではない
ということです。
提案しない営業で、大学生がやるべきことは明確です。
- 相手の状況を正確に理解する
- 課題が本当に課題かを一緒に考える
- 今は動くタイミングかどうかを整理する
これだけで、
相手から見ると十分すぎるほど価値があります。
「今は提案できません」と言える強さ
提案しない営業で、
最も信頼を生む言葉があります。
「正直、今は僕から提案できる段階じゃないです」
この一言を言える大学生は、
一気に印象が変わります。
相手はこう感じます。
「この大学生、冷静だな」
「無理に売ろうとしないな」
「信用しても大丈夫そうだな」
営業で一番警戒されるのは、
何がなんでも提案しようとする姿勢です。
提案しない大学生が「覚えられる」理由
提案しない営業をした大学生は、
なぜか相手の記憶に残ります。
理由はシンプルです。
- 売り込まなかった
- 無理な話をしなかった
- 相手の立場を優先した
多くの営業が「何かを提案する」中で、
提案しなかった大学生は強烈な差別化になります。
そして後日、
相手が困ったときにこう思い出されます。
「そういえば、あの大学生…」
大学生が提案しない方がいいタイミング
大学生起業では、
特に提案しない方がいい場面があります。
- 相手の課題が整理できていないとき
- そもそも困っていないとき
- 今すぐ動く必要がないとき
- 自分の知識や経験が足りないとき
このタイミングで無理に提案すると、
「若いな」「焦ってるな」という印象だけが残ります。
提案しない代わりにやるべきこと
では、提案しない営業で
具体的に何をすればいいのか。
やることは、実はとても地味です。
- 相手の話を要約して返す
- 課題の整理を手伝う
- 選択肢を並べる
- 決めなくていいと伝える
これだけで、相手はこう感じます。
「頭が整理された」
「話してよかった」
「この大学生、意外と頼れる」
「何も売らなかったのに感謝される」状態
提案しない営業を続けていると、
不思議なことが起こります。
- 「また相談していい?」
- 「今度、別の人も紹介するよ」
- 「あの件、お願いできる?」
何も売っていないのに、仕事が生まれる。
これは偶然ではありません。
相手にとって、
「安心して話せる存在」になっているからです。
提案は「信頼が溜まった後」に出すもの
提案は悪ではありません。
ただし、順番があります。
- まず理解
- 次に信頼
- その後に提案
この順番を守れる大学生は、
提案が通りやすくなります。
逆に、
信頼がない状態で出す提案は、
どれだけ内容が良くても刺さりません。
大学生起業で一番強い営業スタイル
大学生起業で一番強い営業は、
「話がうまい人」でも
「提案が鋭い人」でもありません。
提案しない勇気を持てる人です。
- 焦らない
- 無理をしない
- 相手を最優先にする
この姿勢が、
結果的に一番早く信頼を積み上げます。
まとめ:営業で「提案しない」という選択肢
- 提案しないことは失敗ではない
- むしろ、信頼を生む行動
- 大学生は「分からない」と言っていい
- 提案は信頼が溜まってから
営業は、
何かを押し出す場ではありません。
相手の状況を一緒に整理する場です。
提案しないという選択肢を持てたとき、
営業は一気に楽になります。
そして気づいた頃に、
相手の方から「お願いしたい」と言われる。
それが、
ゼロから起業する大学生にとって
一番再現性の高い営業の形です。
